| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヤツカダキ恋奇譚

作者:わに
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

漆日目(2) 「灯」


「駄目です、秘薬まだ足りません!」
「枝でも竹でもいいから持ってこい! 固定できればなんとかなる!!」
「痛い、痛いよ……」

大社跡ベースキャンプ。普段は竹林とせせらぎ、静寂に包まれるこの広場は、狩りに赴くハンターたちにとって一息吐ける休息の場であったはずだった。それも今となっては見る影もない。街道に通じる道路を中心に、テントの周りには怪我人、重傷者、救命士と大勢の人間がごった返している。
その多くは怪異の研究、生態解明の方面に明るい者たちばかりであったが、想定外の事態に直面した今、統率は崩れかけていた。
治療、搬送の指揮を飛ばしているのは赤い洋装に身を包む年配の男だったが、その努力も虚しく、その場にいる誰もが疲労と疲弊に飲まれかけている。

「あのぅ、ヒューイ隊長」
「トゥーリくんか。どうした」

包帯を詰めた籠を持ちながら遠慮がちに男に声をかけたのは、近くの人里から派遣された職員だった。眼鏡には泥が付着し、服も皺だらけになっている。
外観は疲労を隠そうともしていなかったが、少女は毅然と背筋を伸ばしていた。その姿はまるで何者かに焦がれ、その到着を待ち侘びているかのようだった。

「その、夜一さんを見てないです? あの、黒の一本結びの髪でぇ……」
「ああ、君の里のハンターかね。残念だが、見かけていないな」
「ぴえ……夜一さん、どうしちゃったんでしょぉ……」

それはこちらが聞きたい、と間延びした口調に苛立ちながらヒューイは口を噤んだ。狩りの受注をするもしないも、当の狩人の判断次第だ。特にこのような非常事態においては、命の保証がされないことも多い。よほどの胆力と覚悟がなければ「自慢の」夜一とやらも邪魔となる可能性もある。
……自身の直属である部下がその夜一という狩人を頼って人里に向かったと聞いたとき、ヒューイは誰がお前たちの上司なのか、と叫びかけたほどだった。

「おかしいですよぉ、夜一さん、こんなときは絶対駆けつけてくれるはずなのにぃ」
「トゥーリくん、君はそのハンターと懇意にしているのかね」
「ぴえっ!? まさかそんな、わたしなんて相手にもされてないですよぉ」
「それは酷い男だな、君の魅力に気がつけないとは。全く、見る目がない……」

黙り込んだ受付嬢を見て、ヒューイは気取られないように鼻で笑う。こんなときに色恋などにかまけていられる人間がいればお目に掛かりたいくらいだ。
俯いたトゥーリの肩に手を乗せようとして、しかしヒューイはウッと唸りその手を止めた。彼の右隣、完全な死角を美しい白と青の毛並みが過ったからだ。

「――トゥーリさんニャ、灯火!」
「ワンッ!」

砂と雑草を滑るように蹴散らしながら、朱色の眼の獣人を背に乗せた、若い不言色の眼の牙獣が振り返る。
ざりざりと急停止をかけながら、二匹はヒューイを無視して受付嬢に頭を下げた。このとき、トゥーリの顔がぱっと輝いたのをヒューイは見逃さなかった。

「暁ちゃん、灯火くん!」
「遅くなっちゃったのニャ! 状況を教えて欲しいですニャ」
「ワウワウ!」
「え、っと、それはぁ……」

えへんと胸を張るアイルーを前に、受付嬢は言葉を詰まらせる。ちら、とこちらの機嫌を伺うような視線が向けられ、ヒューイは内心でにやりと笑った。

「君たちだけか、肝心のご主人様はどうしたのかね」
「ニャ、旦那さんはもう先に、」
「おや、薄情な狩人もいたものだ。ご主人様が不在なら狩り場に入れるわけにはいかないな、『置いて行かれた』わけだろう? 無許可で通すわけにいかん」

