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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ

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2-⑺

 学食に、久しぶりに3人で集まっていた。光瑠は授業が忙しくて、バイトを日曜だけに絞っていると言っていた。そのまま、大学院をめざすつもりらしい。

 光瑠の前には、野菜サラダしか無かったので

「光瑠 お昼ご飯それだけなんか」と僕が聞いたら

「うん 最近、ずーとこんな調子 大学に入ってから、だんだん太ってきてね 勉強していると、お腹がすくのよ つい、食べすぎちゃって セーブしなきゃと思っているんだ。太っていると、昇二が嫌がるんだ」

「光瑠 お前 そんなに、俺のことを」と、昇二が言うと

「勘違いしないでよね 男にもてる為よ でも、私、蒼だって、昇二も好きだよ」

「なんだよー 一瞬 その気になったのに」と、光瑠に向かって、自分の口元でチュッとしていた。

「アホかー 君は 早く、相手見つけなさい」と、言われていた。

「蒼 光瑠から、あそこの料理長の話を聞いたよ あのな、俺の叔父さんが米屋をやっているんだけどな この前、言っていたのはな 昔からのお得意の息子さんが買いに来てくれて、たまたま、近くに越してきたそうだ。その人が言うにはな、小さい頃からここの米で育ったから、他のは、もう一つ口に合わないからって言っていたそうだ」と、急に真面目な顔をした。

「そんなものなのかーなぁー」

「俺が、言いたいのはそこじゃぁないんだ」

「あっ そうか 新しい店をオープンしても、前からの米屋と取引があるかも知れないってことかー」と、僕は、声が少し大きかった。

「そうだよ 米屋だけじゃあなくて 酒屋、肉とか食品の卸とか 色々とつながることがあるかもな それに、昔の馴染みで、支払いに融通をきかせてくれるから、資金繰りも助かるはずだ」

「そうだ ありがとう 昇二 さすがだよー」

「わかった 君達は、私に、「ナカミチ」の時の仕入先を、今のお店に聞きだして来いって言っているんだな」と、光瑠はさすがに回転が早かった。

 
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