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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百八十二話 スサノオの思惑その七

「その能力も」
「それだよな」
「レーザー出したり地震起こしたり」
「凄い速さで空飛んだり全身甲羅でな」
 三羽が言ってきた。
「大幹部が正体の奴強いだろ」
「一番弱いザリガーナでも相当だしな」
「生半可な覚悟じゃ勝てないのは事実だな」
「そうですね、そのザリガーナにしても」
 歳久はこの怪人のデータを見つつ言った。
「やはり」
「実際にだよな」
「滅茶苦茶強いだろ」
「並の怪人よりもずっと」
「はい」
「しかしこのヨロイ元帥って奴は最低だな」 
 家久はその大幹部の話をした。
「その性格は」
「悪い奴でもこれはないわね」 
 義久もこう言った。
「流石に」
「歳久姉様は悪い奴をいつも見て考えていても」
「これはあんまりよ」
「そうだな」
「最低最悪よ」
「他の大幹部は何処から筋が通っているな」
 義弘はこう述べた。
「ドクトルゲー等は」
「ああ、そいつ毒を使う作戦をよく考えるからな
 桐生はこのことを話した。
「そこが危ないんだよ」
「毒ですか」
「それがデストロンに一番相応しいって言ってな」
 そのうえでというのだ。
「そうしてきたからな」
「そうなのですね」
「ただな、確かにヨロイ元帥以外の大幹部は筋が通ってるな」 
 桐生もそれはと認めた。
「あれはあれでな」
「悪の筋だな」
 直家はその筋が何かを述べた。
「要するに」
「それだな、それがあるのがな」
「ドクトルゲーとかだな」
「そうなるな」
「そうした奴はまだ見られる」 
 直家は腕を組んで述べた。
「悪党でもな」
「そうなんだよな」
「話を聞いたエボルトには見られねえがな」
「あいつは自分が強くてな」
「その力を以てやりたい放題やってただけだな」
「悪意だけでな」 
 それのみでというのだ。
「そういう奴だったな」
「だから筋なんてものはねえ」
「そうだったな」
「筋なき者はそれだけで人でなくなる」
 久秀はこの言葉を出した。
「そうかしら」
「筋って筋肉のあれですか?」
 勝家はわかっていなかった。
「やっぱり」
「違うからな」 
 桐生はその勝家に即座に答えた。
「人のしっかりとした考え方、ポリシーだな」
「それが筋ですか」
「ドクトルゲー達にはそれがあってな」
「ヨロイ元帥にはなくてですか」
「エボルトにもなかったんだよ」
「そういうものですね、わかりました」
「わかってたらいいけれどな」
 桐生は勝家を見てかなり不安な顔になった、彼女自身はもう明るい顔になって元気に笑っているが。 
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