あんた誰だ、そう言いたげな獣人に正面から嘲笑を浴びせると、白毛のアイルーは言葉をなくして固まった。大人げないと思わなくもないが、指揮官の話を聞かない部下に辟易とさせられていたのだから仕方ない。何より素人に怪我をさせるわけにもいかないのだ。
ヒューイは満足したように頷いた。眼前、受付嬢も獣人も悔しげな顔で黙り込んでいた――ただの、一匹を除いては。

「ウゥー……ワンッッ!!」
「ギャッ!?」
「うわっ、と、灯火っ……」

ガブリと、鈍く重苦しい音がした。血の玉が飛ぶ。突如として、ガルクがヒューイの太股に噛みついた。場は騒然となった。モンスターだ、誰かが叫び、隊長を護れ、誰かが武器を手に掴む。狼狽えるトゥーリを置き去りに、身を翻した灯火が軽々と地を蹴った。
高速、目にも留まらぬ駿足だ。風を切り、笹の葉を掻き分け、身軽な体はあっという間に大社跡の入口に降り立った。
暁が背中にしがみつきながら何度も声を掛けるも、その足が止められることはない。

「灯火、灯火ぃ! 言うこと、聞くニャー!!」
「ヴァウッ」
「どーしたのニャ、何があったのニャ!? 灯火はそんな悪い子じゃ、」

いでっ、と低い唸り声。灯火が段差を飛び退いた瞬間、暁は自分の舌を噛んだようだった。掴まりながら器用に悶絶している。
それでもなお、灯火は足を止めなかった。「いつもの良い子の灯火」なら、暁が負傷しようものならどんな状況下であっても無理に足を止めるはずだった。しかし、今の灯火にそれを守る余裕はない。先ほどから、否、夜一が戻らぬ夜の頃から、ずっと髭がぴりぴりするのだ。
頭上高く、大社跡の最奥のあたりから、びりびりと毛を叩く殺気が感じられる。ちらと夜空を仰いだ瞬間、その予感は的中していた。

「! な、なんなのニャ!?」

暁が背中の毛をぐっと掴む。痛みを覚えたが、灯火は立ち止まらずにひたすら駆けた。
大音、震動。遙か彼方、大社跡の奥地から火柱が上がった。恐るべきことに業火が風の渦に巻かれて逆巻き、天高くまでに届く灼熱の竜巻を作り出している。
森がざわめき、空気がひりついた。鳥たちは群れを成して竹林を飛び立ち、小型の怪異たちもこれはたまらんとばかりに入れ替わりで逃げていく。

「火、ニャ……燃えているのニャ……?」
「ウゥ……ワォーンッ!!」

愕然とする暁を余所に、灯火は体躯を思いきり地面すれすれまで横に倒し、駆ける清流の上に暁ごと全身を浸した。
アイルーの悲鳴と罵声が耳を打つが、構っている暇はない。あの先、炎の迷宮のその奥に――嗅ぎ慣れた、唯一無二の匂いが立ちこめているからだ。

「ワゥ……ワォーンッ!!」

水飛沫を走らせながら、懸命に名を呼ぶ。必死にその後を追う。何故ならば、夜一の血臭は既に消え入りそうになっていたからだ。






熱風が頬を叩く。鼻先がじりじりと焼ける。眼前、辿り着いた大社跡の最奥……人間はおろか自身でさえ決して入ろうと思わない、深く暗い大穴。
大型の怪異が狩りの最中、ほうほうの体で逃げ込むその先に今は暗闇など欠片も存在しない。穴を中心に炎が燃え盛っているからだ。体を吹き飛ばすような暴風が荒れ狂い、穴の奥から噴き出る業火を巻き上げる竜巻に仕立てている。
……灯火は、身を低くして渦の流れを読み取っていた。土と水草、苔を焼き尽くす炎の勢いは、全く衰える様子がない。間を見誤ればたちまち黒焦げになる。
それでも、その先に行かなければならないのだ――大好きな狩人が、その底で自分たちの到着を待っている。

