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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  6話 ロリコンの称号を手に入れた

「ネギ、中々わかりやすい授業だったぞ。流石だな」
「えへへ。当然だよ。ボクはサウザンドマスターの子どもだし、ヨシュアがいつもボクに色々と教えとくれたしね」
「……そうか。オレでもやくにたっていたのか……。さて、少しこの近辺を探索してみようか」
「あのね、あのね。早く、ヨシュアがボクの魔法使いの従者(ミニステル・マギ)になって欲しいんだよ。ダメ?」
「うーん、まだ早いだろ。もう少し第六感(シックスセンス)と魔力のコントロールが安定したらだな。それに『魔道具(まどうぐ)』の扱いもまだまだだろ?」
「そうだけど……アレ? アレは宮崎のどかさんだ。あんなに本を持って危ないよ」
「よし、手伝いにいってくる」
「うん」

 オレは、宮崎のどかに後ろから声をかける。

「宮崎さん、そんなに本を持っていたら、前がよく見えないだろ。手伝うぜ」
「きゃ! 変態さん!?」

 宮崎のどかはバランスを崩して、階段から落ちる。
 オレはタカミッチー直伝の瞬動(しゅんどう)で、宮崎のどかの落下地点に移動して、彼女を抱きかかえる。

「……え? 瞬間、移動?」
「いや、速く動いただけだ。コレでもある程度の武術を習得している。さて、ケガはないか?」
「は、はい。ヨシュアさんって、実はいい人だったんですね。ネギ先生が言っていたことは本当でした」
「だろ?」

 オレはニヤリと、宮崎のどかに笑いかける。

「あ、あう……」
「どうした? やっぱり体調が悪いのか?」

 オレは宮崎のどかの頭に手を当て、体温を測る。

「おい、熱があるんじゃないのか? 結構熱いぞ。顔も林檎みたいに赤いし……」
「なななな、何でもないです! じゃあ、本はひとりで持てますので!」

 行っちゃったよ。

「あんた、さっきの何よ! さっきのワープでしょ! 怪しいと思っていたのよね。あんた、超能力者なんでしょ!」

 あ、アスナ?
 
「あ~結局、バレちゃう訳ね。説明するからちょっとまて。ネギ、おまえも固まってないで、こっちに来い」
「よ、ヨシュア、だ、ダメだよ! 記憶を消さなきゃ」
「無駄だ。疑うんならやってみろよ」
「記憶を消す? あんたら、そんなことしていいと思っているの?」
「ごめんなさい。後、ボクは超能力者じゃないです。魔法使いです。まあ、すぐに忘れると思いますが――」

 ネギの記憶消去の魔法が炸裂して、アスナは服が消えて裸になる。
 オレはすぐさま、その場をさる……間際。

「おい、そこで何をやっているんだ?」
「あ、タカミッチー。今はこっちにくるな!」
「なんだ、ヨシュアくんか、実は相談があるんだ。『魔道具』と『ÄRM(アーム)』の反応が少し遅くなってね。出来れば調整を……ん?」
「あ、高畑先生? い、いやあーっ!」

 と、叫ぶアスナ。
 
「……だからくんなって言っただろうが」

 タカミッチーはオレに小声で話しかける。
 
「もしかして、もうバレた?」
「ネギのヤツが記憶消そうとして裸にしやがった」
「はぁ~。彼女に簡単な記憶操作は効かないよ」
「だろうな。完全魔法無効化(マジックキャンセル)だろ?」
「君はいつも、何でも知っているな」
「いや、もうほぼ、オレの予知は役にたたない。現にエヴァンジェリンにあんなことがおきるとは、思ってなかったんだ」
「……登校地獄の呪いの軽減のことだね。そのことで、君におよびがかかった。今夜、8時にここにきてくれ。くれぐれもネギく、ちゃんには内密にね」
「分かった。なあ、先生たち怒ってない?」
「そりゃあカンカンだよ」
「……だよな」

 その時、アスナがオレに怒声をあびせる。

「あんたもさっさときなさい! 不本意だけど歓迎会をやるから」
「ああ、分かったよ。タカミッチーも行こうぜ」
「僕もいいのかな?」
「いや、タカミッチーいないとあの怒りんぼう大将軍のご機嫌がなおらないだろ」
「慕ってくれるのは嬉しいんだけど。僕は結局――」
「それは本人にしろよ。オレはその辺の事情は知らん」

 まあ、知ってるんですけどね。
 アスナにオレのジャケットを貸して、教室に向かう。
 ドアを開けると、盛大なクラッカーと歓声。

『ようこそ、ネギ先生。後、ついでにおまけも』
「おまえら、一言多いんだよ。まあいい、タカミッチー、ワイン飲むか?」
「いや、まだ仕事があるから無理だね。今度、ゆっくりと飲ませてもらうよ」
「そっか。じゃあ、菓子でも食おうぜ」
「まあ、それぐらいなら」

 オレたちは、楽しい時間を過ごしていく。
 少し漫画の展開と違う。
 宮崎のどかが、チラチラとオレを見ていたり。
 エヴァンジェリンと湯田(ゆだ)夏凜(かりん)がにこやかに、会話をしていたり。
 そして――。

「ちょっといいかネ。ヨシュアさん」
「あ、(ちゃお)か。なんだ?」
「あなたは何者カ?」
「異世界人だよ。未来人」
「なあ!?」
「何でも知っているのはおまえだけだと思っていたか? だが、オレのことは知らないらしいな。未来にオレの記憶はなかったのか?」
「……ないヨ。ここは私の世界の過去ではないのかもしれないネ」
「なるほどな。おまえ、オレに協力しろ。最悪を止めるぞ。芯にある想いは一緒のはずだ」
「あなたに何が出来るのかナ?」

 オレは装着していた『ÄRM(アーム)』を複数個、超に渡す。

「少しはおまえの身体もマシになるかもな。呪いを解くマジックアイテムだと思ってくれればいい。まあ、使うのには苦労するがな。後は、研究にでも使え」
「……お礼は言わないアル。邪魔になったらあなたは迷わず消すネ」
「へいへい」

 歓迎会はお開きになり、アスナたちの部屋に。

「風呂かりるから。ネギも一緒に入るぞ」
「うわ、マジでショタコンの変態だった。まあ、男にしか興味がないなら、私たちは安全だけど」
「む、ヨシュアは変態じゃないですよ。ちゃんと女の人が好きなんです」
「でも、ネギくん。ヨシュアさん、君に過保護すぎひんか? 男でショタコンって――」
「ボクは本当は女の子です! だからヨシュアは変態じゃなくて健全です!」
「はぁ?」
「へ?」
「ば、バカ! 言うなって言っただろうが!」
「だって、ここ、綺麗な人が多いから。ヨシュアはボクのなのに……」

 まずいぞ、非常にまずい。絶対零度のアスナとこのか。

「待て。深い事情があるんだ。他の人には秘密にしてくれ」
「ひとまず、ショタコンって言ったことは取り消すわ」
「おお、分かってくれたか!」

 うん? なんで腕を回転させているんだ?
 このかも、腕をスイングしているぞ。
 
「このロリコンの変態野郎!」
「ウチの気持ちをもてあそんで最低やわ!」
「あぶろォ――!?」

 この日、オレはロリコンという名の不名誉な称号を手に入れてしまったのだ。
 
  
 

 
後書き
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