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ダンジョン・バトルロワイヤル~超頭脳による世界救済最善ルート~

作者:txksr
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第一部
エピソード1
  第17話 【レベルアップ(レベル3)】 馬と鹿と鶏でできたキメラ的な何か。

運命の日から2週間が経過した。

(うん。 いい調子だ。
今の所は、
100万人いる魔王の中でも少なくとも上位100人には入っているだろう。)

比較的慎重な性格であるハルキがそう考えるほど、
彼の支配領域はうまくいっていた。

今ではむしろ高レベルの人類の方が多く侵入するようになり、
1階層では生存率80%、2階層では生存率50%…
平均して生存率60%になるように調整した。

CPも余ってきたので配下の数も増やし、装備もしっかり整えて戦闘訓練も行った。

そのおかげで、
ハルキはついに「ダークインダクション」なしでも
ダークエルフに勝てるようになった。

そして現在、人類はハルキの支配領域の入口付近に受付を設置し、
侵入する人類の管理を行っていた。

管理された内容はーーー

————————————————————————————————————————————

1.支配領域に挑む者は事前にレベルを申請し、受付表に記入。

2.期間後は受付に報告。 その際、宝箱の取得状況も報告すること。

3.支配領域内での行動はすべて、挑んだものの自己責任とする。

————————————————————————————————————————————

―――というものであった。

(レベルを申請しているから、
レベルが高ければ高いほど生存率が低いのはそのうちばれそうだな。

…ま、ばれたからといって宝箱から黒鉄シリーズが出る以上
高レベルの人類は減らないんだけどね。
それに50%でもまだまだ生存率は高い方だし。)

なお、上記の内容はご丁寧にネットにも掲載されていたのでわかったことだ。

ネットで調べたところ、
このようなしっかりと管理された支配領域は100にも満たなかった。
魔王の数が日本の総人口である8000万人の0.02%である1万6千人なので、
約0.6%の支配領域しかしっかりと管理されていないことになる。

ここまでハルキの支配領域が人気の理由はーーー
生存率が60%「も」あるからであった。

生存率60%―――10回挑めば4回は死ぬ、もしくは10人で挑めば4人は死ぬ。

ハルキの支配領域は前者だ。
しかしどちらにしろ、普通に考えればあり得ない確率である。
平常な世界であったなら、普通は挑まない。

チップ―――命が高すぎる。

しかし、今は平常な世界ではなかった。
命の値段が大暴落したーーーコワレタ世界であった。

ネットで調べれば生存率50%未満の支配領域が大半を占めており、
中には0%のところも存在した。

ハルキが生存率を70%から60%に下げた理由も、
自分の支配領域以外で石川県で最も生存率が高かったものが60%だったからだ。
因みに金沢市にも2つほど60%のところがあった。

また1階層では1週間に1回、
2階層では2日に1回の割合で宝箱から出る黒鉄シリーズの装備品が、
侵入者の射幸心を大きくあおった。
因みにもし外れても2回に1回の割合で鉄シリーズの装備品を仕込んだ。
なお、それ以外は木シリーズだ。

ある日黒鉄シリーズの武器を装備した人類が5人、
鉄シリーズの武器を装備した人類が7人、
さらに防具なども鉄シリーズで固めている上、
レベル7、8が合わせて11人とレベル9が1人
という過去最高の強敵が侵入してきたが、
前々から考えていた「高レベル人類殲滅用」の
支配領域に改造することによって無事全滅させた。

(強い装備を持つ人類を倒すとその装備は僕のものになる。
いやー、楽でいいわ。)

その後有力な人類が全滅したことで自分の支配領域に危機感を抱かせないよう、
いつも通り掲示板で複数のIDを使って「調子に乗って奥まで行き過ぎたんじゃね」
という風に話を誘導した。

そしてこの戦いで、ハルキはレベルが3にアップした。

また、さらにもうひとつ変化があった。

それはーーーゴブリンが進化した。

ハルキは配下もレベルアップするだろうと思ってはいたが、
自分のレベル上げを優先していたため無視していた。

しかし(指示を聞かず)人類にとどめを刺した1体のゴブリンが、
ゴブリンアーチャーへと進化したのだ。

強さの詳細は不明だが、ランクがEからDへと成長した。
ただ見た目は身長が5cmほど伸びて
カサカサだった肌がほんの少し改善された程度で、それほど変わっていない。

(配下もレベルアップするだけじゃなくて進化もするのか。
ゴブリンアーチャーになったのは弓を装備させていたからだろう。

…僕いつもとどめは刺しちゃ駄目って命令してるんだけどな。
まあいいか。 今回は配下も進化することがわかったし。

でも…弱い配下を進化させたところで
いずれもっと強い配下が作れるようになるからメリットは薄い。
かといって最強の配下が作れるようになるまで待つのは
時間がかかりすぎるから駄目だ。

