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まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人

作者:jindam3
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第二十五話 先手必勝 修羅場 下剋上

翌日の朝

和樹は屋敷の自分の部屋で寝ていた。

昨日の戦いで力を使って眠った和樹はリーラ達に運ばれていた。

力が回復した和樹はいつもより早く起きようとするが・・・

和樹「あれ?ここ俺の部屋だよな??
眼を開けているはずなのに全く前が見えないし、腹は重いし
体は動かないしどうなってんだ?」

全身に違和感を感じていた。

和樹は昨日の影響じゃないのかと思っていた。

和樹「くそ!どうなってんだこりゃ!」

どうにか唯一動かせる首だけでも動かせないかと思い右左と動かしてみる。

苦労の甲斐あってようやく周りが見渡せるようになる。

和樹「ああ・・どうにかなった・・・・・・・っておい・・・なんだこりゃ・・・」

首から下を見てみるとそこには・・・・

着用していたメイド服を脱ぎ

濃いい赤色の下着を付けているエクセルが右腕に

濃いい青色の下着を付けているエリートが左腕に抱き付いていた。

パンテーラもメイド服を脱いでおり

白銀の下着を身に着け毛布の様に和樹の腹の右側に抱きついていた。

アイリも純白のフリルが着いた下着を身に着け和樹の腹に抱きついていた。

ちなみに和樹の視界が真っ暗だったのはアイリが和樹の顔ごと抱いていたため。

四人とも和樹に密着している状態で・・・・寝ていた。

和樹「なんで?こいつらがここに・・・・と言うよりなんつう恰好で寝てんだ!!
しょうがない。ふぅーーーーーーー起きろ!!!!!!!!!!!」

大きく息を吸い大声を上げる。

大声を上げると起き出した。

エリート「ふぁ~~~~あ・・・なに・・いきなり大声出して・・・」

エクセル「和樹さんおはようございます。」

和樹「ああおはよう・・・じゃなくて!何でお前らここにいるんだ!!
と言うよりどこから入ってきた!!」

アイリ「どこからって言われましてもあそこからですけど。」

部屋のドアを指さす。

和樹「そう言う事じゃなくてだな・・・この屋敷にはセキュリュティーシステムが・・・・」

パンテーラ「それなら、私とエリートがここのコンピュータをハッキングして解除した。」

和樹「ああ・・・そうなんだ・・」

この時和樹は思ったそう言えばこいつら(アイリを除く)メイドロボだったなと。

アイリ「後、歩哨していたメイドが何人かいましたの

でそちらは私とエクセルの方で・・・・・・・」

エクセル「ブイ」

アイリは口元を手で押さえていたおそらく歩哨のメイドの精気を吸ったのだろう。

エクセルは和樹に笑顔でブイサインをしていた。

エクセルは多分力づくで歩哨を倒したのだろう。

和樹「もう、それはどうでもいいやそれより・・・・服を着ろ!!!!」

エクセル「こういう格好好きじゃないの?」

和樹「そう言う問題じゃねぇよ!目のやり場に困るんだよ!!」

アイリ「わかりましたわ」

ベットから下り床に置いていたメイド服を着る。

和樹はパンテーラ達に背を向けていた。

エリート「もういいですよ」

パンテーラ達の方に振り向くと姿勢を正し正座していた。

おそらく何か大事な話があるのだろう。

和樹「お前らなんでここにいるんだ?」

アイリ「それは式森様にお願いしたいことがありまして。」

和樹「お願いしたいこと?」

エリート「私達をあなたのメイドとして雇ってはくれませんか?」

和樹「・・・・・マジで・・・」

エクセル「マジよマジ・・よくよく考えたらあたし等このまま
研究所に戻ってもいい事ないんだよね。」

和樹「そうなのか?」

パンテーラ「というのは建前で本当は・・・」

アイリ「式森様・・・あなた様に心からお仕えしたいと思ったのが一番の理由です。」

和樹「・・・・・」

エリート「式森様に助けられた時に私達は胸が熱くなりました。」

エクセル「こんな気持ちになったのは生まれて初めてなんだよね。」

パンテーラ「貴方を殺そうとしておいてむしのいい話だというのは分かっています。
ですが!この想い・この気持ちを抑えられないです!
どうか私達を雇ってください!お願いします!」

