| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二千二十二話  身分の壁

第二千二十二話  身分の壁
 西園寺さんはお公家さんでした、しかも太政大臣を務められる位の格式でした。
 それを聞いたイギリスが日本に言いました。
「俺のところで言うと太政大臣が首相だな」
「はい、そうです」
「そうだな、ただ西園寺さんって爵位だと公爵位だったな」
「そうなりますね」
 日本も言われて頷きました。
「あてはめて考えますと」
「そうなるよな」
「西園寺さんのお家は」
「そう思うとかなりだな」
「お公家さんの中にも身分がありまして」
「爵位と同じだな」
「西園寺さんは本当にかなり高い身分の方でした」
 だからこそ太政大臣にもなれました、お家によってどの官位に就けるかも決まっていたのです。これは平安時代からのことです。
「そうした方でした」
「そうだな、武士の人達はその下だったな」
「そうです」
「それで武士にも身分があったな」
「藩主の方からはじまりまして」
 そうしたかなり多層な社会構造でした、当時の日本はそうした社会で西園寺さんも他の総理大臣の人達も最初はその中にいたのです。


第二千二十二話   完


                  2022・6・18 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