| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ウルトラマンカイナ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

女傑編 ウルトラバオロンファイト

 
前書き
◇今話の登場人物及び登場メカ

劉静(リウジン)
 BURK中国支部出身の女性パイロットであり、猪突猛進気味な凛風(リンファ)を理知的にサポートする副官でもある。ボーイッシュな顔立ちと紺髪金眼が特徴の、怜悧な爆乳美女。27歳。
 スリーサイズはバスト94cm、ウエスト60cm、ヒップ91cm。カップサイズはG。
 ※原案は俊泊先生。

◇BURK爆龍(バオロン)
 38.5mという巨体を誇るBURKの新型爆撃機。強力な対怪獣爆弾を搭載しており、凛風(リンファ)が主に指揮を取る。
 ※原案は俊泊先生。

◇BURKサーチナイフ
 琴乃達が太腿のベルトに装備している投擲用のナイフであり、柄の部分には攻撃対象を追跡するための音波を発信する装置が内蔵されている。


 

 

 ミクロネシア連邦の近海に位置する、南国のリゾート地。その常夏の島では最近、観光客が浜辺で「謎の触手」に襲われるという事件が頻発しているのだという。
 地球に残留している怪獣の仕業と睨んだ、駒門琴乃(こまかどことの)を筆頭とするBURKの精鋭達は、その事件の全貌を調査するべく問題のリゾート地に向かい――

「そーれっ! 琴乃様っ、今度こそ本気で行きますよぉっ!」
「いいぞエレーヌ、どこからでも掛かって来いッ!」

 ――3対3のビーチバレーに興じていた。燦々と輝く太陽に照らされた砂浜を舞台に、競泳水着を纏う6人の爆乳美女が激しく乳房と巨尻を弾ませ、ボールを打ち合っている。
 砂浜のコートを駆け回る駒門琴乃、アメリア、イヴァンナ、凛風(リンファ)、オリヴィア、エレーヌの6人は、貸切状態となっているリゾート施設を存分に堪能していた。

「うふふっ……イヴァンナ様、手加減など必要ありませんわ。私こう見えても、ビーチバレーについては心得がありましてよ!」
「ほう……? ならば遠慮は必要なさそうですね。お望み通り本気で参りますよ、オリヴィア」

 優美にして肉感的な白い足が砂浜を踏み締めるたびに、たわわに実った乳房とむっちりとした巨尻が、雄の劣情を煽る躍動を披露している。その色香は凄まじく、彼女達に調査を要請したリゾート施設のオーナーも、粘ついた視線で彼女達の肉体を凝視していたほどだ。

「さぁ凛風、今日こそ決着付けるわよ! 勝った方がパフェ1年分だからねっ!」
「上等っ! 後で吠え面かくんじゃないわよ、アメリアッ!」

 陽射しに照らされた白い柔肌も瑞々しい輝きを放ち、その豊穣な肉体から飛び散る汗は、甘く芳醇な匂いを漂わせていた。ぴっちりと肌に密着している競泳水着は、美女達の艶やかなボディラインをありのままに強調している。
 入国時の琴乃達を出迎えていた現地のBURK隊員達も、彼女達の規格外な美貌とプロポーションには思わず息を呑み、鼻の下を伸ばしていたのだ。このビーチが貸切状態でなければ、今頃は全ての男達の視線を彼女達が独占していたことだろう。

 ――世界的にも人気が高いリゾート地だったこの島は現在、謎の触手事件による影響で客足が著しく遠退いている。この施設が齎す経済効果を取り戻すためにも、早急に事件の解決を目指さねばならない……のだが。
 オリヴィアが指揮を取っている潜水艦「BURKハイドランジャー」で近海を調査しても、触手の正体に繋がり得る情報は得られなかったのである。それだけ「敵方」の警戒心が強いということなのであれば、闇雲に捜査しても事態の解決は望めない。

 そこで、敢えて普通の観光客であるかのように振る舞い、件の触手を誘き寄せる作戦に切り替えたのである。琴乃達は豊満な双丘と安産型の巨尻をぶるんっと揺らし、ボールの応酬を繰り返していた。

