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DQ3 そして現実へ…~もう一人の転生者(別視点)

作者:あちゃ
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百薬の長はトラブルを呼ぶ!

(ゴクッゴクッゴクッ…)
くっはぁ~…
結構、高級品じゃないのかしら、このお酒…
良い感じで身体が温まってきたわよぁ~!

(ゴクッゴクッゴクッ…)
ぷはぁ~!!
あれ?もう無い!?

おかしいわねぇ…半分以上残ってたはずなんだけど…こぼしたかしら?
周囲を見渡すと同じテキーラが2本、手付かずで転げてあるではないか!
これは良い子のマリーちゃんへの、神様からのプレゼントかな?
だとしたら断るわけにはいかないわ!
神様に失礼だもの!

私は立ち上がりプレゼントの元へと向かった…が、服が暑苦しくて上手く進めない!
あぁもう、邪魔!!
服を殆ど脱ぎ捨てたら、容易にプレゼントの元へと辿り着きました!
(ゴクッゴクッゴクッ…)
くぅ~!!


「げぇ!な、な、な…」
お!?
一人戻ってきたウルフ様が、私を見つめながらパニクってるわ?
そんな顔も可愛い~!
ちょっと待ってなさい、このプレゼントを飲み干したら、今度は坊やのリビドーを飲み干してあげる♥

「(ゴクッゴクッゴクッ…)ぷはぁ~!このお酒キクぅ~!!体がポカポカしてきましたぁ~!!」
「だ、誰だ!?子供に酒を飲ませたのは!!?」
大丈夫よこんなの…飲んだ内に入らないわ!
怒った顔も可愛い!

「ち、違う!!俺達は何もしてねぇー!あのこえー男の娘に近付くわけねーだろ!…その嬢ちゃんが勝手に飲み始めたんだ!」
だって神様からのプレゼントを断るわけにはいかないじゃない!?
「うわぁ…最悪じゃん!リュカさんやティミーさんにバレたら殺される…」
大丈夫!坊やは私が守ってあ・げ・る♥

だがウルフちゃんは私に服を着せようとし始めた。
「いやぁ~!!暑いのぉ~!」
何よ急に!?
暑苦しいから服は着たくないの!
ってか、まだ暑いのぉ!
後はパンツだけか………うん、脱いじゃえ!

「ぎゃー!!ダメ、ダメ、ダメー!!!それ以上脱がないでー!!こんな状況を見られたらマジでヤバイから!」
いやぁ~ん!チェリー君には刺激が強すぎ?
良いのよ、今夜のオカズにしちゃっても!
それとも私を喰べちゃうつもりかしら?
私を抱き上げ、空いてる部屋を探すウルフちゃん!
あらあら…そんなに慌てないの♥
じゃぁ私も邪魔なもう一枚を脱ぎ、準備しておかないとね!


やっと空き部屋を発見ね!
ウルフちゃんたら、直ぐさまベッドへ私を連れ込むなんて…やる気マンマンね!
私もドーンと受け入れちゃうわよん!

………あら?私が全てをさらけ出し、受け入れ態勢を整えるとウルフちゃんは固まっちゃった…
やり方が分からないのかしら?
いきなり踵を返し部屋を出て行こうとするウルフちゃん!
女に恥をかかせるなんて野暮な子ね!
私がリードしてあげるわよ、ウルフちゃ~ん!
私はベッドのスプリングを利用し、勢い良くウルフちゃんへダイビングキスをぶちかます!

しかし私の愛の勢いに負けたウルフちゃんは、勢い良く床に転がり気絶してしまう!
ちょっとちょっと!これからじゃないのよ!
本日のメインイベントは今から開始なのよ!
まぁいいか…勝手に喰べちゃえば。

私は慣れない手付きでウルフちゃんの服を脱がして行く…
それ程筋肉は付いてないが、細身でキュートなナイスボディー!
でもでも問題なのは、ウルフちゃんの息子さんなのよ!
子供の身体じゃ非力すぎて、パンツを脱がすのも一苦労…

やっとの思いで息子さんとご対面!
ニット帽を被った息子さんに挨拶したところで、疲労のピークに達しそのままウルフちゃんに被さる様に眠りについた。





気が付けば朝…
私はベッドで目を覚ました。
軽い頭痛と共に脱ぎ捨てたはずの服を纏い目が覚める…(でもノーパンです!)

