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オズのラゲドー氏

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第一幕その十二

「猫がそうしているということは」
「私達になのね」
「思わぬ福がね」
 それがというのです。
「来るということだよ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「この旅はね」
「思わぬなのね」
「幸せが訪れるよ」
「オズの国らしく」
「そう、まさにオズの国の旅だから」
 それでというのです。
「僕達はね」
「幸せが訪れて」
「そしてね」
「幸せな旅を楽しめるのね」
「そうなるよ。しかしね」 
 カエルマンはこうも言いました。
「人とお金だね」
「お金は富かしら」
「オズの国でお金のやり取りはないからね」
「ええ、だからね」
「富かな」
「そうよね」
 カエルマンの言葉に応えました。
「オズの国だと」
「そうだね」
「ええ、そして人ね」
「果たして誰かな」
 こうも言うのでした。
「その人は」
「気になるところね」
「かなりね」
「面白い人だといいね」
「間違っても昔のラゲドー王はお断りよ」 
 ビリーナはこう言いました。
「本当にね」
「あんな悪い人はね」
「折角いい人になったし」 
 色々なことがあってです。
「だからね」
「もう二度と悪い人にはならないで」
「それでね」
「またなのね」
「会いたいわ」
「そうなのね」
「卵は平気になったし」
 このことはノーム自体がです、ノームも死ななくなったのです。ただそれでも基本卵料理は食べないみたいです。
「それじゃあね」
「貴女も気軽に会えるわね」
「ええ、だからね」
「機会があれば」
「会いたいわ」
 こう言うのでした、そしてです。
 皆は今はロシア料理と飲みものそして音楽のパーティーを楽しみました、チャイコフスキーの音楽も素敵でした。 
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