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オズのラゲドー氏

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第二幕その六

「オズの国にとって」
「そうよね」
「ドロシーさんがおられてこそ」
「皆がオズの国を知ってね」
「オズの国も変わるきっかけになった」
「そうした人だから」
 それでとです、トロットはナターシャに答えました。
「凄いわ」
「本当にそうですね」
「とはいっても最初に外から来た人はね」
「魔法使いさんですね」
「あの人が来て」
「オズの国は最初に変わりましたね」
「そしてあの人もね」
 オズの魔法使いもというのです。
「オズの国にとってはね」
「掛け替えのない人ですね」
「貴方達にとってもそうでしょ」
「とても気さくで優しい人です」
 ナターシャは自分達から見た魔法使いのことをお話しました。
「ユーモアもあって」
「そうよね、私にとってもね」
「魔法使いさんはそうした人ですね」
「そうなの」
 まさにというのです。
「とてもいい人よ」
「ですからまた」
 ここでナターシャはこんなことを言いました。
「機会があれば」
「一緒になのね」
「冒険の旅をしたいです」
「その時はまた来るわ」
 トロットは笑顔で述べました。
「だからね」
「その時を待てばいいですね」
「そうよ、じゃあそろそろお昼だから」
「その時になれば」
「お昼を食べましょう」
「わかりました」
 ナターシャは笑顔で頷きました、そしてお昼になるとトロットは道の脇にテーブル掛けを出してそうしてでした。
 皆で食べはじめました、そのメニューはといいますと。
 サンドイッチにチキンナゲット、チーズ、ピクルスに牛乳です。
 デザートはフルーツの盛り合わせです、皆でそのお昼を食べますが。
 カエルマンはハムサンドを食べながら笑顔で言いました。
「お昼にサンドイッチというのがね」
「いいですよね」 
 クッキーは卵サンドを食べつつ応えました。
「美味しくて食べやすくて」
「そうだよね」
 見ればカエルマンもにこにことしています。
「だからね」
「出してくれたトロットさんに感謝ですね」
「全くだよ、食べられることにね」 
 このことにもというのです。
「僕は感謝だよ」
「そうですね」
「美味しいものを沢山食べられる」 
 キャプテンは野菜サンドを食べながら言いました。
「幸せなことだよ」
「そうよね、幸せはね」
 ビリーナはコーンを食べています、そのうえでの言葉です。
「沢山あるけれど」
「美味しいものを食べられることも」
「そう、このことについてもね」
 まさにというのです。
「言えることだよ」
「そうよね、それで今日のお昼は」
「サンドイッチにしたんだね」
「お天気がよくてお外の見晴らしのいい場所だと」
 皆今も草原の中にいます、見晴らしは最高です。
「それだとね」
「サンドイッチだね」
「そう思ってなの」
「これにしてくれたんだ」
「チキンナゲットとね」
 これと合わせてというのです。 
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