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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十四話 呉越同舟に非ずその九

「まさにな」
「言われてみれば」
「お前もそう思うわ」
「ええ、確かにね」 
 彩は兄のその言葉に頷いた。
「お兄ちゃんの考えを否定出来ないわ」
「むしろ肯定するしかないな」
「どうしても」
「若し否定すると言っていたならだ」
 要はその彩に告げた。
「僕は何故かとお前に聞いていた」
「根拠を聞いていたの」
「そうしていた」
「そうだったのね」
「出せなくてもな」  
 彩がそうでもというのだ。
「何となくでも勘でもよかった」
「そうなの」
「あくまで僕の考えだからな」
「まあそんなところであろうな」 
 一色も獺のぬいぐるみで腕を組んだ姿勢で述べた。
「マシーン大元帥のことは」
「他には考えられないな」
「そうであるな」
「俺も同じだ」
 雷真は一色に答えた。
「その他の可能性はだ」
「考えられないな」
「ヨロイ騎士と磁石団長がらしいと言ったことは」
 ダブルライダーの存在を確信していなかったことはというのだ。
「二人の情報収集能力が追い付かなかった」
「それはそうであろうな」
「あの組織は強いだけだ」
 デルザー軍団はというのだ。
「それぞれの改造魔人がな」
「そういえばそうですね」
「確かにそうですね」
 雷真の言葉を聞いて天城みずはと紫条悠里は二人で話した。
「改造魔人個々はかなり強いですが」
「組織としての形状はあまりなく」
「技術開発は情報収集は」
「それぞれの改造魔人しか行うしかない感じでしたね」
「けれど彼等は互いに争ったり自分達の強さで十分と考えていて」
 なのはも言ってきた。
「それ以上は」
「特にですね」
「しようとしていない感じでしたね」
「私もそう思います」
 なのはは二人に話した。
「その様に」
「その辺りスサノオが出す種族だけの場合は何処もそうですね」
 サラも言ってきた。
「組織としては動いていません」
「そういえばデストロンって組織としてもしっかりしてたわね」
 アンジュはイマン自分達の敵の話をした。
「かなり大きくて」
「怪人だけでなく兵器の開発もしていましたね」
「ええ、そうだったわ」
 こうサラに話した。
「あとゴッドとかネオショッカーとかもで」
「オルフェノクもスマートブレイン社があり」
「ドーパメントやホロスコープスは財団があって」
「組織として強い場合もありますね」
「そうね」
「デルザーはそれが全くないですね」
 イースナも言った。
「個々の改造魔人達の寄り合い所帯です」
「それだと情報収集能力も低いか」 
 総二はイースナの言葉に頷いた。
「どうしても」
「そうなりますね」
「まして自分達の力で十分と思っていたらな」
「所謂慢心ですね」
「もう情報収集だってな」
「なおざりになります」
「そうなるな」
 またイースナの言葉に頷いた。 
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