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魔法少女リリカルなのはStrikerS~赤き弓兵と青の槍兵

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本編
  幕間~どうしてこうなった!?男女対抗、料理対決!(審査編)

 
前書き
今回はずっと審査委員長こと八神はやてさんの視点です 

 

まず、私は味噌汁に手を伸ばした。
………こ、これは!
鰹だし……そして!絹ごし豆腐!わかめ!油揚げ!これぞまさに味噌汁!!


「……日本を、愛している……」


士郎がセイバーのパクリ!?とか言ってるけど……この味は!日本人の味だぜ!
と、ブ●ャラティみたいな感想を抱きつつ、私は……高評価を出した。


「やりましたね、なのはさん!」
「言ったでしょ?はやてちゃんは鰹だし大好きだからって」


なのはちゃんか……やりおるな!
ちなみに、味噌汁の評価は……


私 8
シグナム 4
ヴィータ 5
リイン 4
ヴィヴィオ 3
ギンガ 5
マリー 5


と、おおむね好評。ヴィヴィオに味噌汁はまだ早かったかな?



次はなのはちゃん作の煮付けや。


「ほう、これは……鰈、やな」


よくヒラメと間違える人がいるので言っておく。これは鰈だ。


「うん。あ、ヴィヴィオには一番いいところあげるね」


なんやて!?卵の部分とは……羨ましすぎる!


と、ふざけてないで審査せんと。背中の飾り包丁もきれいやし、味もしっかりしみこんどる。それに加えて………


「ヴィヴィオの事を考えて生姜とお酒の比率が低くなっとる…んで、少し甘みが強い……砂糖が多めに入っとるな?」
「さすがはやてちゃん、大当たりだよ」
「しかも砂糖が増えると焦げやすくなるのにそれが見当たらない……じっくりと煮込んだんやな」
「うん。中々のものでしょ?ヴィヴィオ、ママが作ったお魚さん、おいしい?」
「うん!」


これは……お姫様も満足やし、高得点やな。


結果は


私 8
シグナム 3
ヴィータ 5
リイン 5
ヴィヴィオ 5
ギンガ 4
マリー 5


かなりの高得点だ。しかし、なんというか、子供っぽい人の評価が高いような……



で、次はフェイトちゃんの野菜炒め。見た目がとてもきれいだ。簡単なようでいて、難しい。それが野菜炒めや。


私はキャベツを取り、口に、運ぶッ!
こ、これは……


「強火で素早く、油少な目で健康にも気を使った見事な野菜炒めや。定番の塩味、その良さを最大限に引き出している……」
「そ、そうかな?」
「これはッ!箸ッ!止めずにはいられないッ!!」


そして出した結論は…


私 8
シグナム 5
ヴィータ 4
リイン 4
ヴィヴィオ 3
ギンガ 5
マリー 4


フェイトちゃんもいい感じやな。ヴィヴィオは人参とピーマンがダメだったらしい。てかそれを食べさせることのできる士郎って…………



さて、女子チーム指揮官、ティアナ。その腕前、見せてもらうで!


「さあ、どうぞ!」


ティアナは唐揚げか。どれ……



こ、こいつぁ………


「やめられない、止まらない~」
「部隊長!?」
「気にするな、ティアナ。はやては食レポ中はおかしくなるんだ」
「いつも、の間違いではないのか?」
「おいおい、んなこと言ってっと後が恐ろしいぞ、衛宮」


なんかヴィータと士郎が失礼なこと言っとるけど、今はそんなことどうでもいい!私はついに見つけた!文化の真髄を!!


