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おぢばにおかえり

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第六十五話 心配していてその二十六

「態度でわかる位に」
「そうなるにも絶対に理由があるから」
「そのことを知ることね」
「慕う人のことを聞いてね」
「人を嫌う理由がそこからわかるの?」
 そのことはどうもわかりませんでした。
「好きな人のお話を聞いて」
「あの子は好きな人は凄く好きでしょ」
「もう全肯定だから」
 これは野球もそうでソフトバンクのことはどれだけでも褒めます、ですが巨人やオリックスは人相を変えて憎々し気に言います。
「絶対にけなさないわ」
「好きと嫌いは表裏一体だから」
「好きな人のことからわかるのね」
「嫌う理由をね」
「そううなのね」
「だからね」 
 また私に言いました。
「そこをね」
「聞くのね」
「そうしたらいいわ」
「それじゃあ」
 私はあらためて答えました。
「明日にでもそうしてみるわ」
「早いわね、明日って」
「どうせまた阿波野君と会うから」
 最近毎日会っているからこう言いました。
「何でかこっちの親戚の人のお家にずっといるのよ」
「その大叔母さんのところかしら」
「その人は大阪にいるらしいから」
 阿波野君は私にこのこともお話してくれました。
「天下茶屋の方ね」
「西成ね」
「ええ、そこの人らしいの」
「そうだったのね」
「神戸には神戸で別に親戚の人がいるみたいなの」
 阿波野君のお話を聞くとです。 
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