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新ヘタリア学園

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第千三百四十一話  イギリス達が見て思うこと

第千三百四十一話  イギリス達が見て思うこと
 太平洋各国のお話を見た後で、です。フランスは言いました。
「ああした調停役の国がいるとな」
「ああ、やっぱり違うな」
 イギリスも言いました。
「それは思ったな」
「そういえばお前バランサーって言われてたな」 
 スペインがイギリスに言ってきました。
「欧州のな」
「いや、お前とは基本仲悪かったけれど俺はまずこいつとどうかだったからな」
 イギリスはフランスを指差しつつスペインに言いました。
「だからバランサーっていうかな」
「フランスとやり合ってたんやな」
「オーストリアとずっと手を組んでいたのもな」 
 このこともというのです。
「やっぱりな」
「フランスとどうかやな」
「だからバランサーなんてな」
 そうした意識はです。
「全然なかったんだよ」
「そやねんな」
「ああ、東南アジアの連中とは違うんだよ」
 こう言うのでした、イギリスはバランサーではなくフランスと戦っていただけでした。よく見れば確かにこの二国いつもやり合っています。


第千三百四十一話   完


               2021・7・13
 
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