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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結

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9-⑶

 4日に昇二は夜、東京に帰ると言うので、お昼にナカミチに集まることになった。少し、ずらして2時集合ということだった。

「すまんな みんな 俺のために集まってくれて」

「いや 昇二が、大阪から出て行くので 祝おうと集まっただけなんだけどな」

「そんな風に言うと 俺には、小悪魔が付いているから、後ろから槍で刺されるぞ」

「あー 突拍子もないのがな 今日はどうしたんだ」

「あの子 バイクで出て行ったわよ 敦賀の金ケ崎にお詣りしてから、おそば食べるんだってー あの子、大谷なんとかって武将を崇拝しているのよ 夕方には間に合うように、帰るって言っていたけど 相変わらずよ」と、光瑠が言っていた。

「2日に会ったんだけどな 着物で来てくれたんだけどな 可愛かったよ でもな その上に赤いマフラーしてきていてな 俺もマフラーでって言われていたんだ。 なんと、端っこにAI AKA って赤い刺繍がしてあるんだよ」

「あー そういえば あの子 一生懸命 編んでたのよ」

「そーなんだよ あっちには、AI SYo って刺繍あった」

「好かれているんだよ 昇二は いいじゃぁないか」と、僕は、半分からかった。あの時のマフラーだと思い、そんな刺繍がしてあったんだ。

「でもな 俺なんかに つくしてくれるのって なんか 申し訳なくてな」

「いいじゃぁないのー 本人がそれで満足してるんだから」と、光瑠は冷たく言っていたのだ。

「昇二は贅沢だよ 一流企業のホープで あんな可愛い彼女に好かれて」と、僕は、何げなしに言ったのだが、美鈴は僕をじーっと見つめていた。

「光瑠は どうするんだ 就職考えているんだろう」

「ううん 多分 弁護士事務所で司法試験めざす アルバイトみたいなものだけどね まだまだ雑用よ でも、少しは、自由きくから」と、答えていた。色んな事を考えてのことだろう。

「昇二 何時の電車?」と、美鈴が聞いていた。

「うん 6時京都 今度は、いつになるかわからないけど、美鈴も店 頑張ってな 今度は、大きい店かな」

「まだよ 徐々にね 決まったら、知らせるわね」

 
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