「灯火……本当に、ここに入るのニャ?」

もちろんだ、そう答える代わりに一度唸った。灯火にとって、暁は共に育った兄弟に近しい存在だ。彼ならばこちらの意図もある程度汲み取ってくれるはず。
だからこそ遠慮はしない。体をずぶ濡れにしたのも、少しでも損傷を軽減するためだ。決して命知らずな特攻を仕掛けるわけではない。
『帰るんだ』、叫んで頭を振る。『ご主人様と暁、艶さんの三人でお家に帰るんだ』、楽しげに笑い合っていた二人を、共に過ごす日々を取り戻すために。

「……そっか。分かったニャ、ボクもオトコニャ、死なば諸共なのニャ!」

いや死んだら駄目だよ、灯火は苦笑いと共に小さく鳴く。釣られるように暁が噴き出して、刹那、燃え続ける穴の中へと飛び込んだ。

「うっ、く……灯火っ、無事なのニャ!?」
『今、口開けちゃ駄目だよ! 焼けるから』

熱さと痛みが全身を打つ。信じ難いことに、炎は穴の内部から生み出されていた。外で火が竜巻と化していたのは、黒い暴風が炎を吸い寄せていたからだ。もはや二匹ともども冥い穴の中、外がどうなっているか、暴風を起こした主が誰なのか……知る術は失われてしまった。
ばしゃりと音が跳ねる。熱湯のような地下水に足が浸る。苦鳴を上げた灯火のうなじのあたりを、暁の小さな手が懸命にさすっていた。
ごちゃごちゃと考えている暇はない。汗すら乾ききる穴の中を、炎の出所を探るように逆行して奥へ進む。

『暁っ、前、どうなってるか分かる!?』
「うニャァ……あっ、何かいるのニャ!」

喉が焼ける。毛が縮れる。足の感覚はもうなくなってしまった……力の限り叫ぶと、同じように息も絶え絶えな相棒から悲鳴混じりの応答があった。
眼前、入り組んだ穴の奥深く。不意に横に反れるその先に、目映く輝く黄金色の光を見た。
炎の赤と混ざっていて分かりにくいが、確かにあれは業火と異なる「灯」だ。呼吸さえ難しくなった口を開いたまま、灯火は這いつくばるように歩を進めた。

『……あれ、なに?』

跳ねる水音がより強まる。同時に、曲がり角に差し掛かっていた灯火と暁は言葉を失った。横穴の全てが深紅の炎に覆い尽くされていたからだ。
天井から岩壁、足元まで、目に入る全ての光景を焼き払わんとする火災だった。絶句した二人の眼に、その中央、踊り狂うように頭部を回す怪異の姿が映る。
蜘蛛の形をしていた。纏っていた織物は焼け落ち、濃紫や石榴といった艶やかな爪や歩脚は黒く焦げ……それは怒り喰らっていた。
「八」つの眼を光らせて、この世の全ての「禍」を焼くように、焼けただれる何者かの肉塊を折り畳んだ鋭爪にしかと「抱」く――雌個体の麗しき「姫」君。
……それの名は、ヤツカダキという。人里離れた森の奥で、ひっそりと息を殺すように生きる怪異の一つだった。

「あれ……なんなのニャ……」
「……ヴゥ、」
「とも……ッ、ゲホッ」
「ヴゥ……ワォーンッ! ギャウウッ!!」

喉が焼かれ、まともに言葉を発せない暁をその場に残し。灯火は、目の前の憤怒に狂ったヤツカダキめがけて疾走した。
血臭はもう放たれない。面影も、紺色の揃いの装備も、笑った顔も、撫でてくれる長い五指も、何もかも。その全ては、あの赤熱の中に埋もれてしまった。

