| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

麗しのヴァンパイア

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百六十話

               第三百六十話  話して決めたこと
 カーミラは使い魔達と共に次に何をするかを話した、眠りに入るまでに一体何をするかということをだ。
 使い魔達はここで話した。
「まあ色々ですね」
「色々ありますね」
「また読書もいいです」
「入浴も」
「音楽もありますし」
「お酒もあります」
「そうね、色々あるわね」
 実際にとだ、カーミラも述べた。
「何かをするにしても」
「はい、どうにも」
「多くのものがあります」
「他にも映画もあります」
「映画鑑賞も」
「映画ね」
 映画と聞いてだ、カーミラは言った。
「それはいいわね」
「そうですか、では」
「映画にされますか」
「映画鑑賞を楽しまれますか」
「これからは」
「そうされますか」
「それがいいわね」
 カーミラも述べた。
「どうも」
「はい、それではです」
「早速ブルーレイを用意します」
「テレビも点けましょう」
「そうしましょう」
「そうね、自宅で映画を楽しめる」
 カーミラは微笑んで述べた。
「いいことね」
「全くですね」
「文明は進歩しました」
「そうしたことも出来る様になりました」
「長い間映画すらなかったけれど」
 カーミラの長い人生の中ではそうだったのだ。
「けれどね」
「それが、ですね」
「映画館が出来」
「今では自宅でどんな映画も奇麗な画面で楽しめる」
「そうなりましたね」
「有り難いことにね。ではね」
 それではとだ、カーミラは使い魔達に話した。
「今から観るわ、ワインも用意してくれるかしら」
「ワインは何にされますか」
「そしておつまみは」
「トカイ、フランス産のウォッシュチーズをお願いするわ」 
 共に楽しむものも話もした、そうして飲むのだった。


第三百六十話   完


               2021・4・15 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