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新ヘタリア学園

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第千九百一話  何と言っても三十三対四

第千九百一話  何と言っても三十三対四
 スコットランドは大阪に伝説の二〇〇五年シリーズのことを言いました。
「特にひでえな」
「ああ、その時はもうあれですわ」
「どうやったらこんな展開になるんだよ」
「これ絶対に人知を超えてるよ」
 ウェールズも引いたお顔で言います。
「三試合連続十点取られて最後は敵に本拠地で胴上げって」
「悪夢だろ、これは」
 スコットランドはまた言いました。
「どう見たってあの連中の呪いだな」
「ペナントはぶっちぎりやったんです」
 上に超が付く位に強力な中継ぎ抑えと好調な打線によってです。
「それがでしたわ」
「シリーズはこの展開かよ」
「しかも第一試合濃霧コールドだね」
「それもネタになってます」
 俗に濃霧コールド三十三点といいます。
「ほんまの悪夢でしたわ」
「冗談抜きでこんな呪いかかったスポーツチームねえぞ」
「シカコカブス以上だと思うよ」
 イギリス兄弟も思うことでした。 
 誰が見ても二〇〇五年のシリーズは壮絶です、それをリアルで見た阪神ファンの人達は阿鼻叫喚地獄の中にあったのです。


第千九百一話   完


                  2022・4・18
 
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