| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第千八百八十五話  妖精から離れると

第千八百八十五話  妖精から離れると
 フランスはイギリス兄弟にあらためて言いました。
「それでお前等妖精は置いておいてな」
「それでどうしたんだよ」
「イギリスは言うまでもないけれどな」
 フランスのお顔がここでとほほとしたものになりました。
「他の奴はもっと酷いな」
「料理がっていうんだな」
「ああ、それでスコットランドな」
 イギリスに応えてから彼に言いました。
「ハギスってな」
「怪獣みたいだっていうんだな」
「名前がな」
「言っておくが円谷さんとは関係ないぞ」
「円谷さんのずっと前からあるしな」
「ゴジラは昭和二十九年だぞ」
 撮影時東京を火の海にしてやると言っていて警察に捕まったというとんでもないお話があったりします。
「ハギスはもっと古いからな」
「そうだな、しかし美味いっていうのはな」
「聞かないっていうんだな」
「鰻のゼリー並にな」
「あと鰊のパイかよ」
 こうしたお料理並に評判が悪いです、それがハギスなのです。


第千八百八十五話   完


                2022・4・11
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