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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十一話 【戦友】それぞれの世界の戦士達その八

「それで歩き回るのは」
「ヒメさんが見てもあれは下着か」
「それ以外の何だ」
 紺にもこう返す。
「ブルマは」
「まあそうだよな」
 紺も否定しなかった。
「俺もそう思うぜ」
「そうだな、私は穿かないが」
「ヒメさんはいつもその服だしな」
「体操服は必要ない」
 一切、そうした言葉だった。
「今の服で充分動けているからな」
「だったらいいか」
「着たい者だけ着ればいいだろう」
「というかそういう服があるなんて知らなかったわよ」
 ノエルは真顔で述べた。
「私達騎士団の服でそのままいつも戦ってるからね」
「私は着物で」 
 鏡花はその赤の着物姿で言ってきた。
「十分」
「鏡花に変な服着せるんでないよ」
 その鏡花の後ろで紅葉が目を光らせている。
「着せたらわかるよね」
「その金色夜叉で、ですね」
「八つ裂きだよ」
 奏助に本気の声で述べた。
「わかってるね」
「はい、よく」
「というか世界によってまだブルマがあるなんてな」
 直行はむしろその方が、という感じだった。
「思わなかったよ」
「遠月も体操服は半ズボンだし」
 恵は自分の学校の話をした。
「うちの学校は何かと露出あるけれど」
「ブルマは認めません」
 えりなの声は断固たるものだった。
「何があっても」
「総長さんとしてですね」
「あんないやらしい服装絶対に嫌よ」
 今度はめぐみに必死の顔で頭身まで小さくして両手を振って答えた。
「私が穿いても恥ずかしいし」
「そうですよね、あれはないですね」
「絶対にないわよ」
「あれっ、うちの学校はブルマですよ」
 智樹はこうえりなに述べた。
「それもないですか」
「ないわよ。それよりも桜井君」 
 えりなは智樹の前にずい、と来て彼に言ってきた。流石にアリス程ではないが普通に見事な大きさの胸である。
「さっき貴方私に何したのかしら」
「えっ、何でしょうか」
 今度は智樹が頭身を変えた、二頭身になってしらばっくれた顔になって視線を右に逸らしての言葉だった。
「俺わかりませんよ」
「前の世界で私のスカートの中覗いてたわよね」
「さて何のことやら」
「黄色だとか言って」
「レモン色ですね、あと緋沙子さんはピンクでした」
 智樹はついつい失言してしまった。
「いやあ、似合ってますね」
「ちょっとお話したいけれどいいかしら」
「はい、今お仕置きします」
 そはらが智樹を後ろから羽交い絞めにしてえりなに応えた。
「お任せ下さい」
「早月さんがそう言うなら」
「そういうことで」
「げっ、またこの展開かよ」
 捕まった智樹はここで逃げようとしたが無駄だった。
「あれは覗いたじゃなくて見えたのよ」
「どうして見えたのよ」
「だってあのスカートの丈だぞ」
 えりな達の制服を指差して言った、羽交い絞めにされても何とか指差した。 
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