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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  13話 セクハラフナムシのヨシュア・キリストリアル

 こぇー。何がこいつらの逆鱗に触れたんだ?
 あの後、アスナの誕生日会をやったのだが、そのあとオレはあやかたちの部屋に強引に押し込まれた。
 今いるメンバーはネギ、アスナ、このか、長谷川(はせがわ)、あやか、千鶴(ちづる)夏美(なつみ)柿崎(かきざき)釘宮(くぎみや)椎名(しいな)
 ネギ以外の顔は般若のごとし。

「あ、あの~。足を崩してもいいですか?」

 オレは恐る恐る告げる。
 だが返ってきた答えは……。

『NO!』

 ど、どうしよう。ネギの性別が広まってしまう。
 もし、悪意のある魔法陣営にまで広がったら大変なことになるぞ。
 今の実力のネギでは、捕まる可能性が高い。
 成長して、ゲスどもに孕まされでもしたら……。
 しかたがない。使いたくなかったが『魔導具(まどうぐ)』『神慮思考(しんりょしこう)』で無理矢理記憶を書き換えるか。
 オレは『ディメンションÄRM(アーム)』『ジッパー』を発動させる。

「ちょ、何をするきよ!」
「アスナ、すまんが、全員の記憶を改ざんさせてもらうぞ」
「ざ、けんな! そんなこと――許される訳がないでしょうが!」

 途端に、アスナに渡していた、ナイフ型の『ARM』が姿を変えた。
 アスナに渡した『ÄRM(アーム)』は何の変哲もない『リングダガー』だったはず。用心のために『能力を想像し、創造する』『マジックストーン』を付けてはいたのだが……。
『リングダガー』は神々しい光を放つ西洋剣に変化をしている。

「我、アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシアが告げる。聖剣エクスカリバーよ、光となれ」

 や、やばい! なんだこの魔力は!? この部屋がぶっ飛ぶぞ!
 だが、何故か光は収束をして、オレだけに直撃する。

「がぁ――っ! ……アスナ、テメー」
「あ……れ? 私……は? アスナ、そう、神楽坂明日菜、いや、違う。私は……いやだ……いやだ! ヨシュア! 私の記憶(想い)を奪わないでよ!」

 アスナはボロボロと大粒の涙を流してうずくまる。
 はぁ~。何が起こったのかは分からないが、ここで記憶を改ざんしたら、オレって最低のクズじゃないか。
 心が迷ったら行動するな。
 心が迷ったら行動するな。
 心が迷ったら行動するな。
 ……心が迷ったら行動するな。

「分かったよ。もう記憶を改ざんなんてまねはしない。悪かった。許してください」

 オレは土下座を行って、魔法とたとえ話を始める。

『ネギ先生たちは魔法使い?』
「隠していて申し訳ありませんでした。バレたらおこじょになっちゃいますので。あははははは」
「つーわけで、ネギとオレが魔法関係者だということは秘密な。で、ネギの性別についてだが……これ、パンドラの箱だぞ。それでも聞くか?」

 全員は即答だった『はい』っと。

「あ~ネギにも言ってないんだが……お伽噺をしようか。たとえば、ある魔法戦争で活躍する若き英雄がいたとする」
「話を逸らさないでください。そんなお伽噺に――」

 オレは真剣な瞳で全員をみる。そして告げる。

「黙って最後まで聞けよ。戦争は激化をしていくなか、裏で戦争を操作している組織のことをある国の姫、いや、王女が突き止める。そして王女と若き英雄の運命は交差する……最後まで説明しなくても予想ぐらいつくだろう。ネギはその王女と英雄の子だ」
「え……ボクのお母さんって王女様だったの?」
「ああ、黙っていて悪かったな。そして2人は行方不明状態。なあ、戦争ってそう簡単に終わると思うか?」
『まさか……』
「もし、戦争で王女と若き英雄に怨みをもった陣営がいたとする。そいつらが、2人の子をみつけたら何をすると思う? 村ごと壊滅させるんだよ」

