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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  19話 ちゅーの嵐

 
前書き
個人的な理由でストックを連続投稿します。
これから先の投稿は著しく遅くなります。 

 
 しょ、ショボーン。
 まさかのクラス全員に魔法ばれである。
 オレの横でちび双子が、めちゃくちゃキラキラした瞳で、オレのやった『ÄRM(アーム)』を発動させようとしている。

「ちぇいさー!」
「よいしょー!」

 だが、双子……鳴滝(なるたき)風香(ふうか)史伽(ふみか)の『腕輪型ÄRM(アーム)』は発動せず。

「むーう、ヨシュア! 僕の『ÄRM(アーム)』発動しないよ! これって失敗作だ!」
「きっとお姉ちゃんは才能がないんです~。でもヨシュア。なんで私のも発動しないんです?」
「え~と、クラスのみんなに配った『ÄRM(アーム)』は、ほぼ同一の性能だ。後は練習と想像力が必要なんだ。自分で能力を想像して創造するんだよ。修学旅行が終わったら、練習に付き合うからな。今は我慢をしてくれ」
『えええええええ~!』

 大ブーイング。
 やめて、そんなに大声を出すと、あの人がやってくるから!

「クラァ! 3ーA いーかげんにしなさい!」

 ほら来たよ、頑固一徹(がんこいってつ)教師、新田(にった)俊文(としふみ)
 新田先生のお説教。
 3ーAとネギからどうにかしろという、重いプレッシャーを感じる。
 た、耐えられない。

「ト、トッシー(・・・・)。そのあたりで。この子たちも反省しているのと思います」
ヨッシュ(・・・・)……しかしだな」

 その時、周りの空気が『?』になっていることにオレは気づく。

「どうしたおまえら? 人がこうやってトッシーを説得しているというのに」
「ヨッシュ、生徒の前でトッシーはやめたまえ」
「いやいや、トッシーもオレのことをヨッシュって、呼んでいるじゃないっすか」
「君が先に呼ぶからこうなったんだぞ。いいか、君も反省したまえよ」

 ふと、ひそひそ声がオレの耳に入る。

「なんでトッシーとヨッシュなの?」
「てか、みんな新田の名前って知ってた?」
「15年、登校してたけど初めて知った」
「トッシーから連想するに、としがつくとみた」

 怒れる鬼教師、新田俊文。
 トッシーは怒りのあまり、3ーAにとって悪手とも取れる手をうってきた。

「これより朝まで自分の班部屋(はんべや)からの退出禁止(たいしゅつきんし)! 見つけたらロビーで正座だ!」
『え――っ!?』

 
 さて、オレはプリプリしているネギと共に部屋に帰る。
 ネギは激怒していた。
 オレは涙顔(なみだがお)のネギの張り手を甘んじて受ける。

「ボクのほうがずっと前から好きって言っていたのに! なんで宮崎(みやざき)さんとキスをするの! ひどい、ひどいよ、ひどすぎるよ。あんまりだ、あんまりだー!」

 ネギはオレを強引に押したおそうとしてくるも、小柄のネギでは倒れない。
 オレが油断をしなければ、魔力や魔法を使っても同じことだ。
 けれど……。

「今からオレは仮眠をする。きっと10分間は起きないはずだ。ナニカされてもオレは気づかない。じゃあネギ、そういうことで」

 オレは布団に入り、仰向けになって瞳を閉じる。
 その後の展開は説明する必要はないな。
 だがまあ、非常に激しかったとだけ言っておこう。
 オレはネギの行動が終わり、寝息が聞こえるまで待った。

「はぁ~。ネギ、いつもやきもきさせてごめんな」

 オレは横で寝るネギの頭を優しく撫でていく。

「ヨシュア……好き。だい……好き。……さない。……さない」
「なにを言っているのか、よくわかんないけど……オレもおまえが好きだよ。お休み、ネギ。さて、オレも本当に寝るかな」















 
 ……………………うん?
 身体が重い?
 なんだ?

「……ヨシュアさん。私、キスだけじゃ我慢できないです。グチャグチャのグチャグチャになりましょう」
「……え? な、なんで?」
「なんでって何がですか?」
「だって、おまえはあの変な十字架のせいで――」
「あは、はははは。そんなわけないじゃないですか。あの十字架は私の願いを叶えてくれただけなんですよ。……騒がないでください、ネギ先生が起きます。泣かせたくないんですよね?」
「やめろ、おまえはまだ中学生だろうが」

 のどかの瞳の光沢が、この部屋の暗さよりドス黒く染まっていく。

「おまえは? 私たち同い年ですよね? そもそも年齢なんて関係ないし、そんなことはどうでもいい。愛があれば大丈夫。愛さえあれば――」
「……のどか。正気になれ、おまえ……可笑しいぞ」
「私を可笑しくしたのはあなたでしょ。ねえ、ヨシュアさん。受け入れてください。私と一つになりましょう」

 仕方ない。悪いが、気絶してもらうぞ。
 瞬間――。

「何をやってんのよー!」
「チェケラッ――!?」
「いい加減にしなさい!」
「セックション――!?」
 
 オレの顔面にアスナの足攻撃。
 のどかは、あやかから首に手刀(しゅとう)。のどかは気絶したようだ。
 痛いが、正直、助かった。

「た、助かったぞ。よくぞ来てくれた。アスナにあやか……?」

 おい、なんで、おまえらまで顔を近づける?
 あ、そう言えば、カモのヤツがいない!
 あいつまさか……。

「オレと仮契約(パクティオー)をしても、ろくなアーティファクトは出ないぞ。なあ、やめとけって」
「先ほどのネギ先生との行為、全部、観ていましたわ。あなたって本当に最低のクズですわね……だから」
「あんたがネギに変態行為をするのが悪いんだからね」
「ふむぐっ!? むぐっ!? む――っ! むむ――ん!? あやかやめろ! ……アスナ!? うぐ!? むぐ――っ! んぬっ!?」

 ちょ、待てよ!
 気まずいどころの話じゃないぞ!

「……これであんたが誰のモノかハッキリしたでしょ?」
「アスナさん。珍しく謙虚ですわね」
「あやか、何のこと? 言っとくけど譲る気はないから」
「それでこそアスナさんです。私の結婚式で引き出物(ひきでもの)のバームクーヘンを、悔しそうな顔で食べさせてさしあげますわ」
「てててて、てめーら、何を考えているんだ! ネギが起きたらどうする!」

 
 オレは火山は強制噴火してしまった。
 瞬間、『ちょんちょん』っとオレの背中をナニカが触る。

「うん? 今忙しいんだよ。後にしてくれて」
「あははは、ネギ。ごめんね」
「ネギ先生。私たちはこれで失礼しますわ」

 ……え?
 オレはネギが寝ていた方向に振り向く。

「ヨシュア。また、浮気した。ヨシュアはボクのモノなので、ボクはヨシュアのモノなのに」
「ち、違う。これは……その……ごめん。後、意味が分からん」
「ふん!」
「ごっ、めんて……いった……じゃん」

 なんでこんな時だけ、強くなるんだよ……。
 
   
 

 
後書き
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