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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  20話 光あれ

 
前書き
個人的な理由でストックを連続投稿します。
これから先の投稿は著しく遅くなります。 

 
 はい、やってきましたこのかの実家。
 つまりは、関西呪術協会(かんさいじゅじゅつきょうかい)の総本山。
 問題があるとすれば、クラス全員がついてきたことだろう。
 好奇心が多い年頃の子たちなら当然と言えば当然であり、すべては『ぽろっと』オレが喋ったのが原因である。

『おお――!』とこのかの実家をみてほぼ全員が大興奮。

 ネギは親書を渡し、無事に歓迎の宴が始まる。
 オレは酒を飲もうとしている関西呪術協会の(おさ)。つまりこのかの父の腕を掴んで強引に止める。

「君はたしか……ネギ先生のサポートの――」
近衛(このえ)詠春(えいしゅん)様。本山の守護結界(しゅごけっかい)の強化を。刺客にかなりの手練れ(てだれ)がいます。はっきりとした実力はわかりませんが。貴方レベルが最低2人」
「ふむ……それは確かなのかい?」
「用心にこしたことはないかと」
「……わかった。君を信じよう」
「後、このかについてなんですが」
「ああ、ずいぶんと魔力が研ぎ澄まされているね。アレは君が?」
「いかような処罰も受けましょう。貴方の娘を私たちの事情に巻き込んでしまいました」
「ふむ、ふむ――君、関西呪術協会の長の座に興味は?」
「……は?」
「いや、いいんだ。すまないね。変なことを聞いて」

 オレはその後、エヴァとカリン(2人からそう呼んで欲しいとお願いされた)、茶々丸、マナ、楓、ザジにそれとなく、襲撃があるかもしれないと、告げておいた。
 これで流石に襲撃は無理だろう。
 なんでアーウェルンクス・シリーズが2人もいたのかは知らないが、こっちには老いていても油断していないサムライマスターがいるし、エヴァもいる。
 ソレに今はまだ昼。総本山の人たちも過信をしていないようすだ。
 宴は無事に終わり。
 このかの父により、今日は止まって行くといいと言われて、皆のテンションは爆上がり。
 身代わりもたてておくとのこと。
 ふう~、今日はゆっくりと出来るな――。










 と、油断したオレが愚かだった。
 オレは今、なんか『魔法先生ネギま!』の最後らへんで出てきた、炎のような雰囲気がする少女と、頭にツノを持っている、黒い肌の美人の女性に脇腹を刺されて拘束されている。
 オレを拘束しているモノ(・・)は、おそらくウェールズの村の悪魔襲撃の時の後に、忽然と消えていたオレが変化させた槍だ。
 黄金の矛先はどこか、オレに死んだ後も恐怖を与えそうな雰囲気をしている。持つところは雪の結晶のようなモノが螺旋に渦巻いている。
 オレから滴る血を(はい)に注いで、ソレを飲むイカレ女ども。

「ああ、ああ――! 美味しい、美味しい! これで、これでこれでこれでこれでこれでこれでこれでこれでこれでこれでこれでこれでこれでこれで! 私はより完璧な生命体になれる!」
「ふふふ、本当にとても甘いのね。悪いけど、貴方は逃がさないわ」

 やばい、こいつらマジでやばい。
 人の血を飲んで、こんな態度をとるとか、完全に地雷だぞ。
 が、次はおまえらが油断したな。
 オレは『ディメンションÄRM(アーム)』『ジッパー』をこいつらが狂乱している隙に発動。中から『魔道具(まどうぐ)』『帝釈廻天(たいしゃくかいてん)』を取り出す。

「――潰れろ」

 帝釈廻天の能力は重力制御。全体が真っ赤な色をしている、三叉の矛(みつまたのほこ)だ。
 ただし、重力制御が出来る範囲は限定されている。矛を中心に広がっていくのだ。
 すなわち、今現在はこのイカレ女どもより、オレのほうが重くなる。

「我慢くらべだ。イカレども」
「あ、がぁ――っ!」
「ああ、あぁ――っ!」

 オレはこの隙に、脇腹に刺さった槍を片手で強引に引き抜く。
 相変わらず、訳が分からん槍だ。手が焼け焦げそうだぜ。

「おまえら、プレゼントだ。嬉し涙流せよ変態!」

 全力投球、帝釈廻天の+を炎の少女に。
 意味の分からん槍を、黒い肌の女にそれぞれ投げつける。
 炎の少女は帝釈廻天の重さで、地面に高速で落下していく。
 炎の少女は「き、キモチイ――っ!」とか叫んでいる。クソ気持ち悪いわ。
 黒い肌の女は「イッチャウ――!」と変な声を響かせながら、上空に消えた。
 オレは『ホーリーÄRM(アーム)』『癒やしの天使』である程度の傷を回復させる。
 だが……。