「本当に……これでっ! 食い付くんでしょうねっ!?」
「食い付くさ……! 施設のオーナーによれば件の触手は、このビーチで遊んでいた『女』を集中的に狙っていたという話だ! 今の私達はまさに、絶好の撒き餌というわけだなッ!」
「……確実に痛め付けられるような弱い相手を狙う。卑劣にして、残忍の極みですね。決して許してはおけません」
「しかも、BURKハイドランジャーを警戒して一向に姿を現さないなんて……つくづく腹立たしい輩ですことっ!」

 不幸中の幸いと言うべきなのか、現時点ではまだこの事件に関する「死者」は出ていない。だが、このまま件の触手を放置していてはそれも時間の問題であろう。
 すでに何人もの負傷者が出ていることに怒りを募らせていた6人の美女は、無意識のうちに鋭いスパイクを打ち出すようになっていた。例え今が貸切状態ではなかったとしても、その殺気を目の当たりにすれば男達も声を掛けようとは思わなくなるだろう。

 ――そして、6人のビーチバレーがさらにヒートアップしかけていた、その時。

「きゃぁああっ!?」
「くぅうっ……!? き、来たかッ! 皆、気を付けろッ!」

 海辺から飛んで来た蛸の足のような触手が、素早く這い出て来たのである。瞬く間に琴乃達の白い脚に絡み付いたそれは、ぬるぬるとした粘液を帯びていた。

「ひ、ぃっ……!? き、気持ち悪いっ!」
「なんなんですの、これぇっ!」

 その粘液によって滑りやすくなっていた触手は、肉感的な脚から徐々に琴乃達の全身へと絡み付いていく。不規則で不気味なその動きに、エレーヌとオリヴィアは可憐な貌を引き攣らせていた。

「くぅうっ……こ、こいつらは……!」
「我々の、体液をっ……!? んぉっ!?」

 脹脛から太腿へ、太腿からさらに上へ。それは文字通り、彼女達の肉体を隅々(・・)まで舐め回しているかのような挙動だった。女性の肉体から分泌される液体に執着しているのか、その先端は特に汗ばんでいる腋や、足の指や裏をちろちろと舐めている。

「……はぁうっ!? や、やめっ……!」
「うそっ、やだっ!? そ、そんなところぉっ……!」

 さらに触手は、ぴっちりと張り付いている競泳水着の「内側」にまで滑り込もうとしている。隙間なく密閉されたその「内側」で熟成されている、甘美な汗の匂いに吸い寄せられているのだ。
 全世界のBURK隊員にとっては「高嶺の花」という言葉すら及ばない、「生ける女神(ヴィーナス)」。そんな6人のエリート美女達が持つ極上の肉体と色香は、怪獣すらも惹き付けているのか。

 このままでは――競泳水着の下に隠された、「絶対不可侵の領域」に侵入されてしまう。鼠蹊部や乳房の周りを這いずり回る触手の動きに、美女達はぞくぞくと背筋を駆け登るような悪寒を覚えていた。

「くッ……! 観光客を襲っていたのはこいつで間違いないようだなッ!」
「……離しなさい、薄汚い怪獣風情がッ!」
「この私の肌に断りなく触るなんて、いい度胸じゃないッ!」
「誰にセクハラしてるのか分かってないみたいねッ!」

 生理的な嫌悪感を煽るその動作に「女性としての危機」を感じていた琴乃、イヴァンナ、アメリア、凛風の4人は、羞恥に頬を染めながらも――太腿のベルトに装備していたナイフを引き抜き、素早く触手を斬り捨てた。ほんの僅かでも対応が遅れていたら、競泳水着の「内側」に入り込まれていたところだ。

「このっ……いい加減にしなさい! 変態怪獣っ!」
「万死に値しますわっ!」

 その刃を目にしたオリヴィアとエレーヌも、我に帰ったようにナイフを握り締め、不躾な触手を切り落として行く。彼女達の反撃に怯んだのか、先端を斬られた触手は海中へと引き返そうとしていた。

「……今だッ!」

 すると琴乃は1本のナイフを触手に投げ付け、その刃を肉に沈み込ませてしまう。琴乃のナイフに刺された触手はその痛みにのたうちながら、すごすごと海中に消え去って行った。
 その様子を見届けた爆乳美女達は互いに頷き合うと――即座にビーチから走り去り、海を一望出来る高級リゾートホテルへと向かう。そこの裏手には、凛風が持ち出して来た爆撃機「BURK爆龍(バオロン)」が待機していたのだ。

