| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人

作者:jindam3
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七話 守護するということの意味

司令室でリーラが受けた報告は水銀旅団がこの城に

全軍で攻めに来ているというものであった。

昨日の昼に各地で活動をしている水銀旅団の部隊がこの島に集結。

これにより、兵力差は五倍になってしまった。

圧倒的な数で一気に自らの欲望を満たすのが水銀旅団の魂胆らしい。

その報告を聞いたリーラが隊長のメイド部隊。

第五装甲猟兵侍女中隊(だいごパンツアーイエガーメートヒエンカンパニー)の全戦力を使って撃退する
ことを決める。

この後、リーラは和樹の部屋に行き和樹に『この城にいてください』と伝える。

それから、二時間後、城の中庭に重火器や自分の使いやすい武器で武装したメイド達が整列していた。そ
の中には当然ベルリネッタ・シェルビー・エスカレードもいた。

ベルリネッタは主を守る最強の大剣ガーディアンソードを持ち。

シェルビーは機械式大太刀を持ち。

エスカレードは左手にハンドガン右手にランスを持っていた。

そして、リーラが中庭に用意させた壇上に上がり出撃の命令を下す。

その光景を和樹は城の中から見ていた。

和樹「俺は何をやっているんだ・・・・・
あいつらがこれから戦おうって時に・・・・・俺は・・・・」

和樹がいまだに悩んでいたときに・・・・・

ドカ――――――ン!!!!

和樹「な、なんだ!!」

リーラ達が向かった方向から爆発がした。

おそらく戦闘が始まったのだろう。

和樹は眼を閉じ思い浮かべた。

自分に思いを伝えに来たメイド達の事を・・・・・・

メイド達の優しさと温もりを・・・・・・

そしてこの時和樹は・・・・決断する。

和樹「あいつらの思いに応えるためにも・・・・俺は・・・・」

ようやく迷いが晴れる。

壁に立てらせていた刀を腰にさし和樹は戦場へ向う。

大切な人達を守るために・・・・・・・



戦闘開始から二時間。

状況はメイド達の方が不利であった。

いつもの水銀旅団は人ことで言うなら欲望に忠実な集団である。

水銀旅団の大半・・・

ほとんどは綺麗な女の子やかわいい女の子の写真を撮るために集まった集団なのである。写真を撮りまく
り羞恥心を高め戦闘不能のするのが水銀旅団の上等手段だ。

だから、目的のためならどんなえげつない子ことでも平気で行うし、兵士一人一人の回復の早さも尋常ではない。しかも、水銀旅団は昨日の援軍が到着したことによっていつもより士気が上がっている。このことはリーラもある程度覚悟していたのだがここまでとは思ってもいなかった。

そして、戦場では・・・・

リーラ「まさか水銀旅団の士気がここまで高いとは・・・・・ネリー!!!」

ネリー「は、はい!!」

リーラ「お前は部隊を率いてシェルビーの援護に向かえ
あそこを落とされるとまずいからな」

ネリー「りょ・・・了解しました!!」

リーラ「エスカレード!!!」

エスカレード「はい!!」

リーラ「ここの守りはいいからお前は第一次防衛線で奮戦しているベルリネッタの支援に向かえ。」

エスカレード「しかし・・・そうするとここの守りが手薄になりますが。」

リーラ「ここの守りは私がするから早く行け!」

エスカレード「わかりました!!」

隊長クラスのメイドに次々と指示を出す。

その指示はどれも正確で非の打ちどころのないものであったが・・・・

エーファ「リーラ様!」

リーラ「どうした!!」

エーファ「水銀旅団が第一次防衛線を突破しそうです!!」

リーラ「!!??そうか・・・・・全部隊に通達第二次防衛線まで後退せよと伝えろ」

エーファ「は・・・・はい!!!」

戦況はかなりまずい。

異常な回復力に続いて水銀旅団は厄介のものを装備していた。

それは、スタンバトンと呼ばれるものであった。

スタンバトン長さはバットと同じくらいのバトンで触れた相手に電流を流すことができるものでスタンバ
トンを使って電流を流しメイドを気絶させその隙にやりたい放題写真を撮ろうというのが今回の水銀旅団の戦法だ。

幸いにも、スタンバトンによって気絶させられたメイドは何人か出たが写真を取られる前に救出すること
に成功している。しかし、それによる恐怖で一部の部隊では士気が下がっているのが現状であった。


一方そのころ、第一次防衛線では・・・・

エスカレード「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 ブン!!ブン!!!

水銀旅団の兵達「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

大剣で次々と敵を蹴散らすベルリネッタだったが。

エスカレード「はぁ・・はぁ・・はぁ・・・き・・・・きりがない・・でも私は負けない!!和樹さんの
ためにも!!!」

力を振り絞って戦うベルリネッタ。

ブン!!!ブン!!ブン!!!!

水銀旅団の兵達「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

だが・・・・・・

水銀旅団兵A「もらった!!!!」

一瞬の隙を見つけた水銀旅団兵が後ろからベルリネッタに襲い掛かる。

ベルリネッタ「きゃぁぁぁぁ!!!」

水銀旅団兵士A「げふっ!!」

とっさに回し蹴り後ろで襲いかかってきた兵士を倒す。

スタンバトンがベルリネッタの右肩に当たってしまう。

気絶することだけは免れたが右腕がしびれて大剣を握ることができない。

これを好機と見たのか、前方にいた水銀旅団兵達が一斉に襲い掛かる。

ベルリネッタ「(和樹さん!!・・・ごめんなさい!!!わたし・・わたし・・・和樹さんのお役に立て
ませんでした。)」

思わず目を閉じ、自らの非力さをここにはいない和樹に詫びるベルリネッタだったが。

バキッ!!ドカッ!!バキッ!!バキッ!!

いつまでたっても何もないことに疑問を感じ恐る恐る眼をあけるとそこには・・・・

和樹「お前ら、よってたかって一人の女の子を攻撃するとは、どういう神経しているんだ。」

そこには、ベルリネッタに襲いかかろうとした水銀旅団兵達を殴り飛ばした和樹がいた。

突然の和樹の出現に驚く水銀旅団。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