「血、流しすぎたか。ひとまず、みんなを探さないと」

 深呼吸をして集中。精神を研ぎ澄ましていく。
 戦闘の気配あり。が、遠すぎる。
 アレを使うと、テンションが可笑しくなるから使いたくなかったのだが、そうも言っていられないな。
 オレは奥の手を使う。

「タカミッチー命名……聖化法(せいかほう)

 私は戦闘音のする場所に、急行する。
 その場にいたのは、ネギ、カモ、アスナ、刹那(せつな)、あやか、千鶴(ちづる)夏美(なつみ)千雨(ちさめ)美砂(みさ)(まどか)桜子(さくらこ)、エヴァ、カリン、マナ。
 ソレを囲んでいる魑魅魍魎(ちみもうりょう)と二刀流の少女。
 私は、魔力と気が合わさって出来た槍を一振り。
 魑魅魍魎の大半が消え失せる。

「ネギ、状況は?」
「ヨシュア! 無事でよかったよ~」
『え? あれがヨシュア(ヨシュアさん)?』
「わあああああ――っ! エヴァンジェリン様! 見てください見てくださいよ! あ、アレが、い、ヨシュア様のハイパーモードです!」

 私は騒がしいカリンを静かに叱りつける。
 
「カリン、騒がしいぞ。今はそんな場合ではなかろう。口を(つぐ)むがいい」
「ふぁ、ふぁい!」
「ふむ、他のメンバーは石化、(ある)いは避難したとみていいな。このかは、奪取された……違うか?」
「う、うん」
「ならば、おまえたちはここで、こやつらでも相手に鍛錬をしておけ。ネギ、エヴァ、刹那は私についてこい」

 私はナニカを言いたそうにしている面々を、眼を使って黙らせる。
 祭壇につくと、妨害行為があった。
 犬耳の少年、白髪(しろかみ)の少年、白髪(しろかみ)の少女。
 私は、まず前衛の、犬耳の少年の拳を蹴り上げ、胸に肘打ちを行う。
 犬耳の少年を白髪(しろかみ)の少年に投げ、白髪(しろかみ)の少年に死角を作る。
 私は、死角から、回し蹴りで白髪(しろかみ)の少年の意識を刈り取ろうとする、が。

「神の子、期待ハズレだよ」
「ふむ、やはり、効かないか……が、勝敗は別だぞ」

 天空に展開される光の魔法剣の数々。
 呪文詠唱(じゅもんえいしょう)など私には必要ない。ただ一言述(ひとことの)べるだけでよい。

「光あれ」
「なっ!? しかし、こんなことでは――」

 光の五月雨が白髪(しろかみ)の少年の動きを阻害する。

「……終わりだ。このかはすでに私の仲間が取り戻している。鬼神(きしん)の復活はない……うん? どうしたね、白髪(しろかみ)の少女よ。私の背中は隙だらけだぞ」
「……っ。テルティウム、ここはひきますよ。目的のモノ(・・・・・)は回収できたと報告が来ています」

 目的のモノ(・・・・・)? では今回の真の狙いはこのかではなかった?
 私は白髪(しろかみ)の少年を蹴り飛ばして『土星の輪(どせいのわ)』を使った拳で白髪(しろかみ)の少女に連打を行う。

「があっ!? わ、私に構わずに行け! は、早くしろテルティウム!」

 白髪(しろかみ)の少女を残して、白髪(しろかみ)の少年は消える。

「君は正気か? 私が君にナニカをするとは思わないのかね?」
「はぁ、はぁ、はぁ~。もっと、もっとお願いします。私の救世主様。私に真の命、痛み、愛をくださいませ」
「……やれやれ。私の性質にも困ったモノだな」

 くっ……そろそろ限界だな。

「黙って捕まれ少女よ」
「ギャルルン! 私は貴方様の愛の奴隷!」

 あ……テンションが戻った。
 つーかなんだよ、このフェイト2号のテンションは?
 えーと記憶によると6番?
 あ、反動がきた。
 ネギ、あとは、たのんだ、ぞ……。 
 
  
 

 
後書き
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