新ヘタリア学園
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第千二百三十七話 自称じゃなかった
第千二百三十七話 自称じゃなかった
山縣さんの右腕と言われたのが桂太郎さんでした。
「いやあ、僕は然程じゃないであります」
「いえ、然程以上ですよ」
日本は桂さんに微笑んで答えました。
「どんなお仕事もやり遂げてくれますから」
「そうでありますか」
「はじめのお仕事でも」
これまで誰もしたことがない様なことでもです。
「しっかりやってくれますので」
「中々評価されないでありますが」
「見ている人は見ています」
これが日本の返事でした。
「私もそうです」
「日本さんがそう言ってくれるのなら頼もしいであります」
「左様ですか、ただ」
ここで日本はこうも言いました。
「萩一の色男というのは」
「駄目でありますか」
「実際もてていますからね」
「男性にでありますね」
「いえ、女性にも」
実はこの人もそうした人がいました、とはいっても伊藤さんみたいにネタになるレベルの女好きではありませんでした。
第千二百三十七話 完
2021・5・22
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