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身体を壊して

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第二章

「それもなの」
「しないといけなくて」
「努力しないと駄目なのね」
「スタイルを維持して」
 そうしてというのだ。
「大学の講義もね」
「ちゃんと出て」
「大変よ」
「まあ私も来年進学するし」
 大学にというのだ。
「学業もね」
「やっていくのね」
「そうしないとね、流石に留年はまずいし」
 姉に言うのだった、だが。
 大学に無事に進学した直後だった、妹は少し熱っぽくて病院で診察を受けてから家に沈み切った顔で言った。
「結核らしいわ」
「えっ、あんたが」
「いや、栄養も考えていたけれど」
 それでもとだ、姉に話した。
「これがね」
「まさかよね」
「結核になったなんて」
 項垂れて言うのだった。
「だから今からね」
「入院ね」
「隔離してね」
 そのうえでというのだ。
「一年位ね」
「大学は休学ね」
「それで新体操もね」
 こちらもというのだ。
「当然ね」
「そうなるわね」
「一年入院して」
 治療してというのだ。
「その間はね」
「何も出来ないわね」
「何しようかしら」
「本読んでゲームするとか」
「ずっと新体操でそんなのしてこなかったわ」
「まあそれでもね、時間を潰す為に」
 入院して誰にも会えない間のというのだ。
「そうしたら?」
「というかそれしかない?」
「ええ、だからね」
「それじゃあ」
 沈みながらもだった。
 紗理奈は桂里奈の言う通りにした、そして両親の助けも借りて入院してそうして一年間を治療に費やした。
 そして無事に退院してこんなことを言った。
「退屈でしかもね」
「どうしたの?」
「何か他の娘が伸びてね」
 迎えに来た姉に彼女が運転する車の助手席から話した。
「それでよ」
「そのうえでなの」
「追い抜かれるんじゃとか戻ってもね」
「ああ、居場所がなのね」
「なくなってるとか。あるでしょ」
「それあるわね」
 実際にとだ、桂里奈は答えた。
「モデル、女優の世界でも」
「お姉ちゃん女優の仕事どうなったの?」
「最初はちらりとが」
 それがというのだ。
「評判になって」
「それでなの」
「今度レギュラーになったわ」
「それは何よりね」
「ええ、けれどね」
 それでもとだ、運転しながら話した。
「芸能界でもよ」
「休んだりしていたら」
「新しい娘が次から次に出るから」
「そうした世界だから」
「だからね」
 それでというのだ。 
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