苦労して脱がしたにも拘わらず、息子さんとご対面しただけで眠りについてしまった私…
何ってこったい!折角のチャンスを逃すなんて!!
でも私好みのニット帽プリンスを拝む事が出来たし、次のチャンスに期待しましょう!

部屋から出ると其処にはお父様とウルフ様が話してます。
「お父様、ウルフ様、おはようございますぅ」
「おはようマリー。昨晩はどうだったのかな?」
「やだぁ~お父様~!ちょっとだけ痛いですぅ」
いやぁ~…久々の飲酒だったんで、頭痛が辛いかな?
「がっつきやがってコノヤロー!少しは手加減しろよな!あはははは…」
おほほほほ…あんな可愛いニット帽を見ては、今後がっついてしまうに決まってますわ!
でも今は、久しぶりの二日酔いを早く覚ましたいわねぇ…


そう言えば、私パンツを何処で脱いだのかしら?
…確か、お父様が使っていた部屋だった様な…
私は直ぐ隣のお父様が使用していた部屋を開けてみる…
すると其処にはお母様とハツキ様がグッタリ寝ています!
全裸で体中に白濁な液体をこびり付け、大股おっ広げて!
相変わらずお父様のは激しいらしい…う~ん…凄い!
でも私のパンツは落ちてませんでした。
確かに此処で脱ぎ捨てたと思ったのだけど…


俯き神妙に思い悩むウルフ様を見ると、手には私のパンツが握られてますわ!
いや~ん!私の移り香がするセクシーおパンツを気に入ってしまったのね!
ウルフちゃんもやっぱり男の子ね…パニクって昨晩のチャンスを不意にしてしまったのを悔やんでるのかしら?
そうよねぇ~…例えロリコンじゃなくても、目の前で女の子が酔っ払い、犯せるチャンスを逃したんだもんねぇ…

よし!これはチャンスよ!
私はこのままウルフ様に対し、何時でもOKな女として迫れば、右手に飽きた狼さんは『ロリータボディーも味わっちゃお!』ってな感じになって、手近な洞窟を探検するに違いないわ!
そうと決まればガンガン行くわよ!
覚悟なさい、私の可愛いニット帽ちゃん!



私達は食堂に集まり、昨晩の食べ残しを朝食代わりに食してます。
ウルフ様に寄り添い、ちょっと大きさに難が残るが柔らかさはバッチリなオッパイを押し付け、食事を口へと運んであげます。

「……ねぇリュカ…私達…何があったの?」
其処にはお母様とハツキ様が、ゲロっとイキそうな表情でやって来ました。
見るからに二日酔いMAXですね…昨晩の記憶が無くなってます。
だらしないわねぇ…
私なんかちょっと頭痛がするくらいで、殆ど平気!
昨晩の甘く素敵な経験も、しっかり脳内HDに保存済みです!
「いやぁ…僕の口からは言えないなぁ…こんな大勢の前では…」
?…別に言えば良いのに…
『3P楽しんだんだよ』って…


「おぅ、おはようさん!……何だぁ、随分と暗いじゃないか!」
「声が大きい…」
う゛…でかい声出すな!
「何だぁ…二日酔いかぁ!情けないねぇ~…」
しょうがないだろ!
7年ぶりの飲酒だぞ…


女海賊はアルル様の正面に座り、真面目な表情で話し出した。
「アルル…昨日の話だけど………協力するには条件がある!」
「条件…ですか…?」
昨日の話し?…条件?…何だ?

「あぁ…と言ってもアンタにじゃない!カンダタに対してだ…」
じゃぁ何でアルル様に話すんだよ!?
「この冒険が終わり、世界が平和になったら…ア、アタイと…け、け、結婚してほしい!!」
何、この流れ?
昨晩行われていた酒盛りは、ねるとんパーティーだったの?