劉静(リウジン)、奴が引っ掛かったわ! すぐに爆龍を出すわよッ!」
「……来ましたか。では、僕も行くとしましょう」

 ホテルの裏手に隠されていた爆龍の機体を監視していた、凛風の副官である劉静隊員は、爆乳を弾ませて駆け寄って来る上官に怜悧な眼差しを向けていた。琴乃達にも劣らぬ美貌とプロポーションの持ち主である彼女は、その柔肌に甘い汗の香りを滲ませている。
 中性的な顔立ちと気障な振る舞い故か、女性隊員達からの人気も高い「中国支部の王子様」……なのだが。そんな佇まいとは裏腹に、彼女の白い爆乳と巨尻は、その蠱惑的な肉体が「女」であることをこれでもかと強調していた。そのギャップもあってか彼女も凛風達と同様に、多くの男共から好色と欲望の視線を激しく集めているのだ。

「……思いの外、奴の『反応』が早くて助かったよ。そろそろ悪質な声掛け(ナンパ)をあしらうのも疲れてきたところだったからね。……凛風隊長の色香に掛かれば、それも当然のことだったのかな?」

 パラソルの下でトロピカルジュースを手に寛いでいた劉静は、豊満な乳房を躍動させながら素早く起き上がると、即座に凛風達と合流して行く。残念ながら、優雅なひと時もここまでのようだ。現地の男達を惑わせた94cmの爆乳と91cmの巨尻が、僅かな挙動でもぶるんっと弾んでいる。

 女傑達の向かう先は、38.5mもの巨体を誇る深緑の大型爆撃機。爆乳と巨尻をたわわに弾ませ、甘い汗の香りを漂わせながら、7人の女傑はその機内に素早く乗り込んで行った。

 レーシングバイクのシート状の操縦席に飛び乗ったアメリアは、Kカップの爆乳をむにゅりと下に押し当て、安産型の白いヒップをぷりんっと後方に突き出していた。
 そこから漂う芳醇な女の香りに思わず頬を染めながらも、イヴァンナ、オリヴィア、エレーヌの3人は乳房を揺らし、砲手席を兼ねたオペレーター席に着く。その弾みで彼女達の巨尻も、ぷるんっと躍動していた。

 一方、汗ばんだ柔肌から女の芳香を漂わせている琴乃と凛風、そして劉静の3人は――ぶるんぶるんと乳房と爆尻を弾ませながら、後方のミッションコントロール区画へと駆け込んでいる。そこに設置されたレーダーには、「触手の正体」の位置が正確に映し出されていた。

 先ほど琴乃が触手に投げ付けた「BURKサーチナイフ」には、超音波を特定のリズムで発信する機能が内蔵されていたのである。彼女達は触手と遭遇した時に備えて、追跡手段を事前に用意していたのだ。

「琴乃、奴の位置は!?」
「この島の近海……その海底の砂中に身を隠しているようだな! BURKハイドランジャーの魚雷を警戒しているようだが……味な真似をしてくれるッ!」

 その座標を指差している琴乃の貌は、散々「好き放題」されて来たことへの怒りに燃え上がっている。
 それは凛風達も同様であり、6人の女傑の豊かな胸に秘められた殺意は今、たった一つに注ぎ込まれようとしていた。

「BURK爆龍、発進! 頼んだわよ、アメリアッ!」
「オッケー、凛風ッ! あのクソッタレに目にもの見せてやろうじゃないッ!」

 あの怪獣だけは絶対に殺す。その不退転の決意を固め、女傑達を乗せたBURK爆龍は垂直に上昇した後――島の近海に向けて飛び立つのだった。

 それから、約数分後。海上へソノブイを投下し、そこからBURKサーチナイフの音波を捕捉したBURK爆龍は、「触手の正体」の真上に到着する。
 凛風とアメリアが頷き合い、爆撃の準備に入ったのはその直後だった。

「標的の頭上に到着! アメリア、爆撃開始よッ!」
「りょーかいッ!」

 レドームを搭載している機首を僅かに下げつつ、一度旋回して爆撃態勢に入ったBURK爆龍は――機体下部のハッチを開き、特大の対怪獣爆弾を投下する。
 海中を進行するその爆弾はやがて、海底の砂中に炸裂し、大爆発を引き起こすのだった。そして着弾点の真上に相当する海面から、激しい水飛沫が噴き上がると――そこからついに、「触手の正体」がその全貌を露わにする。

