新ヘタリア学園
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第千六百五十話 ヤクルトも苦しい
第千六百五十話 ヤクルトも苦しい
痛恨の引き分けの後で、でした。
優勝に大きな一歩を踏み出せたと思ったヤクルトも先発投手陣が打たれてきました、それでなのでした。
「おい、いい状況だぞ」
「はい、希望が出てきました」
フランスも大阪も表情が明るくなりました。
「確かにしんどいですけれど」
「それでもな」
「まだ優勝の目が拡がっています」
「そうだ、だからな」
それでというのです。
「このまま勝っていけよ」
「そうしていきます」
「ここまできたら優勝したいだろ」
「もう十六年優勝してませんし」
「シリーズは出たけれどな」
二〇一四年のことです。
「あれはな」
「守備妨害への抗議の横で秋山監督の日本一、勇退の胴上げでした」
「ネタだったからな」
「今度はネタやなくて栄光を手に入れます」
大阪は誓いました、ヤクルトがトンネルに入った間に決死の追撃そして逆転を掴む為に阪神は勝たねばなりませんでした。
第千六百五十話 完
2021・12・14
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