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わりとよくあるイレギュラーなネギま!

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聖誕
  1話 我が家のネギにはアレがない

 皆々様は赤松健先生の作った、漫画をご存じでしょうか。
 その中で、オレが特に好きな作品は『魔法先生ネギま!』です。この作品はラブコメと見せかけておいて、徐々に超絶バトル漫画となっていきます。続編も出ていてスケールが大きい作品。登場人物たちも魅力的。主人公のネギくんは、魔法の天才で、最終的に雷化してパネェ強さになります。ですが、続編ではネギくんはラスボスに身体を乗っ取られていることが判明します。まあ、この続編はパラレルワールドの話みたいな感じだと思っていてください。はい、そろそろ『おまえ誰だよ』と言われそうなので自己紹介しておきます。
 超絶天才児、ネギくんと一緒に住んでいる、ヨシュア・キリストリアルと言います。
 もうお気づきでしょう。オレは『魔法先生ネギま!』の世界に転生をしてしまった、元異世界人です
 え? なんでオレがネギくんと一緒に暮らしているのかですか?
 それは……。

『やーい、魔法を使えない落ちこぼれ~』

 はい、オレ、魔法学校の試験に落ちちゃいまして、村に居づらかったのです。
 そんな時、ネギくんとネギくんの従姉のネカネさんが優しくしてくれましてね。
 今ではネギくんの家で暮らしているのです。まだ小さなネギくんに家事全般はきついので家事全般はオレがやっています。
 しかし、困った。正確な日付は知らないけど、この村、襲撃にあって、村人たちが石化されるのです。
 まあ、オレをバカにする村人たちはどうでもいいのですが、ネギくんに何かあってはまずい。
 イレギュラーというモノは必ず発生する。だってオレが今いるのが証拠。
 と、そろそろ素に戻る。


 しかたない、力がいるな。今日もネギと一緒に魔法使いが捨てたゴミ山に向かうとしよう。
 オレは確かに魔法は使えないようだが、魔力がないわけではない。
 それに、オレにはある能力たちがあるのだ。

「うーし、サンドイッチとお茶ができたぞ」
「ヨシュア、きょうもざいりょうをあつめにいくの?」
「ああ、用心にこしたことはないからな。ネギ、秘密にできるよな?」
「うん! でも、ヨシュアのソレってこうどなれんきんじゅつじゃないの? みんなにいえば、がっこうにもいけるのに……」
「おまえを今更ひとりにできるかよ。言わないと風呂にも入らないじゃないか」
「う、ボク、おふろきらいなの」

 オレはネギと手を繋いで、ゴミ山に向かう。

「相変わらず、もったいないことをする奴らだな」
「ヨシュアいがいには、コレをかこうするのはむりだとおもうよ?」
「そうか? まあ、ありがとうよ。ネギ、将来もっと上等なヤツをプレゼントしてやるよ」
「え、ホントに! いっぱいほしい!」
「おまえも小さいが男だな。男はコレクター気質が多い。だが、今はまだ材料が少ないんだ。もっと金があれば、まほネットで材料を揃えることができるのだが……まあ、今は出来ることをするよ」
「うん! でも、ボクはちがうよ」
「うん、なにが?」
「いいかげんにきづいてよ、バカ!」

 ネギの奴、なにを怒っているんだ? まあ、いいか。
 オレにはこの世界に転生したときから、ある知識が備わっている。
 ソレを使えば、オレもこの世界である程度戦えるはずだ。
 オレが関わることでどんな変化が起きるか分からないが、なにもしないのは怠惰がすぎる。
 その日も、オレはネギと一緒に、カゴいっぱいの魔法使いが捨てたゴミを持ってかえる。
 夜はネギを寝かしつけて作業をする。

「ふーう。ここまでにするか。しかし、随分増えたな」

 オレは複数の銀細工と、日本風の道具を見つめる。
 さて、そろそろオレも寝るかな。でも、いつも、オレは変な夢を観るんだよな。
 磔にされて殺されたり、どこか見覚えのある女の子の慟哭が聞こえたり。
 あ、嫌だ、嫌だ。考えるのはここまで。はよ、寝よう。

『――申し訳ありません。こうするしか……こうするしかなかったんです! ごめんなさい、ごめんなさい』
「またか、あんた、いい加減にしろよ。もう謝らなくていいから。よく覚えてないから許してやるよ。だから、静に寝させてくれ」
『……え? ■■■様?』
「はぁ? オレはヨシュアだよ、人違いだバカ」
『ヨシュア……様。必ず、贖罪に行きます。待っていてください』
「んあ? あんた確か――」

 ふと、オレの腹に強烈な痛み。

「ぎゃー! なにがおきた⁉」
「ヨシュア~。あさだよ~」
「ネギ、そっと起こしてくれよ。おまえ、魔力を込めて、飛び乗っただろう?」
「うん! このまえ、ひろったほんにかいてあったんだよ! ねえ、すごいでしょ? ほめてほめて~」

 オレは「ネギは、すごいな~」と言いながら頭を、乱暴になでた。

「……ボク、ヨシュアがすきだよ。しょうらいけっこんしてね」
「オレ、女性が好きだから、ごめんな」
「じゃあ、だいじょうぶだね」
「なにが?」

 オレは気づいていなかった。この世界の根本的な違いに。
 オレは気づいていなかった。この世界の真実に。
 原作を知るがゆえの勘違い。

「ヨシュア、きょうはいっしょにおふろにはいろう」
「ネギ、珍しいな。じゃあ入るか」

 そして知る。

「え、ネ、ネギ! ない! アレがない!」
「アレってなに?」
「……え? ……え? ええええええ! おまえって――」
「ああ、やっときづいたの? ボク、おんなだよ」

 う、嘘だろ? イレギュラーにもほどがあるだろ!
  
 

 
後書き
割とよくあるネギくんTSモノです。
苦手な方もいるかとは思います。
それでも応援してくれる方々は、感謝です。ありがとうございます。

おまえの作品、嫌いじゃないぜ。
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