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夢幻水滸伝

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第二百十二話 東南アジア統一その八

「そして地下世界はもっとな」
「技術レベルが低いですね」
「やっと産業革命を達成した」
「その辺りですね」
「この世界では産業革命はアメリカから興って」
 そしてというのだ。
「中国や日本、東南アジアやオセアニアに及んでな」
「中南米、アフリカに至り」
「それで地下世界もな」
 こちらにもというのだ。
「それで北極上空にも至ってる」
「それで地下世界の技術レベルはですね」
「ようやくといったところや」
 産業革命を達成した状況だというのだ。
「まだな」
「その技術レベルがネックですね」
「そや」
 まさにというのだ。
「中南米にしてもな、そしてアレンカールもや」
「六将星のお一人で」
「あいては武で戦うが」
「こちらは知で戦う」
「そうすれば勝機はある、どの勢力にもな」
「アメリカにも中国にもで」
「他の勢力にもな、それで次は」 
 話を戻した、その話も重要であった。
「オセアニアや、あの勢力に勝って」
「そうしてですね」
「東南アジアとオセアニアを統一する」
 そうするというのだ。
「ええな」
「長い戦にはしたくないですね」
 こう言ったのはティンだった。
「出来るなら」
「戦をするならすぐに終わらせる」
「それが鉄則ですね」
「それでや」
 その為にというのだ。
「ここはな」
「一戦で、ですね」
「終わらせる様にな」
「ことを進めますね」
「相手にそう申し出る、一戦でや」
 まさにそれでというのだ。
「勝負を決めようとな」
「そうしますね」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「終わらせる」
「オセアニアとの戦を」
「そうするで、ええな」
「それでは」
「すぐに使者を送る、ただ戦うなら」
 それが例え一戦だとしてもというのだ、リーは深く考える顔になってそのうえで仲間達に対して話した。
「その場所が必要や」
「戦場なき戦は武の戦やないです」
 アルフィアンが言ってきた。
「お金や文字での戦もありますが」
「貿易とか政とか文化のな」
「そうですが」 
 それでもというのだ。
「武の戦なら」
「そや、絶対にや」
「戦場があります」
「その場所が何処か」
 それがというのだ。
「問題や」
「左様ですね」
「オセアニアが一戦で決めることに頷いてもな」
 例えそうなってもというのだ。
「それでもや」
「戦場が何処になるか」
「それが問題や、何処で戦うか」
「まさにそうですね」
「自分の有利な場所で戦う」
 リーはさらに言った。 
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