和樹に土下座するパンテーラ達。

人ではないパンテーラ達の人間と同じぐらいの・・・・

いやそれ以上の決意と気持ちを聞いた。

和樹「お前等の気持ちはよく分かった・・・・今日から、よろしくな
パンテーラ・エリート・エクセル・アイリ」

恐る恐る顔を上げるパンテーラ達。

アイリ「式森様・・・・・」

エクセル「ほ・・本当に・・」

エリート「私達を・・・・」

パンテーラ「雇ってくれるのか・・・あなたに牙を向いた私達を」

和樹「こんなことで冗談は言わないよ。俺は」

和樹に仕えることが出来ると聞いたパンテーラ達は嬉しさの余りすごくいい笑顔になる。

和樹「(こいつら、こんなにいい顔が出来るんだな)」

思わずパンテーラ達の笑顔に見惚れてしまう。

パンテーラ様「「「「あなた様にこの命を捧げ!誠心誠意お仕えさせていただきます!!」」」」
こうして、パンテーラ達は自分のメイドにした和樹。






だが・・・・・・

アイリ「式森様、お仕えするに当って一つだけやっておかなければならないことがあるのですが。」

和樹「やっておきゃなきゃいけない事?」

四人とも顔が赤く染まっており手を下にし手をモジモジさせていた。

アイリ「失礼します!ご主人様!」

するとアイリは突然自分の唇で和樹の唇を塞いだ。

和樹「!!!???」

突然のキスに驚いているとアイリの体が光り出す。

そして、ゆっくりと口を放す。

和樹「お・・・おい・・アイリ・・いきなりなにを・・・」

アイリ「申し訳ございませんご主人様。ご主人様にお仕えするに当ってどうしても必要な事でしたので。」

アイリの様に召喚された者は自分が主人と認めたものと口づけを交わすことで

心の契約を交わすようになっている。

そして、それはメイドロボも一緒で・・・

エリート「それでは今度は私が・・・」

今度はエリートが和樹とキスをする。

エリートの体が青色に発光した。そして、ゆっくりと口を放し。

キスした唇に触れる

エリート「マスターこれから末永くお仕えさせていただきます。」

エリートの仕草に心臓がバクバクし首をコクコクとする事しか出来ない和樹であった。

エクセル「それじゃぁ今度はあたしね!」

勢いよく和樹に抱きつき和樹にキスする。

エクセルの体が赤色に発光する。そして、ゆっくりと口を放す。

エクセル「今日からよろしくね!あたしのマイマスター!」

和樹「俺の方こそよろしくな」

パンテーラ「私で最後だな」

ゆっくり和樹に近づきキスをする。

しかし、間が悪い時というのはいつ起こるか分からないもので・・・・

シェルビー「ご主人様!おはようございま・・・・・」

パンテーラと契約のキスに驚き開いた口が塞がらなくなり。

肩が怒りで震えている。

和樹「あの!・・シェルビー!!これは・・・・その・・」

シェルビー「あんた等・・・ご主人様に何してんのよ!!!」

機械式大太刀を出しパンテーラに斬りかかる。

エクセル「今、パンテーラねぇがマスターと契約してんだよね・・
邪魔しないでもらえる。」

トライエッジを二本の短刀に変形させシェルビーの前に立ちふさがり攻撃を弾き。

シェルビーを力で後退させる。

シェルビー「契約?それってどういう・・・・・」

エリーゼ「シェルビー五月蠅いですよ、ご主人様の神聖なお部屋で大声を上げるなど
言語道だ・・・・・・」

ベルリネッタ「何かあったんですか・・・・・・・」

今度は騒ぎを聞きつけてやってきた

エリーゼとベルリネッタがシェルビーと同じように驚く。

ベルリネッタ「ご・・・ご主人様の唇を・・・・
許さない・・・・許しません!!!!!」

エリーゼ「・・・排除します!!!」

ベルリネッタはガーディアンソードを・・・

エリーゼはフラッシュスピアを出し怒りに身を任せパンテーラに斬りかかる。


エリート「パンテーラ姉様とマスターの邪魔はさせません」

アイリ「申し訳ございませんが邪魔しないで頂けませんか」

エリートはトライエッジを槍に変形させエリーゼの攻撃を止め。