『ご主人様……ご主人様ぁ! なんでっ、どうして……!!』

ぐるんと首を回して、おぞましい顔の怪異がこちらを見る。真っ向から向き合った瞬間、灯火は走る勢いそのままに跳び、その大顎に噛みついた。
牙が滑る、眼にも掠らない、傷一つつけられない。ずるんと滑った瞬間、情けなくべしゃりと地面に落ちる。
四本足が震えていた。思うように力が入らない。ぐずぐずと毛皮が火の粉で焼け始め、灯火は痛みと恐怖に泣きながら顔を上げた。

『――、』
『痛い……痛いよ、もう怖いよ……ご主人様……「艶さん」……』
『……、とも、しび……くん?』

聞き慣れた声が、聞こえたような気がした。既に燃え尽きかけている最愛の主人を抱えた怪異が、ゆっくりと頭を下げ、灯火の顔を覗き込む。
見つめ合った直後、それは可燃性の気体を腹部に押し戻した。口から射出していた炎も塞き止め、即座に両前脚を振り下ろす。

「とっ、灯火、」
『暁ちゃん! ――逃げて!!』

前のめりになり、多量の蜘蛛糸を出糸突起から吐き出すと、動かなくなった灯火を絡め取り、その片脚へとくくりつけ。ヤツカダキは――「艶」は走った。
途中、暁をも蜘蛛糸に巻き込んで二人を連れ去り、火中をひた走る。鋭爪に貫かれたままの死体は決して手放さず、穴の入り口、その出口へ。

『……っ、ああ、そんな』

見上げた先、遥か頭上に出口の穴へと通じる暗闇が広がっていた。あの暗がりを抜け、少し走った先に出口はある。炎は急停止させたが、灯腹に宿していた可燃性の気体は穴の中に根強く拡散されていた。そのため、外気に最も近い高所でさえ残り火で明るく照っている。
艶は手元に視線を落とした。火傷と熱中症で苦しみ悶えるオトモたちと、彼らの主。嘆いている時間はない――何としてでも、ここから助け出さなければ。
再度多量の蜘蛛糸を吐き出して、ほとんど垂直である岩壁の出っ張りへ投擲する。灯火をくくりつけた片脚に暁の体を固定して、崖に片脚をかけた。

「ニャ、ど、して……」
『暁ちゃん』
「やっぱり……艶さん、なのニャ?」

艶は愕然として小さな獣人を見た。これほどまでにおぞましく、恐ろしく、元の面影など欠片も残さない化け物なのに……何故、それが分かるのか。

「ニャハハ、当たった、ニャ。ケホッ、グゥッ……」
『暁ちゃん、喋らないで……』
「だん、なさんを……大事にして、くれたのは。クーロさんと……艶さんだけ、ニャ。忘れるワケ、ないのニャ」

ニカリと、それこそ夜一を真似るように暁は笑う。心臓のあたりが強く跳ね、視界が瞬く間に潤んでいった。
「自分こそが夜一の命を摘み取った罪人なのに」。その一言は、喘ぐように震える口器の奥に貼りついていて、一欠片さえ吐き出すことができない。

「それに……艶さん、艶さんは、」
『暁ちゃん、もういいから……もう、喋らないで……』
「艶さんは、旦那さんの大好きなひとニャ。ボクたちだって……そうなのニャ。だから、その髪飾りを見れば……すぐにそうだって……分かるのニャ……」

むしろ分かんない方がバカなのニャ、それだけを言い残すと、暁は朱色の眼を目蓋でゆっくりと覆い隠した。
……艶は、忘れてしまっていたはずの涙を流してその場で喚き散らした。纏い直した織物を揺すって地面を踏み鳴らし、言葉にならない声を上げて慟哭する。
ぎっと天井を睨みつけ、半端になっていた崖登りを再開させた。もう、手元には何の熱も残っていない。歩脚に結んだふたつの灯も、絶えようとしている。
それでも崖に後ろ脚をかけた。天地が入れ替わり、残り火で照らされた水たまりに、灯腹を突き出して上下逆さまになった怪異の間抜けな姿が映り込む。

