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麗しのヴァンパイア

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第三百六十八話

              第三百六十八話  ワインには
 葵はまだワインを飲んでいる、顔は真っ赤になっていてにこにことしている。その顔で赤音に対して言った。
「あんたもそのうちわかるわ、お酒のことが」
「そうなの?」
「飲める様になったらね」
 その時にというのだ。
「わかるわよ」
「お酒のことが」
「お酒は美味しいし」
 それにとだ、赤音にさらに話した。
「酔うと気持ちいいのよ」
「そうなの」
「だから飲むのよ」
「飲まない人もいるでしょ」
「そこはそれぞれよ」
 人によるというのだ。
「飲む人もいればね」
「そうじゃない人もいるのね」
「それで私は飲むのよ」
「そうした人ってことね」
「そう、ただ酔っても別に変らないでしょ」
「お母さんがお姉ちゃん相当に飲むって言ってるけれど」
 それでもとだ、赤音は答えた。
「荒れないともね」
「言ってるでしょ」
「ええ、酒乱じゃないのね」
 こう姉に言った。
「別に」
「そう、酔うけれど」
 それでもというのだ。
「私は上機嫌になってね。飲み過ぎたら寝るだけで」
「暴れたりしないの」
「意識なくなくならなくて」
 例え飲み過ぎてもというのだ。
「お外で飲んでもお家に帰ってね」
「それでなのね」
「ベッドの中にいるわ」
「そうなのね」
「ふらふらになるけれど」
 それでもというのだ。
「そうはね」
「ならないのね」
「そう、だからね」
 今も飲みつつ妹に話した。
「これまでもそうであったらいいわね」
「やっぱり酒乱はよくないわね」
「そう、そのことは嬉しいわ」
 自分でもというのだ。
 こう言ってだった。
 葵はまたワインを飲んだ、もうワインは残り少ないがそのワインを楽しんでいた。そうしつつ妹と話していった。


第三百六十八話   完


                 2021・5・13 
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