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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  4話 アスナは二度寝する

「やばいよ、やばいよ!」

 私、神楽坂(かぐらざか)明日菜(あすな)は、ただいま爆走中。
 今日は友達の近衛(このえ)木乃香(このか)と共に、新任教師のお迎え。
 けど、それをスコーンと忘れて二度寝してしまっていたの。

「このかも起こしてくれればよかったのに! うん? 何か今日普段と違っていい匂いがするんだけど。あんたナニカつけてる?」
「やー。占いで今日、運命の人と出会うって、でてな~。だから、朝風呂入って、香水つけてきたんや。ちなみにアスナも運命の人と出会うって」
「え、でも、高畑先生とはずっと前から知り合いなのよ? あんたが占いを間違えただけじゃないの?」
「いや、今回は不思議とマジなきがするんよ。もしかしたら新任教師の人かもしれんへん」
「え~、絶対じじいでしょ。私は絶対、高畑先生の恋人になるのよ」

 ふと、そんな時、ふわっとした風が私の身体を優しく撫でる。
 横を見ると外国人のガキと、外国人の長身モデルのような男が立っていた。
 ガキは赤髪をポニーテールにしていて、抽象的な印象を受ける。
 男? いや、女? そいつが私に突然失礼なことを言ってきた。

「あの――あなた失恋の想が出てますよ」
「……あんだって?」
「だからとてもキツい想が出ているんですって」

 ぶっ殺す!
 私はこいつが腕につけている、アクセサリーを掴んで引き寄せようとしたんだけど、このガキは顔を真っ赤にして、私をはじき飛ばしたんだ。

「このガキャー! 手加減していれば調子にのってからに!」
「あなたがいきなりボクの、宝物に触るからいけないんでしょ!」
「ふん、ちょっと珍しいカタチのシルバーアクセサリーじゃないの。そんなの、どうせ、安物でしょ?」
「――消せ」
「あん?」
「取り消せ! これは安物なんかじゃないんだ!」

 は、速い!? ガキが私のお腹にパンチを炸裂させようとしている。
 瞬間――。

「ネギ、やめろ。さっきのは、おまえが悪い」

 ガキの腕を掴んで、片手でガキを持ち上げる、外国人モデル風の男。ガキとはいえ、片手で軽々と持ち上げるなんて、細いくせに結構な力だな~。
 私は、興味が出たのでこいつを観察する。
 髪は真っ黒で短く揃えて、清潔感がある。
 瞳は幻想的な緑。まるでエメラルド。
 身長は180ぐらいかな?
 顔はかなりのイケメン。面食いなら確実に落ちるほど。まあ、私のタイプじゃないけど。
 でも、じゃらじゃらと色んなところにつけている、シルバーアクセサリーのせいで、チャラチャラして見える。遊び人みたいだわ。
 耳にそれぞれ大きなピアスをつけているのもマイナス点。
 観察終了。
 私は、ジタバタしている、ガキとチャラいヤツに、親切に説明をしてやった。

「ここは女子校エリアよ。つまりあんたらは入っちゃだめなの」

 するとチャラいヤツが、ボソリとナニカを言った。

「なによ?」
「ち、うっせーな」
「なんですって! 謝りなさいよ!」
「あ、はいはい。反省してまーす。すんまそん」

 ぶちっと、私の堪忍袋の緒が切れる――瞬間。

「遅かったね。ネギくん、ヨシュアくん」

 高畑先生!?

「あ、タカミチー!」
「お、タカミッチーじゃん。おひさ~」

 こいつら高畑先生の知り合い?

