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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十五話 乱世の様にその十四

「その実は」
「そうですよね」
「それは気のせいよ」
 言われたルーラは顔を背けてさせて頬を赤くして応えた。
「私はそんな人間じゃないわよ」
「そうか?いい人だと思うけれどな」
「ちょっと態度が悪いだけで」
「俺もそう思うけれどな」
 奏助が見てもだった。
「この人は」
「ああ、実はな」
「そうした人ですよね」
 こんな話もしながら戦士達は腰を据えて三日目の夜も戦っていき遂にだった。
 夜が明けた時には怪人達はいなくなっていた、しかし。
 戦士達で立っているのも僅かだった、五人のライダー達に信奈と義晴それに隆景だけだった。その彼等に三羽と光秀が言ってきた。
「頭、悪いですがもう動けません」
「後はお願いします」
「最後は決めて下さい」
「宜しくお願いしやがりますです」
「皆さん来ますぞ」
 ねねも言ってきた。
「スサノオが」
「そうだな、じゃあな」
「そろそろ切り札を出すか」
 クローズもビルドも応えてだった、そうして。
 それぞれの最強フォームとなった、そのうえであらためて言った。
「これでやってやる」
「スサノオが出て来てもな」
「ええ、じゃあ戦いましょう」
 信奈も言ってきた、彼女も義晴も隆景も満身創痍だ、だが目は死んでいない。
「神様とね」
「来ました」
 マッドローグが言うとだった。 
 戦士達の前にスサノオが出て来た、彼はやはりデストロン首領の姿でありその姿で戦士達に告げた。
「これまで見事だった、それではだ」
「ええ、最後はあんたを倒してやるわ」
 信奈はスサノオに右手に持つバットを突き付けて告げた。
「覚悟しなさい」
「うむ、ではな」
「戦うわよ」
「何時でも来るのだ」 
 スサノオも応えそうしてだった。
 戦士達のこの世界での最後の戦いがはじまった、すると。
 スサノオは即座に無数のエネルギー弾を放ってきた、それも四方八方にだ。
 それで戦士達を攻撃してくる、義晴はまずはかわすことで精一杯だったが。
 隆景はその攻撃を見て言った。
「義晴、迂闊にかわすことはない」
「えっ、そうなのか?」
「見れば法則がある」
 四方八方に放たれているそれはというのだ。
「速度は一定でしかもそれぞれの弾に二メートルの間がある」
「そういえばそうだな」
 義晴も言われて気付いた。
「この攻撃は」
「そうだな、そしてだ」
 隆景はさらに指摘した。
「狙いを定めてはいない」
「そうね、ただ撃っているだけよ」
 信奈も言った。
「言われてみれば」
「だから落ち着いてかわせばだ」
 それならというのだ。
「問題ない、そして時を見てだ」
「攻撃ね」
「遠距離でのそれを浴びせていけばいい」
「わかったわ」
 そう言われてだ、そしてだった。
 信奈は野球の硬球を出してスサノオに投げ付けた、そのうえでスサノオにダメージを与えて言った。 
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