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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結

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9-⑻

私は、堤さんを訪ねていた。向こうもお休みなんだけど、良いよと言ってくれていた。

「お店と住居 うまいこといかないかなって思ってます。なんか、堤さんに、又、助けてもらおうと思って」

「うん 聞いているさー 隣も借りれるんだろう 田中さんも相当、店長のこと気に入っているよー どうするかなぁー 今ある倉庫 壊すのもったいないよなー それだったら、その費用で建築にまわした方が良いと思う。ただ、どうしても、見た目がなぁー」

「良いんです 私もね 倉庫を住居にして、何とか今の店舗と繋げられないかなって 今の店舗も壊すのってもったいないし それにね 住居のほうは部屋数多くっていいんです。私のお父さんも住むし、そのうち、人も増えるかもしれないし」

「うーん 難しいね 店を広げても、少し離れすぎているかなぁー でも、何とか考えてみるかー あぁ そうだ 結婚おめでとう 言うの遅れた 真面目そうで、いい男だね」

「えへー 有難うございます でも、一緒になるのは、新居出来てからなんです」

「そうか じゃぁ 気合入れて、設計しなきゃぁなぁー 田中さんからも、あんまり儲けちゃぁだめよって、釘をさされたよ」

「そうなんですか でも、いつも、お願いばっかり言っているんですから、無理しないでくださいね 普通で・・」

「わかっているって でもな あの田中さん 色々と、知り合いを紹介してくれて、仕事増えたんだよ だからっていう訳じゃぁないけど、変なことは出来ないよ」

「あの人‥ もとはと言えば、堤さんが教えてくれて・・ 良い人で良かったわ」

「それは、店長が一生懸命だから、誠意が通じたんだよ それとな 立ち入り過ぎかもしれないけど・・ お宅の明璃ちゃんのバイク仲間・・ やつらに聞いたんだけど 妹さんのこと」

「やだー そんなことまで・・」

「うん この前、会った時にね あいつ等、ヤンチヤしてたけど、3人揃って一流の大学に行って、やる時は真面目にやるんだよ。でも、今は、又、明璃軍団とか言って、親衛隊なんだとバカ言ってるけどな」

「ああ あの子達 良い子よね 明璃ちやんは、少し、飛んでいるけど」

「まぁ 若いんだから、今のうちだけだよ それは、良いとして 店長が気になっているんだったら、力になるよ 俺は、昔、バカして居た頃の仲間があっちにいるから・・ その舎弟なんだよ その 今 多分 妹さんがつるんでいるグループって 正直言って、あんまり、素行が良くない連中」

「何となく そうなんじゃぁ無いかなって、思っています 私が悪いんです あの時、離れ離れになってしまったから・・」

「何で 店長は、お父さんをお世話するから・・ 立派だったと思うよ」

「でも、待ってください 私 心 整理してから・・ お父さんも、いきなりだと・・ もしかして、お力、お借りするかもしれません その時はよろしくお願いします」

「わかった いつでも、言ってくれ かならず、力になれると思う」 

 
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