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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第三百三十三話 除夜の鐘その八

「それでいいんだよ」
「突っぱねることね」
「一人の我儘なんてね」
「聞いていたらきりないわね」
「一人のエゴよりも公共だよ」
「皆がどうかよね」
「そんな人話を聞いたら」
 そうしたらだ。
「どんどんね」
「つけあがるわね」
「それでおかしくなる一方だから」
「その人もで」
「世の中もね」
「だから聞かないことね」
「そうしないとね、日本も」 
 タイみたいにだ。
「そうした人って人にはあれこれ言っても自分の悪いことはね」
「なおさないわね」
「常でね」 
 そうしたタイプの人のだ。
「自分に甘くてね」
「他人に厳しい」
「そうした人だから」
 本当に常にだ。
「だからね」
「聞かないことだね」
「そうしていかないと」
 それこそだ。
「本当にきりがないよ」
「そうした人のお話を聞いていたら」
「聞けば聞く程ね」
 そうした人はだ。
「余計に自分の我を通そうとするから」
「自分以外はどうでもよくて」
「もう自分さえよければ」
 それでだ。
「いい人達だから」
「聞いても無駄ね」
「もうそんな人は一言だよ」 
 本当にだ。
「一言で終わるよ」
「我儘言うなで」
「それでね」
「子供に言う言葉ね」
「だから子供なんだよ」
 そうした人はだ。
「年齢は重ねていてもね」
「我儘言う子供ね」
「そればかりね。ずっと甘やかされてきたか」 
 その子供の頃だ。
「それか大人になってね」
「誰も何も言わない」
「最初から偉い地位にあって」
 誰かの上に立つ様なだ。
「先生様と呼ばれる様な」
「学校の先生ね」
「そんな人でね」
 それでだ。
「もうね」
「我儘を言ったら通った」
「そんな人生を送っていて」
「それで言う人ね」
「元でも現役でも学校の先生ってクレーマー多いっていうしね」
 その先生様だ、政治家でもこう言われない。聖職者と言うけれどそれでも様付けになると何か滑稽だ。
「学校の先生っておおむね学校の成績いいよね」
「子供の頃とかね」
「それで親にちやほやされて」
 子供の成績がいいのを喜ぶ親は普通だろう、子供にとっての最大のステータスであることは紛れもない事実だから。
「大学に行ってね」
「それで先生になって」
「そこで何十人かの生徒の上に立って」
 そうしてだ。
「聖職者とか言われるから」
「それでなのね」
「もう天狗になっていて」
「そうした我儘人間になるのね」
「学校の先生全員じゃないけれどね」
 流石にそれはない、皆が皆とんでもない人じゃない。 
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