ティアナ、やりおるなあ。だが、まだ大御所には勝ててへんな。


結果


私 9
シグナム 5
ヴィータ 5
リイン 5
ヴィヴィオ 5
ギンガ 5
マリー 5



「くっそ~、惜しい!」


一品40点満点で39点。これで満足せえへんとは、いい向上心やな。


そして、スバル。


私は思った。この子、女の子?と。
なぜなら………スバルの作ったサラダがまさに『漢の料理』だった。
見た目が凄く豪快なのだ。本人いわく、


「食べるの専門なので」


だそうだが…………もうチョイ!もうチョイでいいからきれいにしよ!?
まぁ……味の方は普通でした。ティアナが「助かった……」とか言ってたけど。


結果


私 6
シグナム 3
ヴィータ 3
ヴィヴィオ 2
ギンガ 5
マリー 4


後ろ二人、甘すぎませんか?



女性陣最後はキャロ作、冷奴だ。………って、おい!いくら何でも冷奴は………


「じーっ」
「キャ、キャロ?どないしたんか?」
「ど、どうですか?」


感想言えいうことか。ええい、ままよ!


………冷奴です。てかそれ以外何言えばいいんや!?


「う、うん。おいしいよ」


途端に咲き誇る花のような笑顔になるキャロ。


これは低評価出せへんやんか……


結局


私 7
シグナム 4
ヴィータ 4
リイン 5
ヴィヴィオ 3
ギンガ 4
マリー 4


子供は正直やね~。ちなみにリインは単純に豆腐が好きなだけや。


さて、女性陣はこれで終了。合計得点は………195点!
結構高いな……


そして、男性陣や。


と、重そうなものが多いなぁ……
エリオのサラダからいただこうか。


「ちょっと待ってください!」


手を伸ばしたところでエリオに遮られた。


「食べる直前の仕上げがまだなんですよ」
「仕上げ?」
「はい」


そういうとエリオは持っていた小瓶の中身をサラダに振り掛けた。


「どうぞ」


そして、


「こ、これは!」


それは特製チーズドレッシング。生ハムと相性ばっちしやで……!
もちろん、感想は……


「ブラボー!おお……ブラボー!」
「は、はやてちゃんが戦車のス●ンド使いみたいなことを言ってるわ!」


これはなかなかのもんやな。


結果


私 8
シグナム 5
ヴィータ 4
リイン 4
ヴィヴィオ 4
ギンガ 5
マリー 4



「快調な滑り出しだな」
「くっ……その手があったわね…」


安堵の表情の士郎と悔しがるティアナ。さてさて、次行きますか!


「これは……また、中々やな」
「そうでしょう?旦那ほどじゃないっすけど俺もそこそこできるんすよ」


ヴァイス君作のハンバーグ。これは子供心がっちりキャッチしそうやな……


「おいし~い!」
「おいしいです♪」
「くっ、やるな、ヴァイス……」


子供たち(二名はそれ言うと怒るが)には大好評のようだ。


私も食べる。……確かに中々や。が、満点は上げられんな。


結果


私 7
シグナム 4
ヴィータ 5
リイン 5
ヴィヴィオ 5
ギンガ 4
マリー 4


無難な評価だった。




次はザフィーラか……最近はザフィーラが料理するんは見てないなぁ。久しぶりやないのか?
で、出てきたのは……


「卵焼きかい!しかも綺麗や!」
「人型になってないのに……やるじゃねえか、ザフィーラ」


てか狼形態で作ったんかい!なんか凄いわ!



まあ、卵焼きでしたね。え?感想?一工夫あるならまだしも普通の砂糖多めの卵焼きに何をリアクションすればええねん!


