新ヘタリア学園
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第千五百五十五話 本当にトルコは
第千五百五十五話 本当にトルコは
トルコは実際にでした。
「ロシアは駄目でい」
「やっぱりそうなんですね」
「俺はあいつに勝ったことがねえからな」
自分のお家に来たラトビアに苦いお顔で言います。
「まあ俺はオスマン朝の終わり頃は絶不調だったしな」
「それでロシアさんにもでしたね」
「国もいい時と悪い時があるんでい」
こうも言うトルコでした。
「だからだよ」
「ロシアさんの等身大プロマイドはですね」
「俺のところにも来たけれどな」
それでもというのです。
「ちょっと端っこに置いておいたぜ」
「端っこですか」
「ギリシアとの境にな」
「若しかして誰も通らないところですか?」
「国民も嫌がるからな」
「わかりやすいですね」
ラトビアもお話を聞いて思いました、トルコだけでなく国民の人達もロシアには苦手意識が強いのです。
かくしてトルコはロシアの等身大プロマイドを誰も観ない様な場所に置きました、そうしないでいられなくて。
第千五百五十五話 完
2021・10・28
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