…そう考えると、しっかり育てるのは最低でもランクCの魔物からかな。
すぐにランクBの魔物を作れるようになるならそれからでいいんだけど、
【創造】をランクBにするのに必要なBPがわからないから何とも言えない。

まあたとえ育てるにしても
最優先は僕のレベル上げってところは変わらないから、今はまだいいかな。)

配下の進化に関する考察が終わったので、
レベルアップを確認しようと
スマホの【世界救済プロジェクト】のアイコンをタッチする。
すると、画面には見慣れぬ文章が表示されていた。

『レベルが3になりました。 進化する種族を選択してください。』

(【知識】の情報通りだな。)

ハルキは『進化』と書かれた文字をタッチする。

『進化…レベルを超えた魔王は別種族へと進化できる。
    進化した種族によって眷属が異なる。
    多くの種族は進化するために条件を満たす必要がある。』

(おお、『眷属』が出てきたぞ。 ということはようやく外に出られるのか。)

ハルキはスマホを操作して次へと進む。

『下記の種族からなりたい種族を選択してください。

魔王(人種)
魔王(鬼種)
魔王(魔族種)
魔王(エルフ種)
魔王(ドワーフ種)
魔王(スライム種)
魔王(獣種)
魔王(妖精種)
魔王(吸血種)
魔王(龍種)
魔王(堕天種)』

鬼種、エルフ種、吸血種、龍種、堕天種はグレーアウトしていて選べない。

(選択肢は全部で11種類。 一度選んだら変えられないだろう。
しかも戻るためのボタンもないから、このままじゃCPも使えない。

進化というぐらいだから進化先に応じて何らかの能力が伸びるだろう。
ついでに自分と同じ種族とは会話が成立するかもしれない。

あと多分『眷属』は、自分と同じ種族の配下のことだろう。
なので、できるだけ有能そうな種族を選ぶ必要がある。
他の魔王を配下にしても【創造】はできない可能性があるから、
ここで選んだ種族で最後まで戦わなければならないかもしれないしな。

そしてもし第三進化以降があったとしても、
この進化によって選択肢が変わるだろう。
進化直後はそこまで強さは変わらないだろうが、
いずれ進化先が勝敗を分けるときがくる。

となれば、これは『魔王になってから最も重要な選択』ということになる。
時間を今まで以上にかかけていいから、とにかく慎重に決めよう。
多少CPが無駄になってもかまわない。
…『保留』にできたらもっとゆっくり決められたのに。

まずは進化条件と進化後に得られる能力の予想を立てよう。
並び順とか僕が選べるかどうかがヒントになりそうだな。
あとは、『ものすごく難しい条件はあっても無理な条件はない』
ということから逆算して考えるとかか。

…それにしても、本当に
『進化があって、さらに進化には条件があって、
しかもその条件は進化するときに教えてくれなくて、
かつ進化条件を知らないと達成するのが困難』に当てはまるとは。
すごい偶然だな。)
 
 

 
後書き
※「」…ハルキ(主人公)、『』…txksr(作者)

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「そいうやさ、前回のIDの下りでふと思ったんだけど、
一つtxksrが全く触れなかった言葉遊びがあるよね?」

『…え? そんなのあったっけ?』

「『好きなラノベのジャンルは?』ってやつ。」

『…ああああああ! 忘れてた!』

「あ、あれ忘れてたんだね。」

『そ、そのときに言ってよ!』

「いや、わざと触れなかったのかと思って。
あと忘れてたとしたら後で教えてあげようかと。」

『なんで後なんだよ! ひどいよ! うがー!』

「どうどう。」

『…前から思ってたけど、君は僕を何だと思ってるんだ!』

「馬と鹿と鶏でできたキメラ的な何か。」

『…』

「そういや『どうどう』って牛にも使うし、ついでに牛も追加した方がいいか。」

『…しなくていいよ!』

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「面白かった」・「続きが気になる」という方は、
高評価とお気に入り登録をしてくれると嬉しいです。

また、エッセイも投稿しております。
こちらはひとカケラの面白さもないですが、
知っていればいつかあなたの役に立つことが書けたと思うので
よかったら読んでみてください。

「【健康大全】 エッセンスver.」と
「【何かを上達させたいときにまず最初に知っておくべきこと】」
の2つは特におすすめです。

…あと、作者は豆腐メンタルなので叩かないでください。

いや、ほんとマジで。
 
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