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銀河を漂うタンザナイト

作者:ASHTAROTH
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オリジナル艦艇紹介

 
前書き
今回はオケアノスやリューリクなどの艦艇紹介。話が進むことに随時更新していきます。 

 
戦艦オケアノス
・戦艦オケアノスは自由惑星同盟末期に建造されたアイアース級戦艦の22番艦である。第4艦隊
旗艦として、宇宙歴796年に就役した.

・性能諸元
全長:1220m
全幅:74m
全高:72m
乗員:1280名
標識:0401
艦長:ブリス・ドルビニー中佐
・武装
艦首22㎝中性子ビーム砲50門
12㎝荷電粒子ビーム砲86門(機関部ブロック80門+艦橋部ブロック6門)
レールガン4門
垂直発射式ミサイルランチャー12門
戦闘艇8機

・特徴:自由惑星同盟軍の保有する大型戦艦アイアース級の22番艦。22隻作られた(バリエーションも含めると26隻)アイアース級の中でも最後に建造された艦。同型艦の中では795年に戦没した第11艦隊旗艦エピメテウや第5艦隊旗艦リオ・グランデに次ぐ長さを誇る。
アイアース級としてはやや小口径な主砲を搭載しつつ砲門数を稼ぐことで攻撃力を上昇、防御面では同型艦と比べると遥かに強力なシールドと装甲を装備していた。また、主砲や防御面での性能強化と引き換えにしてか、航行能力や搭載能力などは低下しており、特に後部機関部ブロックには動力炉が二つに補助エンジンが搭載されているため、非常に手狭な空間となっていた。
またそのエネルギーも攻撃力と防御力に振り分けていたことから、同艦が高速で運動することは難しく艦載戦闘艇の搭載数も同型艦の中では最も少なかった。
同盟軍旗艦の例にもれず本艦も、テストベッドとしての側面を持ち、エネルギーチャンバーや試作型ジェネレーターに、蓄電装置等が装備され、後にトリグラフやアキレウス、ディオメデスに生かされている。
本艦は元々アイアース級の18番艦として宇宙歴760年に辺境守備艦隊旗艦として建造が決定されるも、50%まで建造が進行したところで財政難により建造が中止されてしまう。しかし宇宙歴796年4月に新たに第4艦隊司令官に昇進したアラン・クロパチェク少将の旗艦として建造再開が決定。新しく建造するのではなく元々作りかけだった18番艦の船体を再利用する形で建造が進められた。この際アスターテ星域で大破漂流していた第四艦隊旗艦レオニダスを始め他数隻の艦艇を回収・解体してその資材やエンジンをオケアノス建造に補填したのである。その結果武装ブロックと居住ブロックこそ18番艦そのままで、後ろ半分の機関部と上部格納庫はレオニダスというシルエットを持つ。
外見上の特徴としては同盟軍特有の縦長で長方体の艦体であり、艦首の武装ブロック、中央部の居住ブロック、艦尾の機関部ブロック、の3つのブロックに分かれている。艦首と胴体中央が括れるスタイルはアイアース級の特徴の一つでもあるが、本艦は長距離砲装備型の為、艦首下部の括れはパラミデュース同様に上部より傾斜しているだけに留められ、同型艦より艦種が長いだけでなく砲門数の多さから5mほど縦に長いという外観的特徴を持つ。他にもフィン状アンテナが第3艦隊旗艦ク・ホリン同様に機関部にも装備されているほか、大型純水タンクが上下合わせて6基に計6基設置され、さらに機関部にはエネルギーを供給するために標準型戦艦の主機関を補助エンジンとして2基搭載した。これに伴い他のアイアース級戦艦で標準装備だった、艦橋ブロック側面の星間物質取り込み口が廃止され、その部分には装甲が増設された。
また船体中央部には索敵用の各種レーダーアンテナが装備されている。
攻撃力に関しては22㎝と主砲口径こそ下がったが砲門数を増やすことで口径の低さを補っている。それ以外にも副砲を64門に、レールガン4門と十分な火力を誇る。
本艦最大の特徴ともいえる防御力の高さは折り紙付きで、装甲の大幅な増加によってこの当時の同盟軍艦艇としては破格の対ビームシールドに加え、強力な装甲も備えている。
機動力に関しては他の同盟軍艦艇同様に元々機動性自体は高かったが、改装の結果やや悪化した。



分艦隊旗艦級標準型戦艦リューリク
・戦艦リューリクは自由惑星同盟軍の標準型戦艦の一隻で、星間警備艦隊などの小部隊の旗艦として運用することを目的に建造された。

・性能諸元
全長:632m
全幅:65m
全高:300m(アンテナ有)
乗員:720名
標識:0403
艦長:イェッセ・ヤンセンス中佐
・武装
艦首20cm中性子ビーム砲10門
艦底部ミサイルランチャー8門
副砲16門
戦闘艇10機

・特徴:第4艦隊分艦隊司令官セルゲイ・パノフ准将が長らく旗艦として座乗した戦艦。所謂制式艦隊分艦隊旗艦専門艦として開発されたアバイ・ゲセルやムフウエセとは異なり、小規模な警備管区艦隊や辺境守備艦隊での艦隊旗艦として運用することを視野に入れて建造された戦艦。元々自由惑星同盟軍の辺境に配備された警備艦隊などの小部隊は、一般的な標準型戦艦を旗艦として運用していたが、何の改装も施されていないただの標準型戦艦では2000隻程度の小部隊とは言え少なからず指揮管制に無理があったため、標準型戦艦をベースに指揮管制能力や攻撃力を強化したものが就役したのだった。
同艦は設計的にはアバイ・ゲセルの準同型艦にあたり、アイアース級の指揮モジュールとFTLアンテナを装備し、指揮管制能力の拡大を図った。
また攻撃力に関しても主砲門数を4門増やして12門に増やしたほか、第10艦隊旗艦盤古と同じように艦首下部にミサイルランチャーを装備するといったように攻撃能力も増加している。ただ攻撃能力は増加したが、似たような設計思想を持つ帝国軍のネルトリンゲンが動力炉を大型増強したのに対して、本艦はチューンアップだけにとどめているため継戦能力に欠ける欠点がある。
パノフ准将の第四艦隊分艦隊司令官拝命に伴い、本艦も第四艦隊分艦隊旗艦として栄転するも、パノフ准将がアスターテ会戦時に負傷し、傷の深さからそのまま名誉除隊したため主未定のままでとどめ置かれていたが、第七次イゼルローン要塞攻防戦の直前に第四艦隊分艦隊司令官ザーニアル准将の旗艦として、修理後にザーニアルを乗せて出撃している。 
 

 
後書き
こういう風に兵器の設定考えるのもなかなか楽しいです。
次はイゼルローン要塞攻略戦です。 
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