『何故、どうして……』

みしみしと、蜘蛛糸が軋んだ。思い返してみれば、おや、と思う瞬間は何度でもあったはずだ。
夜一に抱かれた夜、彼は自分が失言した落命の件について何も触れなかった。それどころか、自身の痕跡を刻むようにより一層強く、この身を抱いてくれた。
灯火は最初こそ自分に唸っていたが、洗い物のついでにこっそり仕留めた狸獣や川魚の焼き物を「携帯食料のこんがり焼き」と代えて渡すと、喜んでくれた。
暁に至っては、柱に飾った額縁で何度も髪飾りの位置を確認している自分を見てニヤニヤしていた。それがたとえ丑三つ時でも、漆黒の闇の中であろうとも。
皆、「艶」が「ヤツカダキ」であることに気がついていた。いつかのオオナズチの言葉は、真実まことだったのだ。

 ――勘のいい人間というのは何処にでもいるものさ

ぐっ、と力を込め糸を握る。半ばほどまで登ったところで、艶は霞龍の言葉を反芻した。彼はこうなることが分かっていたのだろうか、それとも。
ぼろりと大粒の涙が流れ、眼下へと吸い込まれていった。ふと意識をその底へと向けて、艶は絶句する。
……王剣シツライ弐が、穴の底に深々と突き刺さっていた。夜一が片時も離さず腰に下げていた、彼の武器。彼の分身、相棒ともいえる青緑と淡黄色の得物。焼け焦げ、一部の部品は剥離し、あるいは刀身をひしゃげさせ、尖角由来の気高くも美しい獰猛さは失われている。

『……ああ、ああ……夜一、さん』

あの場に剣を残したのは、夜一当人であるのに違いない。彼は、端から武器も持たずに自分に会いに来てくれたのだ。
自分が艶本人であるという保障も、それこそ穴の中が安全な場所である根拠もないままに。その身一つで、あんな昏いところに訪れてくれたのだ。

『……い、ごめんなさい……』

自分は愚か者だ。夜一がそこまでの覚悟を決めていたことなど、まるで気がつかなかった。うな垂れ、艶は呻くように謝罪の言葉を列挙した。
――それが決定打となった。
みしり、と限界を迎えていた蜘蛛糸が、頭上遥か、僅かな岩の突起から剥がれ落ちる。ぶちり、と鈍い音を耳にして、艶ははっと顔を上げた。

『……あ、』

巨躯が傾ぐ。音が遠のく。視界が、滑るように下方へと落ちていった。あっという間の出来事だった。
バチリ、と鋭い音と閃烈な雷光が暗がりを舐めるように迸り、まっすぐに落ちてくる獲物の巨体を柄が穿つ。
青白い稲光は、果たして得物にとっての最期の意地となったのか。大音とともに妃蜘蛛の体は地面に叩きつけられ、その心は雷狼竜の化身に呑まれていった。

残り火が、ちらちらと昏い穴の中を照らしていた。
しんと静まり返った巣穴の奥に、命ある者の気配は残らなかった。終ぞ、継がれる光は灯されない。
 
 

 
後書き

……

オトモたちについてはかなり悩みました。生存、別タイミング、クーロかトゥーリへの引き取り等々。
しかし彼らが夜一に懐いていたこと、逆にいえば夜一以外には懐けなかったこと、何より妃蜘蛛のオトモ防具のことも踏まえてこの形に行き着きました。

ヤツカダキに対して雷属性は無効。雷狼竜の片手剣が最後の最期に艶を屠ったのは、とある狩人の矜持を汲んだ結果となります。
仕事を常に回避していた夜一でしたが、相棒とした剣は本来「無双の狩人」と呼ばれるモンスターの素材由来のもの。
ここでいう狩人とは夜一のことではなく…「武器防具はモンスターからの『借り物』である」、これは個人的に重要な解釈となっています。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