「ようこそ、麻帆良(まほら)学園に。ネギ先生にヨシュアくん」
「タカミッチー、このサルどうにかしろよ。怒りんぼう大将軍かよ」
「タカミチ。この人、酷いんだよ! ヨシュアが作ってくれたモノを安物って言うんだ」
「あ~、アスナくん。きっと2人が先に挑発でもしたんだろうけど、ネギくんにソレは禁句だよ」

 うぐ、高畑先生がそう言うのならば……。

「ごめんなさい……うん? ネギ先生?」
「あ、どうも。謝ってくれればいいんです。ボクはネギ・スプリングフィールドです。この度、この学校で英語の教師をやることになりました。こっちはボクの補佐をしてくれる、ヨシュア・キリストリアルと言います」
「チース、ヨシュア・キリストリアルでーす」
「え、ええ――っ!」

 私はガキやこんなチャラいヤツは嫌いなのに!

「タカミッチー、お土産だ。特性のワインだぞ。大事に飲めよ」
「ちなみになんだけど、もとはなに?」
「今度のはちゃんとした水だよ。軽快すんな」
「いや、君の前科は一生忘れないよ」

 あれ? 高畑先生、結構チャラいヤツと仲がいいな。
 なんでだろ? あんまりこの手のタイプとは相性悪いのに。
 その後、学園長のところに行って話を詳しく聞く。
 なんかよく分からないけど、結構真剣な顔をして手紙でやりとりをする、チャラいヤツと学園長。
 チャラいヤツも真剣な顔だと、これはなかなか……は! ダメよアスナ!
 どうせ、こいつは碌なヤツじゃないわ!

「ええ! じいちゃん。こっちの子はいいけど。そっちの人は流石に無理やろ! アスナもそう思うやろ?」
「んあ!? なにこのか?」
「はぁ~。じいちゃんが、この2人をウチたちの部屋にしばらく住まわせてやってくれいうんよ! この子はカワイイからいいんやけど……」
「……学園長。冗談でしょ?」
「本気じゃぞ」

 嘘でしょ? そもそも、4人なんてぎゅうぎゅうだし、こいつら男じゃない。
 こっちのガキはまだいいわ。けど、このチャラいヤツは絶対にダメ。
 スケベに決まっているわ!

「すまんな。こっちも事情があるんだ。もし、オレがあんたらを襲おうとしたら、コレで刺してもらってかまわん」

 チャラいヤツが、マジックで懐から小型のナイフを取り出して、私とこのかにわたす。

「ちょっと! こんな物騒なモノをわたさないでよ!」
「ウチも無理や。いきなり早すぎるわ」

 うん? このか、なんかまんざらでもなさそう。なじぇ?

「このか。この2人と一緒に住んでくれれば、今後お見合いはしなくてよい」
「え、ほんま! けど……ウチ、はずかしい」

 流れがやばいー雰囲気に。

「ちょっとこのか!」
「いや、そんな。強引やわ~。でも、ウチ、ウチ!」
「このか! 『ウチ、ウチ!』 じゃ……ないわよ。とにかく私は絶対に許可しませんから!」

 ふと、私はもらったナイフを見る。あ、綺麗な細工。それになんかパワーストーンもついている。
 こいつ――ヨシュアって言ったっけ。こいつを利用すれば、お金を沢山稼げるかもしれない。

「ねえ、これってあんたが作ったの?」
「あ? そうだけどなんでだよ?」
「この細工、簡単に作れるようになる?」
「まあ、ただの装飾品だったら、3ヶ月間ぐらいで作れるようになるぞ」
「3ヶ月間か……、売れる?」
「おまえの頑張りしだいじゃねーの?」

 そっか、ぐふふ、お金、がっぽがっぽ!
 うん、ただの装飾品は?
 まあいいか、これで新聞配達ともおさらばね。

「住んでもいいわよ。ただし変なことしたら、股間をこれで切り落としてやるからね」
「……思っていたより、アホだった。よかったなネギ。スムーズに住むとこがみつかったぞ」
「ボクは2人っきりがよかったのに」

 なんで男同士で見つめ合ってるのよ!
 あ! パルに知らせて、ネタ料金をもらってくれる!
 おほほほ。こいつら金の鶏だわ!

  
 

 
後書き
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