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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  2話 転生特典?

 よし、今日も作業は順調。
 最後にオレは指に針を指して、血液を日本風の道具――『魔導具(まどうぐ)』にタラリと垂らす。すると神々しい光と共に作品の完成。
 コレがオレの能力と知識だ。オレは『魔法先生ネギま!』以外の世界の道具を作ることができるのだ。オレが作る作品はだいたい『烈火の炎』の『魔導具』と『MÄR(メル)』の『ÄRM(アーム)』だ。コレもオレの好きな作品で、多種多様な道具が出てくるすんげー面白い漫画である。
 この世界で生まれ変わってから、オレは血液がついたモノを変なモノに変換出来た。でも、生まれた時の記憶は曖昧で、気づけば4歳ぐらいの年齢でひとり、ぼーと、泉を観ている時に、スタンのじいさんたちに発見されてスタンのじいさんに引き取られたのだ。
 スタンのじいさんは、オレが村で信頼する数少ない人間。魔法の使えないオレのために色々と苦労をかけた。
 だからオレはオレの最善を行う。今も、村襲撃の被害を少なくするべく、スタンのじいさんのいつもいる酒場に、ネギと共にいって道具を渡している。

「じじい、今週の出来たやつだ。説明するぞ。こっちの銀細工がイージスって言って、簡単にいうと傷を治す盾だ。だが、材料がしょぼくて、使い捨て。いざという時に使え。こっちのマントは朧つって、ある程度姿を隠せる。じじいなんだから、やばくなったら逃げる時に使えよな。あとは――」
「老人扱いするなひよっこが!」

 スタンのじいさんの拳骨がオレの脳天に炸裂。

「い、いてぇ……この野郎! 人が心配をしてやっているんだぞ!」
「ガキに心配されるほど、落ちぶれておらんわ」
「け、そうかよ。だけど、用心だけはしとけよ。それと、てんめー! ネギが女の子なの黙ってやがったな! おかげでオレは幼女と風呂に入る変態になっちまったぞ!」
「おい、声が大きい。ちと耳をかせ」
「なんだよ」
「いいから。そらネギよ、アンナがあっちで呼んでおるぞ。いっておいで」
「あ、アーニャだ! おーい」

 ネギは幼なじみのアンナ――アーニャの元に走って行った。
 酒場の窓をドンドンと叩くアーニャ。ヤツはギロリとオレを睨みつける。
 あーオレ、所詮よそモンだから、あんまり村で評判よくないんだよな。
 この前も、アーニャから金的攻撃を受けてたし。
 あ、アーニャのヤツ、オレにあっかんべーしてやがるぞ。

「あのガキ……」
「ほほ、将来苦労するぞ」
「……なにが?」
「では、皆。少し席を外してくれ」
 
 途端に酒場の空気が、変わる。

「おい、スタンさん。こんなよそモンを信用する気かよ」
「そうだぜ。こいつになにが出来るって言うんだよ」
「所詮。悪魔がくるって嘘を言うだけの小僧だぜ」
「魔法も使えないし。せいぜいナギの子の壁だな」
『あはははははは!』

 こ、こいつら、人を散々バカにしやがって。

「ワシは席を外せと言った。ならば、黙って言うことを聞け、小僧ども!」

 スタンのじいさんから、ヤバメの雰囲気が発生して、魔力の乱気流が巻き起こる。
 酒場の飲んだくれどもは『ひぃ』とか言いながら、酒場から去っていった。店長までも。

「すまんな、ヨシュア。ワシに力がもっとあれば、ネギの正体を隠さずに堂々と出来るはずじゃった。だが、あいにくワシの実力は中の上程度。すまない。ネギの性別はこれからも秘密にしておいてくれ。おまえしかいないのじゃ」
「……つまりネギの性別が女だと、バレちゃいけない訳があるんだな?」
「英雄の子……普通それは良いステータスじゃ。じゃが――」

 あー。なるほど。ネギの母ちゃんが関係している感じだな。
 それにネギの父ちゃんも相当の恨みをかっていたような?
 その子どもが女だったら、男より悲惨なことが起きるような気がする。
 誘拐されて18禁展開も、将来的にありえる。

「じじい、それ以上は言わなくていい。秘密なんだろ」
「……おまえのその緑の瞳は、どこまで見えているのじゃ?」
「いや、この前から見えなくなった。だが、襲撃は十中八九ある。それも近いうちに」
「そろそろおまえが現れて、4年か……大きくなったの……。頼む、あの子だけは守ってあげてくれ」
「じじい、あんたも無理はするなよな。さて、そろそろ帰るよ」
「ああ」

 オレは荒れた酒場を後にして、遊んでいるネギたちに近づいていく。

「おい~、そろそろ帰るぞ。ネギ」
「あ、ヨシュア。スタンおじいちゃんとおはなしはおわったの?」
「ああ、ネギのことすんげー心配してたぞ。今日は酒の飲み過ぎで眠ったから、今度お礼を言おうな」
「うん! アーニャ、バイバイ~」
「じゃあな、クソガキ」

 オレはネギの手をとって歩き出す、間際。

「クソはあんたでしょーが!」
「はう!?」

 股間に走る灼熱。

「て、てめー。なんどやれば気がすむんだよ」
「てめーじゃない! ちゃんと名前で呼びなさいよ。このバカヨシュア!」
「バカって言ったな? バカって言う方がバカなんだよ。バカアーニャ!」
「なれなれしく呼ぶな!」
「はう!? ま、待て! オレが悪かったから! やめろ――っ!」
「ふーん。じゃあ、将来、私が命令したら絶対に聞くこと」
「え、え~」
「もう1発……」

 アーニャの杖から魔力が放出されようとしている。
 あんなの生身の身体で受けたら、オレの股間は死んでしまうぞ!

「わ、わかった! わかったから!」
「よーし。ネギ、これで私の勝ちよ」
「アーニャ、ずるいよ!」
「ふん、ずるくても勝てばいいのよ」

 なぜかケンカを始めたネギとアーニャ。
 それにしても、アーニャももう魔法を使えるのな……うん?

「おい、アーニャ。おまえ、そう言えば最近見なかったよな? どこか旅行でも行ってたのか?」
「ハア……学校に決まってるでしょ。ホントにあんたはバカなんだから」
「……え? ほ、本当か!」
「なに興奮してるのよ。この変態。まあ、来年はネギもいなくなってあんたひとりになるのよね~。悔しい? ねぇねぇ、ねえ!」
「すまん! ちょっと急ぐ。アーニャ。ネカネさんも帰っているのか?」
「ああ、ネカネお姉ちゃんは、少し遅れて帰ってくるわよ。どうしたの?」
「アーニャ、オレが最善を尽くす。だから、なにが合っても大丈夫だ」

 オレはアーニャの頭を撫でて、急いでネギと共に家に帰ると、最速で襲撃に向け道具作りに取りかかったのだ。
 

 
 
 
 

 
後書き
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