結果は


私 8
シグナム 3
ヴィータ 5
リイン 5
ヴィヴィオ 5
ギンガ 4
マリー 5


結構評価高かった。ってか、この審査委員、甘党ばっかやないか!シグナムはちゃうけど。


「で、次は俺か」


そう、焚き火で焼くと言うス●ちゃんより『ワイルドだぜぇ~』なことをしてくれやがったランスの番や。


串に刺して塩振って焼きました。的な感じの鮎が。
ここは……


「夏祭りか!」
「おおう!?」


ツッコミを入れておきました。


さて、ふざけてないで審査の方に戻る。
一口食べると……


「川釣りしたいなぁ………」
「主もですか……」
「海行きてぇ……」
「行きたいです……」
「事件終わったら行こか……」
「もちろん費用はランスもちでな……」
「おい、シグナム!なんで俺持ちなんだよ!?」


後で聞いたがこのときの私たちは哀愁が漂っていたらしい。


結果は


私 7
シグナム 3
ヴィータ 3
リイン 4
ヴィヴィオ 4
ギンガ 5
マリー 4


八神家の評価が低めだったのは、悔しかったからです。あいつ昨日釣ってきたの残しておいたと言うんやもん!私たちだって行きたいわ!


さて、残り二つ。スープとグラタン……どっちも巨匠が関わっとる。ここは……



「本命は最後や」


スープから行かせてもらおう。入ってるのはキャベツ、トマト、ニンジン、もやし……と言ったところ。このにおい……鶏がら出汁か。さあ、私。リアクションの準備は十分か?いざ!


「こいつはうめぇー!野菜の出汁がガンガン効いてるぜぇー!」
「はやてがスピー●ワゴンみたいなことを!?」
「リアクションせずして何がレポーターや!」


士郎とランスがA●O!?って言ったたけど、AU●って誰や?


で、結果


私 9
シグナム 4
ヴィータ 4
リイン 5
ヴィヴィオ 5
ギンガ 5
マリー 4


めっちゃ高評価やな……



そして………


ついに来た!最後の砦が!


「これが最後の戦いや!」


RPGの決まり文句と共にグラタン(ラスボス)に立ち向かう勇者たち。結果は……



「ウボアアアア!!!」
「はやてがやられた!?」
「くっ、私も、もう……」
「シグナム!?シグナーム!!!」


茸と野菜とチーズのトリプルユニゾン・アタック……効いたでぇ……


結果は言わずとも


私 10
シグナム 5
ヴィータ 5
リイン 5
ヴィヴィオ 5
ギンガ 5
マリー 5


満点や。く、この男……何をつくらせても一流や……


これにて審査終了。結果、男性チームは………209点!


「男性チームの勝利で~す」
「悔し~い!」
「まあまあ、ティア、どんまい」
「アンタのせいでしょうが!」
「痛い痛い!ギブ、ギブ~!」


それぞれが終わったことによりふざけたり悔しがったり、ため息をついたり掃除したり。
そんな中で一人だけ真剣な表情を持つものが。


「し、士郎君!あのね……」


なのはちゃんや。士郎に手料理アタックをかけるなんて………成長したなぁ……。


「はやて、孫を見守るばーちゃんみたいな顔になってるぞ」
「ヴィータ!ばーちゃんはひどいで!?せめてオカンに……」
「主よ。そう言う問題ではないと思いますが……」


アホ騒ぎをする八神家をよそになのはちゃんは士郎の評価を緊張した面持ちで待つ。


「ふむ、私もマスターと同意見だ。それに、下処理もなかなかうまくできているな。それにしても、君がここまでできるとは少々驚いたな。っと、これは失礼な言い方だな」
「ううん、そんなことないよ。……実際隠れて練習してたし」
「ん?何か言ったか?」
「な、何も言ってないよ!?」
「?……まあ、いいか」


こうして今日一日は平和に終わった。


まだ、誰もがこんな日が続くと信じながら。



せやけど、平和な日常の終わりは静かにすぐそばまで忍び寄っていた…… 
 

 
後書き
投稿完了で~す。


この話は前後編合わせてかなりパロディを入れてます。全部わかった人とはすごく気が合いそうです!(^^)!

JS事件編もクライマックスが近づいてきました。
ある程度構想はできていますが、しっかりと練って話をつくりたいので更新速度が落ちると思いますが、これからもよろしくお願いします。


長ったらしくなっちゃいましたが今回はこの辺で~ 
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