「あれって……!?」
「でっかい……蛸ぉ!?」

 それは約100mもの巨体を誇る、異様に大きな「蛸」そのものであった。
 遥か昔にはコンパス島の近海にも生息していたという水棲怪獣「スダール」。それが、この一連の触手事件を起こしていた張本人だったのである。

「あれはスダール……!? 前世紀の資料写真でしか見たことがなかったが、まさかこの現代にも生存している個体が居たとは……!」
「感心してる場合じゃないわよ琴乃ッ! イヴァンナ、オリヴィア、エレーヌ! レーザー砲及び両翼ミサイル、安全装置解除! 全門斉射よッ!」
「了解ッ!」

 砲身と砲塔本体が一体化された、機体上面の格納式板状無人高角レーザー砲。両翼下部に搭載されている大型ミサイル。その全ての火力を解き放ち、BURK爆龍は上空からスダール目掛けて一斉射撃を敢行する。

「デカいだけが取り柄の蛸風情が……このアメリア様を捕まえられると思ってんじゃないわよッ!」

 長い触手を振り回し、BURK爆龍を叩き落とそうとするスダールだったが――BURKアメリカ支部最強のエースパイロットと謳われたアメリアが操縦するその機体を、ただ大きいだけの蛸が捉えられるはずもない。

「女達の怒り……篤と思い知りなさい、変態蛸野郎ぉおッ!」

 凛風の雄叫びと共に、触手攻撃の隙間を縫うように飛ぶBURK爆龍の猛攻。その弾雨を浴びた100mの巨体は――あっという間に、レーザー砲とミサイル攻撃で木っ端微塵にされてしまうのだった。
 その爆発の衝撃で激しく機内が揺さぶられ、女傑達の爆乳と巨尻がばるんっと大きく躍動する。白い柔肌から飛び散る汗の滴も、甘く扇状的な匂いを放っていた。

 最初の爆撃を喰らった時点で、すでにスダールは瀕死だったのだろう。女傑達の怒りと殺意が込められた総攻撃は、反撃の隙すら与えないままこの決闘に幕を下ろしてしまった。

「……スダールの沈黙を確認。これでようやく、一件落着ですね」

 劉静のその呟きが、戦いの終焉を告げていた。圧倒的な勝利を掴み取った7人の女傑は、安堵の笑みを浮かべて胸を撫で下ろす。
 その汗ばんだ肉体から分泌される芳醇なフェロモンの香りが、この機内に充満していた。

 リゾート施設に向かう途中の道でも、幾度となく現地の男達に声を掛けられることがあったのだ。もしこの場に1人でも男性が居たならば、決して正気では居られなかったことだろう。

「ふぅっ……思ってたよりも随分と手こずったわね。さぁ皆、帰ったらバレーの続きよ! 勝ったチームがパフェ1年分……あだっ!?」
「任務報告が先に決まっているだろうが、馬鹿者! そもそも我々は休暇(バカンス)で来ていたわけではないのだぞ!」
「こっ、琴乃のケチー! せっかくの……せっかくの南国リゾートなのにぃーっ!」
「ふふっ……凛風様ったら、相変わらずなのですから」

 そして怪獣退治が終わるや否や、ビーチバレーを再開しようとして琴乃の拳骨を貰ってしまった凛風は、涙目になりながら不満を溢している。その様子に他の女傑達がくすくすと笑みを浮かべているのも、今となっては彼女達の日常の1ページとなっていた。

「ふふっ……報告なら僕が済ましておきますから、今日くらいはビーチバレーを楽しんだり、ホテルで宴会でもして一晩飲み明かすのも良いのではありませんか?」
「さっすが劉静、良いこと言うじゃないっ! それでこそ私の副官だわ〜!」
「……凜風には過ぎた部下かも知れないな。いや……凜風だからこそ、ああいう部下が必要ということかな?」
「ちょっと琴乃っ! それってどういう意味よっ!」
「あはははっ!」

 ――この世界に、ウルトラマンはもう居ない。それでも彼女達が居る限り、この次元の地球が怪獣や異星人達によって蹂躙されることはないのだろう。
 世の男達を虜にする美貌とプロポーション、そして地球の守護を担えるほどの強さを兼ね備えたBURKの女神達。彼女達の活躍が紡ぐ英雄譚は、6人のウルトラマンが去った今も続いているのだ――。
 
 

 
後書き
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