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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  23話 ヨワイトナニモマモレナイ

 今日は雨か。
 はあ、憂鬱だな。
 オレって多分今モテ期が来ている。
 勘違いでなければだが……。
 確かにオレに好意を寄せてくれる人たちは、みんないい人だし、綺麗だよ。
 けれど、最近はオレに振り向いて欲しいようで、戦闘訓練をおろそかにしているのだ。
 何故かあのエヴァまでもが情慾(じょうよく)を優先させている。
 それとなく、指導をしてくれる人はいないものか。
 その時、何故かずぶ濡れの葛葉(くずのは)刀子(とうこ)先生を発見する。

「葛葉先生、大丈夫ッスか?」
「……」

 返事はなかった。
 だけど、ずぶ濡れの女性を、このままにしてはおけない。
 オレはそっと傘を差しだす。

「オレでよかったら、話ぐらい聞きますよ」
「う、うう……優しく――しないでよ!」

 葛葉先生は、オレに抱きつき、胸をドンドンと叩く。

「どうせ私は年増よ! ねえ、そんなに若いことが大事なの? 私が浮気をしている? そんなことしていないわよ! なんでこうなるのよ……なんで……私は……いつも……男に逃げられるの」

 じ、地雷を踏んだ~?
 ひとまず恋人に振られたみたいだ。
 ここで茶化したりしたら、最悪自殺でもしそうな雰囲気。
 オレってうかつなことをよく喋るタイプだからな。
 ここは、口数を少なくしておこう。

「今はオレの胸で泣いていいですよ。雨音(あまおと)で誰もあなたの声には気付かないです」
「う、うわぁ――っん!」

 ひとまず、オレは棒とかす。好きなだけ、抱きついてくださいな。
 ……うん? なんで、そんな顔でオレを見つめるの?

「ねえ、ヨシュアくん。私、今日は1人になりたくないわ。いいでしょ?」

 ギリ、ギリリリリ! そんなに気を込めて抱きつかないでください!

「ヨシュアくんって、モテてはいるみたいだけど、経験ないでしょ? これから先、経験がないと大変よ。私が教えてあげるから……ね?」
「……葛葉先生、身体を大事にしてください。そんなことを男に言ってはダメです」
「……あなたも捨てるんだ? 私を捨てるんだ。許さない。許せない」

 うん、これ完全に正気を失っているぞ。それに……この感覚は覚えがあるぞ。
 あの雪の日の……ぶっ殺してやる。

「おい、葛葉先生に取り憑いているヤツさっさと出てこいよ。無理やりが好みか?」
「……うふ、ふふふふ。あはははははは!」

 葛葉先生の双眸が炎のように輝き、オレを抱き締める力が倍増する。
 オレの頭は沸騰して、葛葉先生に取り憑いているナニカに挑発を行う。

「これは慈悲だ。目的を吐けば、滅する前に名を聞いてやるぞ」
「目的? この子が素直になれるように、心をいじっただけよ。それにしてもヤツもずいぶんと酷いことをするのね。あなた自分の状況をキチンと分かっているの?」
「ヤツ? 何のことだ」
「きゃははははは! まあ、私たちはソレ(・・)がなってもいっこうにかまわないのだけれど……私たちのほうがヤツよりあなたをもっと上手に使えるわ。たとえば……こう!」

 オレは、葛葉先生に取り憑いているナニカに、強引に唇を奪われる。
 や、やべぇ。見誤った! こいつオレより遙か各上のナニカだ。
 瞬間、オレの全身に言いようのない快感が這いずり回る。
 オレは膝から崩れ落ちて、地面に横たわりながら痙攣を続けた。

