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新ヘタリア学園

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第千三百十二話  同じ様な境遇だったのに

第千三百十二話  同じ様な境遇だったのに
 東南アジア各国から見ても存在感のないカナダですが。
 オーストラリアはニュージーランドと一緒に東南アジア諸国と笑顔でお付き合いしてお互いの名前を呼んでもらっています。
 そんな彼等を見てカナダはクマ二郎さんに言いました。
「ねえクマ五さん」
「ダリナンダアンタイッタイ(翻訳:誰なんだあんた一体)」
「君の飼い主のカナダだよ」
 いつものやり取りからカナダは言うのでした。
「僕とオーストラリアってさ」
「目立ち方に違いがあるな」
「何でこれだけ差があるのかな」
「お前が目立たないから」
 だからと答えるクマ二郎さんでした。
「そのせい」
「オーストラリア目立つしね」
「それと自己主張も凄い」
「だからだね」
「お前が目立たないのは個性」
「そんな個性いらないのに」
「同じ様だったのにな」 
 こうも言うクマ二郎さんでした。
 カナダもオーストラリアもイギリスのところにいました、ですがそれでも目立ち方に違いがあり過ぎるのです。


第千三百十二話   完


                  2021・6・28 
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