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妖艶無双

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第一章

                妖艶無双
 浅野蜜の色香は凄まじい、女子高の教師であるが生徒の母親達が彼女を見て本気で心配になる程だ。
「浅野先生はどうも」
「刺激が強過ぎます」
「あまりにも奇麗過ぎて」
「色気も凄いですから」
「ちょっと心配になります」
「何も起こっていないですか?」
「我が校はしっかりしたカトリック系の学校ですから」
 校長の浜崎雅が答えた、きりっとした眼鏡をかけ白い髪の毛を整えた清潔感溢れる初老の女性である。
「そうしたことはです」
「ないですか」
「浅野先生も」
「そうですか」
「浅野先生は立派な先生です」
 生徒の保護者達に確かな声で話した。
「安心して下さい」
「あまりにも奇麗なので間違える生徒はいないですか」
「そうした人は」
「浅野先生に対して」
「我が校は女子高ですから」
 校長は今度はこのことを話した。
「ですから」
「それはわかっていますが」
「ですが同性から見てもです」
「浅野先生はかなり」
「魅力的過ぎますか」
「お顔やスタイルだけでなく」
 そうしたものに留まらずというのだ。
「仕草も」
「それにお料理やお花や茶道も出来ますね」
「あの人は」
「色々な資格も持っておられて」
「それはそうですが」 
 それでもとだ、校長は保護者達にまた答えた。
「浅野先生はです」
「大丈夫ですか」
「何もないですか」
「生徒が間違えることは」
「私達の娘が」
「はい、ご安心下さい」
 校長はあくまでこう言った、だが。
 彼女自身蜜を見てふとある先生に漏らした。
「確かに魅力的過ぎますね」
「浅野先生は」
「はい」
 校長自身もこのことは否定しなかった、いや出来なかった。
「ただお奇麗なだけでなく」
「スタイルもいいですね」
 その先生も言った。
「極めて」
「それに色香がです」
「物凄いですね」
「しかも女性の家事は全てお見事で」
「何かこう」
「はい、魅了されずにです」
 彼女を見てというのだ。
「いられないですね」
「見ているだけで」
「そうした方ですから」
 校長は真剣な顔で言った。
「保護者の方々が心配されることも」
「当然ですね」
「同性であっても」
 本来そうした感情もっと言えば欲情を抱く対象ではない筈だがというのだ。
「そうもなっても」
「おかしくないですね」
「浅野先生については」
「そうですね」
「あの人については」
「本当に」
「それに日本では」 
 校長は今度は自分達の国のことを話した。 
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