 ネギは目を見開き、ガタガタと震えだした。
 オレはネギを膝の上にのせて抱き締めながら、話を続ける。

「で、もし、その子が生きていて、性別が女だとしよう。王家の血筋に英雄の遺伝子。そんな女に悪い人間は何をすると思う? ここから先はオレの口からは言いたくないし、言わせるな」
「ヨシュア、ヨシュア。ごめんなさい、ごめんなさい。ボクのせいで村が。ボク、ボクは……生まれてきてごめんなさい!」
「オレはおまえと出会えて嬉しかったぞ。覚えているか? はじめておまえがオレに手を差しだしてくれた日のことを」
「……え?」
「オレは魔法学校の試験に落ちて、村でバカにされる日々だった。そんな時、小さな手をした天使が、オレの手を握ってくれたんだぜ」

 オレとネギとの出会い。
 悠久なる思い出。
 これを忘れることなど出来るモノかよ。

「ネギが生まれてきたことを祝福しよう。もしも神がいたとして、ネギに呪いをかけていても、オレがそんなヤツは必ずぶっ殺すから……だから」
「ヨシュア……ヨシュア……ああぁぁぁぁ――っ!」

 ネギの頭をポンポンとたたきながら、ぎゅーと優しく抱き締めて。

「で、なんでネギの性別をばらしたんだ、このか。事と次第によってはおまえを許さんぞ」
「……あんな、ヨシュアさん。言いにくいんやけどね……ネギちゃん、初潮きてたんや」

 うん? 署長?

「なんで警察とかの役職の話をしてるんだ?」

 何故か全員の顔がフナムシでもみるようになっている。
 オレ、何か間違った?

「頭の悪いあなたにも分かるように説明しますわ。ネギ先生のお身体は、赤ちゃんを産める準備を始めたのです」
「……え? えええええええ! それはオレの不徳の致すところでございます! ネギ、ごごごごごご――ごめんなさい!」

 なんてことを女性の口から言わせているんだオレは!
 セクハラですむ問題じゃねえぞ!

「皆々様、誠に申し訳ありません。これからもネギとカスのオレを、サポートしてくださると嬉しいです」

 これは完全にオレが悪い。
 オレはネギを抱いたまま、深く頭を下げた。

「私はかまわないわよ。なんか、記憶がゴチャゴチャしているけど。ネギと私って親戚みたいな感じだったようね」

 アスナの記憶が復活寸前!?
 もうどうにでもなれ!

「実は修学旅行の京都にも東洋の魔法使いがいるんだ。このか、おまえの実家って、ゴタゴタしてんだよ。最悪、ネギもおまえも狙われる」
『え!?』
「てことで、悪いが時間がない。オレのやったアクセサリーをみんなもっているか?」

 よし、都合よく全員持っているぞ。

「今からスペシャルな特訓を受けてもらう。『能力を想像し、創造しろ』説明は中のガイドに聞け。後、ネギもな」

 オレは『ÄRM(アーム)』『修練の門』を『ジッパー』から取り出す。

「じゃあ、こっちでは1日。そっちでは60日ってところだな。修学旅行までには帰ってこられるように設定をしておく」
「え、ヨシュア! ボクあそこはいやだ!」
「あははは。ダーメ。今度は1人じゃないから大丈夫だ。おまえら気張って行けや!」

 オレは『修練の門』を発動させて、ネギ、アスナ、このか、長谷川、あやか、千鶴、夏美、柿崎、釘宮、椎名、と、ついでに横で知らん顔していたカモを閉じ込める。

 1日後。

「おお、いい感じの魔力してんじゃん」

 瞬間――。

「おふ、あふ、やめ、いた、だから、いたい、やめ、あふん、ちょ、待て!」

 オレの弱点に正確に攻撃をしてくる、女性陣とカモ。

「おぷ……いい『第六感(シックスセンス)』してんじぇねーか……よ」

 あ、意識がなくなっていく。
 頼むから修学旅行が始まる前には起こしてくれよ。
 

 
 
 

 
後書き
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