「ダ…ダメ…?やっぱりアタイじゃ…」
一向に返事をしないから不安そうになってるじゃん!
「そ、そうじゃねぇ…そう言うんじゃねぇーんだ!」
胸が小さいから興味ないって言うかな?流石に言わないか!

「俺は以前…ロマリアから逃げ出した時に、悪党から足を洗うと心に決めた…そんな時にお前から海賊に誘われ、答える事が出来なかった!かと言って『海賊を辞めて俺に付いて来い』とも言えない…お前には、お前を慕う手下が大勢居る…そいつ等まで路頭に迷わすわけにはいかない!………だからあの時は黙って姿を消したんだ………だが、お前の気持ちはよく分かった!だから俺からも条件を出す!」
「じょ、条件…?」
「あぁ…俺と結婚するのなら、海賊から足を洗う事だ!」
何だ…オッパイの事じゃないのか…

「海賊を…辞める…」
女海賊は何故悩んでるの?
好きだったら悩む必要無いじゃない!
「…どうした…やはり手下達の為に、海賊業を辞める訳にはいかないか?」

「頭ぁ~…俺達の事を気にする必要はねぇーですぜ!」
急に海賊(モブ)の一人が語り出す。
「俺等もそろそろ海賊から足を洗おうと考えてたんですよ!…なんせつい最近、海賊ってだけで俺等をボコボコにする親子が現れたもんで…もう嫌気が差したんでさぁ…」
当然よ!
悪党に人権はないんだからね!

「そうですわ!悪党に人権なんてありませんのよ!ね、お父様!」
「そうだね」
ほら、お父様はよく分かってらっしゃる!
「で、でも良いのかい…アンタ達、海賊辞めた後、食っていけるのかい!?」
「そ、それは………」
きっと大丈夫よ…野垂れ死んでも誰も悲しまないから!
心置きなく死ねば良いのよ!

「………こんなのはどうでしょう…」
お!?ウルフ様が何やら提案する様だ。
「俺達の旅が終わった後、俺達の船は海賊…イヤ違った、この人達に譲渡するのは………あの船を使って、海運業とかを行えば…」
また海賊を始めるんじゃないの?
ぶっ殺しちゃえば良いのよ!

「うん…良いんじゃない!旅が終われば、私達に船は不要ですもんね!」
ちっ!
此処で私が『死ねば良い』なんて言ったら、最低な女に見られちゃいますわ…
「素敵ですぅ!さすがウルフ様ぁ!!格好いいですぅ!」
うん。ナイスなアイデアを出したウルフ様に抱き付けたし、私の純真さもアピール出来たし、完璧な対応ですわね!
自分の強かさが怖いわぁ…


「カンダタ!アタイ…アタイ……っん!」
カンダタからの熱烈キッス!
良いなぁ…私もウルフ様にキスされたい!

「……その先は俺から言わせてもらう!…モニカ…俺と結婚してくれ!」
カンダタの言葉に海賊(モブ)達から歓声が沸き起こる…
うるさい…頭に響くだろが!
そんな『チーム二日酔い』を無視して、イチャイチャ・ブチュブチュする二人…

「…にしても、男の趣味が悪い女だ!」
うむ、同感!
やっぱりお父様とは気が合うわねぇ…
「あんだとこの野郎!ぶっ殺すぞコラ!!」
だから声デケェっての!頭に響く…

「あはははは!取り敢えずはおめでとうカンダタ。とっても手のかかりそうな奥さんだね!」
「旦那…ありがとう!でもまだ夫婦じゃねぇーよ!婚約しただけさ…結婚は世界が平和になってからさ!」
「気にする必要無いのに…僕なんかはプロポーズから2日後に結婚式を挙げたんだよ!周囲の人達が『お前は放っておくと浮気する!さっさと結婚しろ!』って言われてさ。…まぁ、あまり関係なかったけどね!」
あまり効果は無かったようね…
「笑い事じゃないだろ…それ!」
いやいや…笑い事でしょ!
笑うしかないじゃない…



 
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