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麗しのヴァンパイア

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第四百四十四話

             第四百四十四話  生徒達には直接
 華奈子達クラウンのメンバーは塾の授業の前に今田先生からパーティーの話を聞いてそれでだった。
 華奈子がだ、教壇に立っている今田先生に尋ねた。
「あの、本当にケーキやアイスをですか」
「はい、お好きなだけです」
 今田先生はにこりとして答えた。
「召し上がって下さい」
「そうですか」
「そしてです」
「それで甘い紅茶やジュースもですね」
「幾らでもです」
 どれだけでもというのだ。
「飲んで下さい」
「そうですか、凄いですね」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「是非いらして下さい」
「わかりました、それじゃあ」
「はい、そして」 
 今田先生はさらに話した。
「他の学年の人も来られますので」
「そうですか」
「それに特別ゲストもです」
「特別ゲスト?」
「その方も来られるので」
 だからだというのだ。
「楽しみにしておいて下さい」
「あの、特別ゲストってどなたですか?」
 美奈子が尋ねた。
「一体」
「その時のお楽しみです」
 今田先生はこの時もにこりと笑って答えた、だが具体的な内容は一切話すことはなく流した形になった。
「そういうことで」
「そうですか」
「はい、それではです」
「来週の第四日曜日ですね」
「皆さんです」 
 まさにというのだ。
「いらして下さい」
「わかりました」
「お菓子に飲みものに」
 それにというのだ。
「音楽もです」
「そちらもですか」
「ありますので」
「全部をですね」
「楽しんで下さい」
 こう言うのだった、七人は全員参加することにした。このことは授業の後で七人で話して決めたことである。


第四百四十四話   完


                2022・2・3 
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