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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十七話 【集結】集まった戦士達その十六

「ここはな」
「それがいいですね」
 ヨークタウンも頷いた。
「ここは」
「ロイヤルは他は兎も角料理は論外よ」
 平海が見てもだった。
「それでは」
「待ってくれ、何が悪いのだ」
 アークロイヤルは自覚せず周りに問うた。
「一体」
「自覚していない時点で駄目だから」
 ヴェスタルもこう言うしかなかった。
「もう」
「では聞くわ」
 クイーン=エリザベスはロイヤルと重桜以外の少女達に問うた。
「ロイヤルと重桜のどちらがライダーの人達をおもてなしすべきか」
「評決したいの?」
 プリンツ=オイゲンは引いた顔で聞き返した。
「まさかと思うけれど」
「そのまさかよ、どっちなの?」
「ロイヤルと言う人はまず手を挙げて下さい」
 フッドは微笑んで仲間達に言った。
「公平を期す為に当事者のロイヤルと重桜、そしてライダーの皆さん以外の方は」
「まずはロイヤルだ」
 アークロイヤルも言った。
「そしてその後で重桜だ」
「最初に重桜にしましょう」
 こう提案したのはケルンだった。
「ここは」
「先にか」
「ええ、まずは」
「ではそうしよう、皆はどう思うか」
「重桜かロイヤルか」
 フッドは微笑んで述べた。
「どちらかに手を挙げて下さいね」
「ではまずは重桜よ」
 クイーン=エリザベスは笑って話した。
「まあ後でわかるわね、結果は」
「・・・・・・わかった、ではな」
 エンタープライズは一呼吸置いた、そして。
 重桜が先に評決に挙げられたが。
 全員挙げた、これで決まったが。
「何でなのよ!」
「残念だ」
「まさか皆さんなんて」
 クイーン=エリザベスもプリンス=オブ=ウエールズもフッドもそして他のロイヤルの面々も落胆した。
「思わなかった」
「皆さん重桜とは」
「そんなにロイヤルの食事は駄目なの」
「問題外よ」
 翔鶴が言ってきた。
「それこそ」
「流石に料理の話に持ち込んだら駄目でしょ」
「ロイヤルは勝てないわよ」
 蒼龍と飛龍も言った。
「他のことはともかく」
「幾ら何でもだったわ」
「仕方ないわね、けれど負けは負けよ」
 クイーン=エリザベスは歯噛みしながらも認めた。
「重桜に任せるわ」
「では皆の者来るのだ」
 長門がここでこう言った。
「そして飲んで食べるのだ」
「重桜を召し上がれ」
 こう言ったのは赤城だった。
「これ以上はないまでのおもてなしをしますわ」
「そうか、じゃあな」
「ええ、では重桜の城へ」
 赤城はおやっさんにも言った、そうして戦士達は今度は重桜の面々がいる島の御殿へと移ったのだった。


第四百六十七話   完


               2021・4・8 
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