アイリは鎌でベルリネッタの攻撃を止めた。

エリーゼ「どうやら、スクラップになりたいようですね。」

シェルビー「謝っても絶対許さない!!!」

ベルリネッタ「ご主人様の唇を奪ったことを後悔させてあげます!!」

三人が怒りに燃えていると契約を終えたパンテーラが和樹の口から離れる。

そして、頬を赤くし一言。

パンテーラ「マスターのキス・・最高だ」

ベルリネッタ達「「「ブチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」

この一言が火に油・・・・いや火にガソリンを入れることになってしまった。

そして更に・・・・

エリート「もしかしてあなた方はマスターとキスをしていないんですか?」

ベルリネッタ達「「「うっ!!!!?????(グサ!!!!!)」

エクセル「その反応、マスターとキスしてないんだ。
プップップップップッ・・み・じ・め」

ベルリネッタ達「「「ブチブチブチブチブチ!!!!!!!!!!!!!」」」

エリートとエクセルがベルリネッタ達の怒りに更なる火を・・・・

いや炎を追加する。

シェルビー「・・・殺す・・・」

和樹「ん?」

シェルビー「絶対殺すーーーーーーーー!!!!!!!!!」

先程と比較にはならないスピードでエクセルに斬りかかる。

それを皮切りにベルリネッタとエリーゼも怒り任せに攻撃を開始する。

ベルリネッタはアイリに・・・

エリーゼはエリートに戦いを仕掛ける。

エクセル・エリート・アイリの三人も各々の武器を出し戦いが本格化する。

彼女たちの戦いの余波により和樹の部屋が滅茶苦茶になっていく。

和樹「オイオイお前等・・・いい加減にしないとまたリーラに怒られるぞ。」

注意を促してみるがまるで効果がない。

パンテーラ「マスター/////////」

和樹「お前はお前でいつまで俺に抱きついているんだ。」

和樹にキスしてからずっと抱きついていた。

和樹との戦いでは見せなかった幸せな顔で和樹の抱きついていた。

戦いに集中しているため彼女等はパンテーラの行動に全く気付いていない。

何気に一番おいしい所を持っていっているパンテーラであった。

それから、五分後屋敷の異変と騒ぎに気付いたリーラが和樹の部屋にやってきて・・・・・

リーラ「和樹様のお部屋で何をしている馬鹿者ども!!!!!!!!!!!!!!!」

怒りのハリセンが彼女らの頭に炸裂する。

何気に最強の武器。ある意味威力は和樹の王刀牙以上かも知れない。

ベルリネッタ達「「「ッーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」」」

アイリ達「「「ッーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」」」

余程痛かったのか頭を優しく撫でる。

いつもなら、リーラが彼女たちを説教部屋に連れて行って叱って終わりなのだが・・・

リーラ「和樹様。後でお話がありますのでリビングでお待ちください。」

いつもと変わらない口調で言うリーラに和樹は恐怖していた。

和樹「あ・・・あ・・わかった(リーラって怒ると怖っ!!)」

いつもと同じ表情なのだが体中から怒りのオーラを発していた。

リーラは連れてきていたいろはとエスカレードに部屋の掃除を指示し

ベルリネッタ達を連れていく。

抱きついていたパンテーラも和樹から離れ部屋の片づけを手伝う。

そして、和樹はリビングへ移動する。

この後、ベルリネッタ達の説教が終わった後に和樹はリーラにパンテーラ達の事を話した。

そして、和樹の命令・・・・・

いや・・頼みという事もあって渋々パンテーラ達を雇うことを了承する。

色々あったがパンテーラ達を自分のメイドにした和樹。

これから和樹はどこに向かって進んでいくのだろうか?

それは誰にも分からない・・・今はまだ

 
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