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ハッピークローバー

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第二十二話 身体が丈夫ならその二

「そして気を抜かない」
「巨人はそれが出来てないからね」
「怪我人が多いっていうのね」
「あとトレーナーも少なくて設備もね」
「悪いのね」
「だから余計にね」
 尚更というのだ。
「怪我人が多いってね」
「岡本先生お話してるのね」
「そうなの、もう何もかもが駄目って」
「巨人はなのね」
「言ってるわ、あれじゃあ万年最下位でいいことだってね」
「あの人中日ファンなのよね」 
 理虹は先生のこのことも話した。
「だから余計にね」
「巨人嫌いなのね」
「私達は阪神ファンで学校全体でも阪神ファン多いけれど」
「岡本先生って愛知出身よね」
「浜松ね」
 そちらだというのだ。
「あの先生あそこ出身なのね」
「鰻とか蛤の?」
「そう、その浜松でね」
 そちらの出身でというのだ。
「愛知県だからね」
「中日ファンなの」
「そうなの、それでね」
 その為にというのだ。
「巨人嫌いなのよ」
「それで余計にそう言うのね」
「そうよ、八条学園って巨人ファンいないって言ってもいいけれどね」
「そのこと難波で好きなチームのアンケート取ったみたいよね」
「あそこみたいな感じでね」
「八条学園は阪神ファン多くて」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「巨人ファンはね」
「ほぼいないのね」
「けれど他のチームのファンの人達もいて」
「あの先生中日ファンなのね」
「そうよ」
 こう妹に話した。
「それで巨人嫌いでそう言うのよ」
「そういうことね」
「ええ、けれど巨人に怪我人多いのはね」
 理虹はあらためて話した。
「事実よね」
「毎年滅茶苦茶多いわね」
「それでその怪我人の多さもあって」
「あの弱さね」
「怪我人が少ない」 
 このこともというのだ。
「強いチームの条件よね」
「そうよね」
 その通りだとだ、実加も頷いた。
「怪我をしない状況を維持することもね」
「出来るだけね」
「大事よね」
「練習や試合の時に気を抜かない様にして」
 そうしてというのだ。
「事前に身体をほぐして整える」
「準備体操と整理体操で」
「それでトレーナーの人もちゃんといてもらう」
「設備も整える」
「アフターケアのね」
「そこまでしないと駄目ね」
「お風呂もいいみたいよ」
 理虹はこちらもと話した。
「身体を温めてほぐすから」
「それでよね」
「それもいいから」
 だからだというのだ。
「お風呂も怪我をしない為にね」
「いいのね」
「身体を温めたら血流もよくなって」 
 そうしてというのだ。 
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