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オズのホボ王子

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第十幕その四

「しかも突拍子もないところがあるね」
「ええ、かなりね」
「そうした人だからね」
「政治もなのね」
「結構思いつきでね」
 それでというのです。
「考えたり行ったり」
「そうした感じなのね」
「だからね」 
 それでというのです。
「一人だとね」
「困った時もあるのね」
「そうなんだ」 
 これがというのです。
「あの人は」
「あの人はそうね」
「だから僕もなんだ」
「あの人を止めることもなのね」
「多いよ」
「そうなのね」
「あの人の言うことは基本いいけれど」 
 それでもというのです。
「突拍子もないから」
「色々あらもあるのね」
「そう、だからね」
 それ故にというのです。
「問題のある部分をね」
「訂正していくのね」
「そうしていってなんだ」
 それでというのです。
「僕達はね」
「この国を治めていっているのね」
「思いつきで言うとね」
 それならというのです。
「どうしてもね」
「あらがあるわね」
「そうした部分が多いから」
 だからだというのです。
「そこをね」
「あらためていくのね」
「そうしているんだ」
「つまり貴方は王様の補佐役で」
「そしてブレーキ役でもあるよ」
「そうなのね」
「それでなんだ」
 王子は今度はマカロンを食べつつ言いました。
「僕達は政治をしているよ」
「そして貴方達がおられない時は」
「大臣さんがおられるから」
 だからだというのです。
「しっかりやってくれているよ、ただね」
「やっぱり貴方達がいないと」
「困る部分はあるとね」
 その様にというのです。
「大臣さんは言っているよ」
「そうなのね」
「だから実はね」
「貴方達はあまり国を空けられないのね」
「そうなんだ」
「政治をするとどうしてもそうね」
「オズマ姫もそうだね」
 オズの国の国家元首である彼女もというのです。
「あの人も」
「旅に出たら」
「政治に支障が出るね」
「だから旅に出られても」
 オズマ姫がです。
「その時も」
「そう、ドロシー王女達が留守に残るね」
「そうしたことを見てもね」
「オズマ姫は基本はなのね」
「都におられるんだよ」
「そういうことね」
「政治をする人は必要で」
 どうしてもというのです。 
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