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新ヘタリア学園

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第千二百二十八話  本当に個性が違う

第千二百二十八話  本当に個性が違う
 伊藤さんは普通に街のお年寄りとお話したり将棋を見ると横から言ってきたりしていました。本当にざっくばらんな人でしたが。
 山縣さんについては。
「私はそうしたことはだ」
「されないですね」
「出て来たら怖がられそうだ」 
 ご自身で日本に言いました。
「私の場合はな」
「そうですか」
「そうしたことはしない」
 一切というのです。
「それは伊藤さんだな」
「実際そうされていますし」
「そうだ、それでだ」 
 だからだというのです。
「私は黙ってだ」
「槍を手にされますね」
「そして書を読み詩を詠む」
 伊藤さんもこのことは同じです。
「それだけだ」
「そうなのですね」
「私は私だ」
 このことは変わらないというのです、お二人の個性は完全に正反対でした。


第千二百二十八話   完


                 2021・5・17
 
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