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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十三話 強くなろうともその五

「そのファッションはないでしょ」
「信奈ちゃんは奇抜だけれどセンスいいわよ」
 宗麟が彼女のそれについて語った。
「着こなしもいいしね」
「でしょ?そこも考えてよ」
「信奈ちゃんは着てるわね」
「目立つけれどね」
 それでもというのだ。
「それでもお洒落って感じでね」
「傾いていていいわよ」
「そうよね」
「我も服には五月蠅いであるが」
 梵天丸も言ってきた。
「氷室さんは何かがおかしいな」
「このセンスがわからないのか」
「わかるつもりもないぞ」
 返答はあっさりしたものだった。
「兎に角おかしいからな」
「このよさがわからないなんてな」
「本当にそんな服何処で売ってるんですか?」
 成政もそこを聞いた。
「一体」
「だからオーダーメイトだ」
「特別にですか」
「そうだ、注文してな」
 そのうえでというのだ。
「作ってもらっている」
「この前のピンクのスーツもそうで」
「この服もな」
 金色のスーツも虹色のマントもというのだ。
「ネクタイもそうだ」
「銀色のそれもまた」
「そうだ、金銀に虹色でいいな」
「全然よくないと思います」
 成政もこう返した。
「正直おかしいです」
「くっ、本当に誰も理解しないな」
「どう理解出来るんですか?」
 信行は氷室の今の言葉に心から引いた。
「ちょっと僕も駄目としか言えないです」
「着てみる気はないか」
「全くです」
「そうか、ならいい」
「兎に角氷室さんのファッションセンス以外は本当に信用出来る」
 利家は言い切った。
「一緒に戦える、背中も預けられる」
「俺達も同じだ」
 万丈が応えた。
「君達ならな」
「背中をですか」
「預けられる、だからな」
「それで、ですね」
「若し戦いになったら一緒に戦うぞ」
「はい、この犬千代も全力で戦います」
「そうしていこうな」
「万丈さんははっきりと言いまして猛進タイプですね」
 元康がこのことを指摘した。
「ひたすら」
「自分でもわかってるさ」
「そして桐生さんが熟考タイプなのね」
 彼はそうだというのだ。
「お二人が揃いますと」
「まさに万全ね」
「はい、お二人がまさに核です」
 元康は歳久に答えた。
「私達にとって」
「戦力としては」
「私達の中でも」
「お二人を軸としてね」
「戦いを進めていきましょう」
「その時はね」
「むしろお二人を軸にしませんと」
 半兵衛も言ってきた。
「戦術戦略が立てにくいです」
「そうだな、僕達では信奈さんと信玄さん、謙信さんになるが」
「そして義晴さんですね」
「やはりライダーの人達が傑出しているからな」
「ライダーの皆さんと一緒にとなりましても」
「ライダーの人達が軸でな」
「その中心は」
 まさにというのだ。 
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