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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ

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3-⑶

 7月に入って、思いかけず松永氏から連絡があった。

「突然 電話して申し訳ない お元気ですか」

「元気です 僕も、気になっていて、連絡しようか迷っていたんですよ 美鈴は変わりなく元気ですか」

「ええ 元気ですよ 失礼ながら、三倉君はもう就職決まりましたか」

「大阪の食品会社で働くことになりました」

「そうか それは良かった 実は、連絡したのは、この秋には、新しい店に移ろうと進めているんだ。返済を早い目に終わらせて、新たな融資が受けられることになった」

「そうなんですか それは、おめでとうございます すごいですね」

「それで、君達に頼みがあるんだ 美鈴お嬢さんのことなんだ もう、縛っているものから、解放されても良いんじゃぁ無いかと思ってな 君も知っている通り、今まで、10代の楽しい時を全て犠牲にしてきているんだよ だから、これからは、君達で作っていって欲しいんだが、お願い出来るかな」

「もちろんですよ 松永さん 僕達は、美鈴が帰って来るのを待っているんです」

「そう言ってもらえるとありがたいよ 君には、前に会った時、無理を言ってすまなかった」

「いいえ 美鈴のことを本当に考えてくださってるんだと、それに守ってくださってありがとうございます そうだ、美鈴は、勉強していた時、みんなで花火見に行こうね言っていたんですよ 今年、それが出来たら・・」

「そうか 考えるよ 手伝ってくれ」

  
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