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麗しのヴァンパイア

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第四百五十八話

            第四百五十八話  実際に着けてみた
 美樹は母と話をした後でその母が買ってきてくれたアクセサリーを貰って着けてみた、まずはブレスレットを付け。
 ネックレスを付けてから髪飾りだった、その髪飾りでポニーテールを作ってみて鑑に映る自分を見た。
「ううん、これは」
「どう思うかしら」
「何か些細なことでね」 
 アクセサリーを付けただけだがというのだ。
「随分とね」
「違うでしょ」
「ええ、アクセサリーが際立たせてくれて」
 そうなっていてというのだ。
「何も付けていないよりも」
「いいでしょ」
「髪飾りもね」
 これもというのだ。
「普段のゴムよりもね」
「いいでしょ」
「そうね」
「これがアクセサリーなのよ」
 母は娘に笑って話した。
「ちょっとしたことでね」
「それでなのね」
「際立たせてくれるのよ」
 付ける者のファッションをというのだ。
「そうしてくれるものなのよ」
「そうなのね」
「だから美樹もこれからはね」
「アクセサリーもなのね」
「パーティーに出たりお洒落したい時はね」
 そうした時はというのだ。
「ドレスを着てメイクをして」
「そしてなのね」
「アクセサリーも付けてね」
 そうもしてというのだ。
「お洒落をするのよ」
「そうしたらいいのね」
「そうよ、自分に似合うものをね」
 まさにそうしたものをというのだ。
「いいわね」
「これからは」
「もう、これから大人になってね」
 そうしてというのだ。
「奇麗になっていくから」
「その中でなのね」
「お洒落も身に着けていってね」
「そうしていって」
「その第一歩が今よ」
「そうなのね」
「今から歩いていってね」 
 美樹に笑顔で告げた、そして美樹はまた頷いた。そうしてパーティーに赴くのであった。


第四百五十八話   完


                 2022・3・27 
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