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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ

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7-⑵

 お店を出て、僕達二人は、北へ向かって歩き出した。愛ちゃんは

「手ぐらいつないでよー」と、言いながら、直ぐに僕の手を取ってきた。

「ねぇ 海鮮の居酒屋行こうよ 私 もう少し飲みたいの ゆっくりと」

「まだ 飲み足りないの? お酒 強いんだね」

「うぅん 私 1杯しか飲んでないんだよ みんなに気使ってね 蒼君もあんまり飲んでなかったね」

「うん そうかな 初めての集まりだから 気 張っていたんだ」

「じゃあ 私となら 気 ゆるしてよー 飲もう」

 そのうち彼女は、僕の腕に絡めるように組んできいた。パーカーを脱いで腰に巻き付けるようにしていたもんだから、直接肌が触れて、じわっと汗ばんできているのがわかる。曽根崎商店街の居酒屋に入った。簡単な寿司もあって丁度いいと思った。

「蒼君 彼女居るの?」

「うーん とりあえずね 居る」

「あっ そうなの 残念だわ でも、多分 居ると思っていたけどね 仕方無いか 付き合い長いの?」

「うん 知り合ったのは長いなぁー」

「そんな長いんなら 喧嘩もしたでしょ」

「いいや 何だか、離れられない そんなことより、愛ちゃんは居ないの?」

「私 縁無くてね 女子高で短大も 周りに男いなくって・・ 付き合ったことも無いの」

「そうなんか もったいないね」

「そうでしょう?こんなにいい女なのにね」

 そのうち、愛ちゃんはだいぶ酔いがまわってきているみたいだった。

「愛ちやん 飲みすぎじゃぁ お水飲めば―」

「いいの! 蒼君が 介抱すてくれっから・・」と、言って聞かないで、又、チューハイを頼んでしまった。

 もう、帰ろうよと言った時には、真っ直ぐ歩けない状態だった。支えながら、店を出たが

「大丈夫かよ コーヒーでも飲んで酔いさますか? そんなんじゃ まともに帰れないだろう?」

「うーん 酔っぱらっ ちゃった でも、いい気分ですよーだ」

「送って行くよ 家どこだよ」 

「吹田 でも、いいすよー」

「そんなで 一人じゃ帰れないだろう?」

「あのね ホテルいこー 勘違いすないでね 私 まだ、経験無いんだちゃ でも、蒼君となら構わないんだ」

「バカ 何言い出すんだよ 愛ちゃんと、そんな関係になったら、やりにくいだろう」

「じゃぁ しなくても良いじゃん 私 一度行ってみたいっす どんなとこか興味ある いいでしょー?  ねえ、連れて行ってよー 行きたい―」と、言われたまま、僕は、しばらく、答えられないでいた。

「なんで 黙っているの― 聞こえたー? ねぇん 蒼タン!」と、胸を僕の腕に押し付けて、顔を覗き込んできた。

「あーあ もう、座り込みそう 誰が他の人居ないかなぁー」

「わかったよ 行きますよー 今夜だけな 秘密だよ」

 僕は、決心して、少し歩いて、目指すところに入った。幸い部屋が空いており、二人で入って行った。部屋に入ると

「わぁー ベッド大きい ライトも綺麗なんだ あー眠い」と、言いながらサブリナパンツとTシヤツを脱ぎ捨てて、ベツドに潜り込んでしまったのだ。

 僕は、シャワーを浴びて、バスローブでベツドに潜り込んだ。彼女はぐっすりと眠っている。背中を向けて寝ていたはずだか、彼女は後ろから抱き着いてきた。寝ているのか、何だかわからなかった。酒の臭いと甘い香りがしてきて、僕も、振り向いて、彼女を抱くようにして、柔らかいと感じたまま、眠ってしまったのだろう。

 朝、目が覚めると、彼女はシャワーを浴びたのだろうか、バスローブ姿で髪の毛を乾かしていたかと思ったら、ベッドに潜ってきて

「起きたの おはよう」と、言って軽くチュッとしてきた

「ねえ 私、下着つけてないよ 本当にしないの? こんな娘が横にいるのに・・」

「うん 出来ないよ 愛ちゃん 本当に好きな人としたほうが良いよ」

「じゃぁ せめて、抱きしめてよ」

 そのまま、僕達は、又、眠ってしまったのだ。

 






 
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