「ねえ、もう我慢出来ないでしょ? やっちゃいなよ~。この身体をメッチャクチャにしたいでしょ?」

 葛葉先生に取り憑いているナニカは、オレの首筋を舐め回していく。

「やめろ……それ、以上……その人の、身体を……(もてあそ)ぶな」
「無理しちゃって……でも、もう私のほうが限界かな? ふふふ、じゃあ、いただきま――」
「ベリアル様。お(たわむ)れが過ぎます。我らの任務は神の子本人の調査ではありません。神の子が関わった人物たちがどのように変化したのかの調査のはず」
「……あ~あ。いいところだったのに。……ヘルマン。貴様完全に消滅したいのか?」
「ひぃ! で、ですが……私は貴女様のように命令を無視できないのです。命令を優先しなければ……申し訳ありません」
「ち、まあいい。■■■■(キ■■ト)■■■■(セ■ン■)くん。今から君の大事な人で実験するね。まあ、動けるようになったらくるといいわ」

 あ、あ、あ、あ……。
 ね、ぎ。みんな……逃げろ。




 
 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






 
「ああ、ああ……なんで? どうして? みんな! ネギ! うわぁぁぁ――!」







 

  
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(死身死骸屍骸屍体亡き骸亡骸遺骸遺体屍死に身死屍死人形骸骸)










 

「救済しなきゃ。世界を救わないと。(まわ)聖槍(せいそう)■■■■■(ロ■ギ■ス)

 戻れ、戻れ、戻れ、戻れ、戻れ、戻れ……戻れ!

「ああ、ああ――っ! 祈りよ皆を照らす光となれ!」









 

 ガシャーン。







 

 鬱陶しいのだ悪魔どもが。
 分際を(わきま)えろよ。
 私の計画の邪魔をするな。
 これではキサマが真にココに至らない。
 いいか、■■■■(キ■■ト)■■■■(セ■ン■)
 キサマは勇者であらねばならない。
 キサマは希望であらねばならない。
 キサマはカギであらねばならない。
 キサマはニエであらねばならない。
 忘れるな。
 待っているぞ。
 キサマがココに至る日を。










 

 ガシャーン。








 




 …………あれここどこ? どうやら女性の部屋みたいだが……。
 ええ――っ!?
 オレと葛葉先生は同じベッドで互いに生まれたままの姿。
 ……嘘だろ?
 オレは頭を抱えた。

「う~ん。ヨシュアくん、激しい~」

 そ、それでもオレはやってない!

「……葛葉先生」

 オレは裸の葛葉先生の肩を揺する。
 あ、やべ、今気付いた。これ葛葉先生が起きたら、ちょ~気まずい雰囲気になるじゃん。

「あ、ヨシュアくん。おはよう……ってなんで裸!?」
「いや、待って! オレってなにもしてないですよ!」

 顔が真っ赤の葛葉先生は「は?」と言う。

「どどどどど、どうかしましたか?」
「横で美人が裸で寝てるんだから、キチンと手をだしなさいよ!」
「わあ――っ! 身体、隠してください!」
「まあいいわ、私の裸を見たんだから責任を取りなさい」
「葛葉先生。む、無茶を言わないで」
「……刀子」
「は?」
「刀子って呼んでくれたら許してあげます」
「と、刀子?」
「もっと愛を込める」

 愛を込めるってどうすんだよ。

「ああ、ううんん。おほん! ……刀子」
「ひゃう……よ、ヨシュア」

 やばい、非常にやばい。今お互いに裸だし、刀子さんは大人のお姉さん。
 刀子さんはゆっくりとオレの手を引く。

「ヨシュア、震えないで。優しくするから」

 刀子さんの手がオレの身体にそっと触れる、瞬間。

『ヨシュア!』
『ヨシュアさん!』
『どこー?』
『出てこい!』


「刀子さん……いかなきゃ」
「ちっ。ヨシュア、私はいつでも待ってるから」

 うぐ、オレは気まずい雰囲気の中、服を着てみんなの元に。
 みんなを見てある違和感が浮かぶ。

 うっぷ、ああ、あ――っ!

 

 ???????????????????????????????????(ナンダコレナンダコレナンダコレナンダコレナンダコレナンダコレナンダコレ)


 ……そうだ。このままじゃいけない。
 何故かいたフェイト2号と小太郎。
 オレはみんなに真剣な顔で告げる。

「みんな、オレたち今のままじゃダメだ。弱いとなにも守れない。……一緒に強くなろう。もう奪われないように。もうなくさないように。……だから、みんなの(祈り)をオレにくれ!」





  
 

 
後書き
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