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ダークサイドライフ

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第三章

 結局しなかった、そしてクラスの有志で遊びに行くその日に。
 男子生徒達はそれぞれお洒落をして待ち合わせ場所に来た、彼等はお互いのファッションをチェックしてあれこれ話して。
 そのうえで女子達を待った、彼女達は全員一度に来て未来もそこにいるとのことだったが。
「来たわよ」
「じゃあ行きましょう」
「そうしましょう」
「えっ、これって」
 男子生徒達はまずは件の未来を見た、すると。
 黒のフリルが多いドレスに青のイヤリングに銀のペンダント、髪飾りとバッグも青だった。アイシャドーも青で白いナチュラルメイクで。
 ヒールも青だ、その恰好の未来を見て彼等は言った。
「ええと、魔女か?」
「魔女っていうかダークヒロインか?」
「そんな感じだよな」
「悪くないな」
「浮世離れしている感じはあるけれど」
「似合ってるな」
「お姉ちゃんにコーディネイトしてもらったの」
 未来はその可愛い声で話した。
「それでなの」
「そうなの、後藤さんのお姉さんブティックで働いていてね」
「ファッションセンス確かなのよ」
「その時その場に似合う服考えられるから」
「後藤さんの服もそうでね」
「今回はカラオケとか行くし」
「賑やかだからね」 
 女子生徒達も言ってきた。
「それでなのよ」
「こうしたファッションを選んでくれたの」
「白の時もあるわよ」
「赤だってね」
「どの色も好きだけれど」
 未来はここでまた言った。
「今お姉ちゃんにファッションを教えてもらいながら着てるの」
「ああ、そうか」
「そうなんだな」
「後藤さんにお姉さんいたんだ」
「それでコーディネイトしてくれて」
「後藤さんも勉強中か」
「そうなんだな」
「そうなの」
 未来は微笑んで言った、そしてだった。
 皆で一緒に遊びに行った、街の華やかな場所を巡って美味しいものを食べてカラオケも楽しんだ。そのカラオケボックスでだった。
 未来の歌を聞いて男子生徒達はまた言った。
「うわ、明るい曲ばかりだな」
「ちゃんとダンスまでして踊るんだな」
「立ってそうして」
「ちゃんとダンスも再現してるし」
「仕草の一つ一つまで」
「歌も上手だし」
「これも後藤さんよ、結構私達とも遊びに出てね」
 ここでまた女子が言ってきた。 
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